先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

東芝がやっとWDと和解

2017年12月14日 00時12分43秒 | 日記

いささか遅すぎる和解! 両社とも、東芝メモリーを立ち上げられるというが、すでに売却することは確定してその内容も、いかのとおりで、当面、WDを含めた東芝陣営が5-0%の議決権を持つというから、当面は日本の半導体技術が消滅するということはなくなりそう。

東芝メモリーの売却額は2兆円。

 日米韓連合の出資額は東芝が3505億円、光学機器大手HOYAが270億円、ベインが2120億円。議決権比率は東芝が40.2%、HOYAが9.9%の計50.1%を保有して日本勢が議決権の過半を握り、残る49.9%はベインが持つ。このほか、韓国半導体大手SKハイニックス▽アップルなど米IT大手4社▽取引銀行-が議決権のない優先株や転換社債を引き受けたり、融資したりして資金を拠出する。

 東芝メモリと同業のSKは買収時に議決権を持たず、取得できる議決権も10年間は15%以下に制限。官民ファンドの産業革新機構と日本政策投資銀行は東芝と米ウエスタンデジタルの訴訟解決後に参加する。

 しかしながら、東芝の経営ミスのため、サムソンが世界的な半導体メモリーのメーカーになっており、追いつくことはおろか振り切られてしまう恐れもある。

  首位のサムスン電子は今夏、1兆円超の新規投資を打ち出し、最先端メモリーに必要な高性能設備を相次ぎ発注した。2017年7~9月のサムスンのシェアは39%。1年前から2ポイント上昇した。一方、東芝は約3ポイント減の16.8%。WDもシェアを減らした。

東芝の経営者は、罪作りな人物が多い。ウエスチングハウスの買収だけでなく、日本〒の社長会長になりあがった元東芝社長が日本〒のオーストラリアの物流会社を買収させて、4千億の損失を出させたといのも有名な話。同じ重電でも日立は勝って防衛機器納入で不正を行ったことがあるがおおむね堅実な経営であるし、三菱電機もほかの三菱重工などは経営失態があるのに堅実である。家電でもパナソニック屋ソニーも堅実な経営をしている。

今までの経営哲学を持った現経営陣が経営を続けるとまた同じ失態を起こすように思われるから、現経営陣は退陣し、東芝は小さな企業体に分解したほうが今後のにほんいやくたつように思う。

 

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