鳥インフルエンザ

2017-07-15 09:54:01 | 日記
ヒトのインフルエンザウイルスとは別のA型インフルエンザウイルスによる鳥類の感染症。水鳥類はこのウイルスを持っている場合が多いが、通常は、感染しても症状を示さないか、または、弱い病原性である。一方、感染した鳥が死亡したり、神経症状(首曲がり、元気消失等)、呼吸器症状、消化器症状(下痢、食欲減退等)等の症状を発症したりと、特に強い病原性を示すものを「高病原性鳥インフルエンザ」と言い、1878年にイタリアで初めて確認された。ただし、日本の国内法(家畜伝染病予防法、農林水産省所管)では、病原性の強弱にに関わらず、鶏、七面鳥、うずら等の家禽がH5型またはH7型の鳥インフルエンザウイルスに感染した場合を高病原性鳥インフルエンザとしている。これらのウイルスは弱病原性タイプから強病原性タイプへ変異するおそれがあり、弱い病原性を持つと思われるウイルスが発見された場合であっても、強い病原性を持つタイプに準じた防疫措置を講ずる必要があるとされるため。
人への感染については、体内に大量のウイルスが入ってしまった場合に、ごく希にかかることが知られており、これまで香港、オランダ、ベトナム、タイでの事例があるが、日常生活で鳥インフルエンザに感染する可能性は極めて低く、また、人から人への感染が確認された例もない。しかし、ウイルスは変異しやすく、人に感染するタイプに変異する可能性もあるため十分な注意が必要とされている。なお、鶏肉や鶏卵を摂取することによる人への感染の報告はない。
近年、世界各国から鳥インフルエンザウイルスの蔓延が報告されるなど世界的な問題となっている。日本でも、2004年に山口県の養鶏場のニワトリから強い病原性を示す鳥インフルエンザウイルスが確認されたのに続き、京都府等でニワトリや野生のカラスから確認され、その侵入経路や蔓延防止対策を巡って大きな社会問題となったが、大規模な蔓延は免れた。2005年にも茨城県の養鶏場のニワトリから弱い病原性を持つ鳥インフルエンザウイルスが確認されたため、直ちに蔓延防止策が講じらるとともに、その侵入経路の解明が行われている。
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