ペットボトル再生繊維

2017-01-06 15:33:47 | 日記

ペットボトルをリサイクルしてできた化学繊維。
ペットボトルは、ポリエチレンテレフタレート(PET)でできており、清涼飲料容器や調味料容器などに使われている。ポリエチレンテレフタレートは、ポリエステル繊維の原料でもある。
容器包装リサイクル法でメーカーにリサイクルが義務付けられているペットボトルは、市町村が分別回収したりスーパーなどが店頭で回収して集められる。回収されたペットボトルは、破砕して溶かし、シートやポリエステル繊維などに再生される。ペットボトル再生繊維は、企業の制服などに採用されつつある。

レアアース

2017-01-06 15:32:29 | 日記
 「レアアース」とは、「希土類元素」の酸化物や塩化物のことで、元素の周期律表の第III族に属し、原子番号『21』のスカンジウム、『39』のイットリウム及び『57』ランタンから『71』ルテチウムまでのランタノイド15種を含む17種類の元素の総称である。発見当初(18世紀末)それまでの土類・鉱石に比べ希少であったので「希土類」と名づけられたといわれている。これらの元素は単体として分離することが難しく、混合物(ミッシュメタル)として利用されることが多く、全体を「レアメタル」の1種として分類している。
 世界全体での埋蔵は、中国やアメリカ、オーストラリア、ブラジル、インドなどに偏在しており、いわゆる貴金属ほど希少ではないが、採掘や精錬に伴なう放射性物質(トリウム)の扱いなど環境対策が重要であり、生産がコスト高になることから、中国の寡占化が進んだとされている。
 2010年9月、中国(埋蔵量は世界の約30%、生産量は90%超)が、輸出停止するという事態を受けて世界的に関心を呼んだ用語である。
 「レアアース」は、ネオジム磁石のような超強力磁性体がハイブリッドや電気自動車のモーターに使用され、セリウムやサマリウムのように自動車の排出ガス浄化用触媒として使用されるなどハイテク製品に欠かせない物となっている。

フミン質

2017-01-06 15:30:44 | 日記
 フミン質は腐食質ともいい、植物の枯死体が微生物によって分解物された分子量数百から数十万の高分子有機物。褐色のフミン酸、フルボ酸等が含まれる。フミン酸の多くは水道の一般的な浄水処理で除去できるが、フルボ酸は除去できない。水道水の浄水過程で消毒のために添加された塩素がフミン質と化学反応し、有害なトリハロメタンを生成するとされる。