治水専用の穴あきダム

2014-06-15 08:18:43 | 日記
ダムの堤体下部に設けた穴により洪水を自然調節方式で調節する治水専用ダム。平常時は、堤体に開けた穴から水が流れて、水の流れを遮ることがないが、洪水時には、一定流量以上の流水を流さないため(穴の大きさで流量が限定される)水が貯まり洪水調節が行われる。
 水を貯留しないため、水道用水や農業用水としてなどの利水には使えないが、ダム湖ができないため、ダム建設による環境影響を軽減するためのダム形式として注目されている。
 熊本県白川に建設されている立野ダムは、ダム湖が出現すると阿蘇国立公園内の北向山原生林を水没させるため治水専用の穴あきダム形式を採用し重大な影響を回避した

世界自然遺産に登録された

2014-06-15 08:18:01 | 日記
世界自然遺産に登録された(1993)屋久島における自然環境保全の拠点施設として環境省が鹿児島県屋久町安房に開設(1996)。国立公園及び原生自然環境保全地域(世界遺産登録地域に含まれる)の保全・管理、大学等の研究機関との協力による調査・研究事業及び屋久島の優れた自然環境の展示・解説、地域社会と連携による自然観察会の実施等の普及啓発活動事業を実施。


1993年に世界遺産

2014-06-15 08:17:18 | 日記
スギは日本固有種とされ、現在、天然林は津軽半島から屋久島にかけて点在する。特に屋久島の標高500m付近から山頂にかけて自生するスギを屋久杉と呼ぶ(地元では樹齢1,000年以上をヤクスギ、それ以下をコスギと呼ぶ)。屋久島特有の厳しい自然条件下でゆっくりと生長するため、材質が緻密で樹脂分が多く、腐りにくい。このため、樹木の寿命が長いといわれる。確認される最大のものは縄文杉と呼ばれ、樹高約25m、胸高周囲約16m、樹齢は2千年とも7千年ともいわれる。
江戸時代から伐採は行われていたが、明治から大正にかけて国有林とされた後、急に伐採量が増加した。現在、屋久杉の伐採は禁止され、工芸品の材料にはかつて伐採したスギの切り株である土埋木が利用されている。屋久島はスギのすぐれた生育地であること、原生状態の照葉樹林が残されていること、植物相の多様性が高いことなどが評価されて、1993年に世界遺産に登録された