子宮内膜症

2017-02-17 16:06:27 | 日記
本来なら子宮内部のみにある子宮内膜組織が、それ以外の場所(子宮の筋肉層、卵管、卵巣、直腸上の腹膜など)にできる場合をいう。
子宮内膜は妊娠中以外は一定のリズムで、月経として増殖と剥離を繰り返す。しかし、子宮腔以外にできた異所性子宮膜も、卵巣ホルモンの周期的な分泌を受けて、周期的に変化し、月経時にはその部分から出血してくる。こうした月経として本来は体外に出るはずの古い血液や子宮内膜の組織細胞が卵巣や腸など子宮以外の器官へ流れていき、炎症や周囲の臓器との癒着を起こしたり、激しい痛みを発生させる。つまり、子宮内膜症は、月経として外に出るはずの古い血液や組織細胞が、行き場所を失って体の中に滞ってしまった状態ともいえる。現在、子宮内膜症は不妊症の原因の一つとして注目されている。
子宮内膜症の発生原因としてはいくつかの説があるが、ダイオキシンなどの環境ホルモンが体内で擬似エストロゲンとして働き発症するという説も出されている。

アスベスト

2017-02-17 16:04:51 | 日記
 石綿(アスベスト)は、蛇紋岩や角閃岩が繊維状に変形した鉱物で、耐熱性、耐薬品性などの特性に優れ、建設資材(断熱材や防火材)、電気製品、自動車、家庭用品などに広く使用されたが、空気中に飛散した繊維を長期間吸入すると肺がんや中皮種になることがわかり、2006年9月から、シール材など5製品を除き原則禁止。しかし、その後2011年度を目処に全廃することになった。
 クリソタイル:蛇紋石系アスベストの一種で、その形状が、中空間の繊維状であり、柔軟で曲線を描くもの。白石綿ともいう。アスベスト需要のほとんどを占めていた。2004年10月に使用禁止。
 クロシドライト:角閃岩系アスベストの一種。青石綿ともいう。最も毒性が強く、1995年から使用も製造も禁止された。
 アモサイト:角閃岩系アスベストの一種。茶石綿ともいう。1995年から使用も製造も禁止された。

ファイバーリサイクル

2017-02-17 16:03:18 | 日記
繊維製品リサイクル。古着・古布などの繊維品だけの回収に限定した地域ごとのシステムを構築する試みが、1991年以来、神奈川県で行われている。1992年には、市民と専門業者の協力によってファイバーリサイクル・ネットワークが正式に発足した。
ネットワークを構成する地区連絡会には、地域の主要な市民団体が参加し、地域ごとに回収拠点と回収日を定め、専門業者が効率よく集荷して廻れる仕組を作ろうとするもの。40~50世帯で1拠点をつくり、1回の配車で2トン(20拠点)の集荷が出来ることを目安とする。古着回収に対する市民の意識を高め、県内全域でのネットワークづくりを進めることが目標である。