エアロゾル

2016-07-06 15:33:19 | 日記
固体または液体の微粒子が、気体中に比較的安定して浮遊し存在している状態をエアロゾルという。
大気中のエアロゾルには、海水の飛沫からなる海塩粒子や土壌粒子のような自然起源のものから、石炭燃焼で生じるフライアッシュなどの人為起源の一次粒子がある。さらに、SO2が硫酸となって水と結合したもの、硫酸や硝酸がアンモニアと反応したもの、炭化水素が大気中で酸化されて酸になったもの(光化学エアロゾル)など、大気中で生成される二次粒子と呼ばれるものもある。
エアロゾルは視程の障害だけではなく、特に微粒子はガス状の大気汚染物質と共存すことで健康に悪影響を及ぼす。また、オゾン層の破壊、酸性雨の原因物質となるなど、地球表層の環境にも影響をおよぼす。さらに、大量のエアロゾルは太陽光を反射して地表面に到達する光量を減らすため、気候変動にも大きな影響を与えるといわれる。


耐空証明

2016-07-06 15:30:53 | 日記
航空法に基づき、航空機の安全性について国土交通大臣が証明する制度で、航空機はこの証明を受けないと飛行できないことになっている。
国土交通大臣は、航空機の設計、製造過程及び現状について検査して、当該航空機が、安全性を確保するための強度・構造・性能に係る基準、騒音の基準及び発動機からの排出物の基準に適合しているかどうかを判断することになる。
なお、従来実施されていた「騒音基準適合証明」は、1997年の航空法の改正により廃止され、耐空証明制度に統合一元化された。

慢性気管支炎

2016-07-06 15:29:27 | 日記
 特別な病巣のない状態で慢性、または持続性のせきを伴う痰が少なくとも3カ月間ほとんど毎日、2年以上続く気管支の病気。
 加齢、体質、既往病などにより気道粘膜の防御機構が低下する内的要因と、喫煙、大気汚染、粉じんの吸入などの外的要因とが絡み合い発症する。特に高齢者の男性に多い。
 冬季を中心に発症するが、症状が進行すると、1年中痰を伴うせきがでる。細菌に感染して粘膜がただれると血痰が出ることがあり、さらに症状が進行すると滞留する痰のために息切れしやすくなる。公害健康被害補償法(1973)で大気系の公害病の認定要件の一つとされている。