大井川の風

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漢字の国 北京五輪

2008-08-06 22:38:11 | お仕事の時間
まもなく北京でオリンピックが開催されます。
漢字の国「中国」では、開催される種目もすべて漢字で表記します。
さて上の競技、中国で使っている簡体字(省略した漢字)ですが、みなさんはいくつわかりますか?(ヒント=すべて球技です)

■青色■ 左から、水球・排球(バレーボール)・籠球(バスケットボール)です。これは日本、中国、そして韓国ともに同じ表記です。

■緑色■ 道具が競技名になったもの。
左から、バトミントン、野球、ソフトボールです。ソフトボールの左の文字は「塁(ベース)」の簡体字です。
下の緑色、最初の「棍」の字はステッキのような棒を表します。曲がっているステッキなので、ホッケーです。次は「網」の簡体字、「網球」といえばテニスになります。

■黄色■ 競技で使う体の部分から。
「足球」はサッカー、「手球」はハンドボール。

■赤色■ 文字は発音から。
「兵」の下の「、」が右左ありませんが、これで「ピンポン」と発音します。ですから「卓球」のことです。

極めつけは、この3競技。上の段の「沙灘」は砂浜のこと、それに「排球」なのでビーチバレー、次のいかにもきれいな競技名は「シンクロ」、後ろの「遊泳」を「滑冰」に変えるとフィギュアスケートになります。
下の段「鉄人三項」はもちろんトライアスロン、水泳・自転車・マラソンで「三項」とは恐れ入りました。

仕事で中国語のパンフレットを作ることもありますが、こうして競技名を並べてみると、あらためて漢字というのは奥が深いと思いました。8日の北京五輪開会式の入場行進は、国名の最初の漢字(中国の簡体字)の画数順に行われるとのこと。日本の「日」は4画、この感覚は漢字圏以外の選手にはわからないでしょうが、たまにはABCではなく、こういう順番もお国柄でよいのではないかと思います。

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