たまには個人的な話を。
ここに書くのは初めてだと思うのだが、
1年前からアマチュアオーケストラでヴァイオリンを弾いている。
去る8月末には、3回目の演奏会に乗り、しかも、
大人になって始めたド下手ヴァイオリンの私が、
「勉強になるから」とトップサイドに座らせていただいたのであった。
私はもういい大人だし、そもそもフリーライターの仕事は、
書いたものを気に入っていただいたり褒めていただいたりすることはあっても、
集団の中で、継続して能力を見てもらい、やや無理めなところまで引き上げてもらうことは基本的にない。
趣味とはいえ、チャンスを与えてもらったのが嬉しくて、
奮起して練習すれば上達するかなあと考え、やらせていただいた。
とはいえ、いざ練習を始めて見れば、当たり前ながら弾けないことだらけ。
しょんぼりもしたし、頭の中では弾けてるのに…と歯がゆい思いも。
最後まで納得の行く演奏からはほど遠かったけれど、
怖れていたような惨事にはならず(多分)、個人的に思い出深い演奏会に。
で、秋からは、なおざりにしてきてしまった基礎をもう少し強化しようと、
実家でカイザーの練習曲36曲が1冊になったオンボロ楽譜をゲット。
恐らく祖母や母、叔母、弟らも使ったもの。
他に2巻、3巻もあったが、何故か1巻は見つからなかった。
楽譜は財産。崩壊寸前だが大事に使おうと思う。