LED照明

2017-05-17 15:11:30 | 日記
 発光ダイオード(LED)を使用した照明器具。1990年代に青色発光ダイオードが開発されたことで、1996年に一般照明用LEDが実用化された。
 白熱灯や蛍光灯に較べて高価格ながら、長寿命で電力消費も低いため、省エネルギーを目的に導入促進がされ、自治体等による購入補助なども実施されている。また、事業者によって店舗や工場等の照明をLED照明に切り換えて消費電力の低減につなげる事例も多い。従来の照明具に較べて配光制御にすぐれ、光の利用効率が高められるのが特長。点滅や調光も容易で、LED照明の普及によって照明分野における省エネルギーは加速度的に進むことが期待されている。
 なお、LEDは照明器具以外にも、信号機や駅等における発光掲示板、パソコンの表示画面への活用など用途を広げている。

水俣病

2017-05-17 15:05:07 | 日記
1956年に熊本県水俣湾周辺の住民に発生が報告された、手足の感覚障害、運動失調、求心性視野狭窄などを主症状とする中毒性の中枢神経系疾患。
 チッソ水俣工場のアセトアルデヒド製造工程で使っていた無機水銀の触媒から生じた微量のメチル水銀が工業排水として水俣湾に排出され、生物濃縮を経て魚介類中にメチル水銀が蓄積し、それを大量に食べることによって発生した公害病である。
 メチル水銀中毒の母親から胎盤を経由してメチル水銀が胎児へ移行し、言語知能発育障害、嚥下障害、運動機能障害を示す子供もみられた。これを先天性水俣病という。
 公害健康被害補償法の認定患者はこれまでに2,265人(2002年2月末現在の累計)に及ぶ。また、1964年ごろから新潟県阿賀野川下流域でも同様の症状を示す患者が発生し、第2水俣病または新潟水俣病と呼ばれている。

ドリン剤

2017-05-17 14:59:58 | 日記
殺虫剤であるアルドリン、ディルドリンおよびエンドリンの農薬製剤をさす。
アルドリンおよびディルドリンは「農薬取締法」の土壌残留性農薬に、またエンドリンは農作物残留性農薬および水質汚濁性農薬に指定(1971年)されているが、いずれも農薬登録は失効している。
3物質とも「化学物質の審査及び製造等の規制に関する法律」の第一種特定化学物質に指定され、製造・輸入が禁止されている。これら3物質は、環境ホルモンとしての疑いが指摘されており、POPs条約の規制対象物質にも指定されている。