先端技術とその周辺

ITなどの先端技術サーベイとそれを支える諸問題について思う事をつづっています。

富士通とNECの格差:技術志向の終焉

2016年07月21日 20時33分03秒 | 日記

10年以上も前は、NECは通信分野や情報処理分野では、富士通を凌いでいたが、今や、富士通がはるかにNECを凌いでいる。この理由は何かと考えたり、情報を探したりして、得心が行った。役員の構成に端緒に現れていた。NECは、社外取締役に大手企業の会長ばかりを配置、また役員・執行も生粋の技術屋が多い。対する富士通は社外取締役は、宇宙飛行士、元外交官、専修大学女性教授などを配置。役員・執行は、やはり技術屋が多いが、営業やサポートを重視している様に思われる。この当りの差異が業績の違いをもたらしたものと思う。技術は重要であるが、市場が要求しないすばらしい技術を開発しても意味が無いのは、日本の家電メーカーの苦悩を思えば納得できる。
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