Plaza de Montes~報告書~

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ミュージカル報告・その49:劇団四季アイーダ

2010-01-31 10:33:40 | ミュージカル報告

【DATA】
2010年1月30日 @電通四季劇場[海](S席:1階席8列17番/8,800円)
音楽:  振付:  ストーリー:
珠玉の一曲:どうしたらいい(?OBC版の「A Step Too Far」)
購入グッズ:オリジナルドリンク「アイーダ」(カシス+ヨーグルト)@450円
公式サイト:http://www.shiki.gr.jp/applause/aida/
キャスト:樋口麻美@アイーダ、光川愛@アムネリス、阿久津陽一郎@ラダメス、他

【COMMENTS】
劇団四季の「劇団口調」や古臭いセリフ回しが嫌いでずっと四季は苦手だと言いつつ、また見てきてしまいました

ブロードウェイ版のオリジナルキャストがRENTのオリジナルキャストのロジャー役アダム・パスカルだったので、すぐにOBC(オリジナル・ブロードウェイ・キャスト)版CDを購入して、エルトン・ジョン作曲の素晴らしい音楽とアダム(+アイーダ役のヘザー・ヘッドリー)の迫力ある歌声に魅了され、いつか生で見てみたいと思っていたら劇団四季が日本語版を手掛けてしまい、そうなると絶対オリジナルブロードウェイ版は来ないので、じゃあ四季版を見てみようかと思い、四季版がようやく東京にやってきたので見に行くことになりました。

で、見てみた率直な感想は・・・思ったよりもよかったです 口調やセリフには相変わらず違和感を覚えましたが(まあこれは個人的好みの問題なので。。。)、音楽の素晴らしさは健在で、ステージセットや衣装も豪華で見ごたえたっぷりでした。そして何よりストーリーが素晴らしすぎました 大まかなあらすじは把握していましたが、こんなに素晴らしい純愛物語だったとは・・・いや~感動しました っていうかアムネリスかわいそう

では、詳しいレビューに参ります。まずは冒頭。Every Story Is a Love Story(ここからは曲名は原題で表記します)。拙い英語力ながら、歌詞の内容から、どうも時代設定は現代らしいことは理解していましたが、実際の設定は博物館のエジプト展で、展示物の一つのアムネリスが歌いだすというものでした。中心の物体は、この時点では何だかわからず。

アムネリス役の光川愛さんは、歌声はきれいでしたがOBCのシェリー・レネ・スコットの歌唱力にはかないませんでしたね。。。高音が出しきれずにすぐにファルセットになっていて、迫力がイマイチでした。

しかしそれを言うなら他のキャストも同じこと。特にアイーダ役は、OBCのヘザー・ヘッドリーがものすごい歌唱力で、高音もバリバリ出していて、四季のキャストにはファルセットでさえ出すのも難しかったのか、結構重要なシーンであるDance of the Robesでは、アイーダが最後に「It's enough!」高音で叫ぶところでは、音程を下げていてちょっとガッカリ。。。

アダムも結構高音バリバリロックシンガーなので、ラダメス役も所々で迫力が欠けました。ただ、阿久津陽一郎さんは、見た目の濃さ(笑)とか、ちょっと張り上げた感じの声質がアダムと似ていて、RENTでがっかりさせられた数々のロジャー役キャストたちに比べたらなかなか好印象でした。もっとロックを歌えるようになったらロジャーやってもらいたいくらいでした でも・・・終演後に同行者が購入したパンフレットを見たら、意外とオジサンだったのでその考えは改めました

歌声で一番OBCに似ていたのはラダメスパパ@ゾーザー役の飯野おさみさんでした。しかも、結構お年を召しているのにダンスの切れ味が抜群ですごかったです

第一幕で他に目に付いたのは、アムネリスのMy Strongest Suit。英語の歌詞だけではイマイチどんなシーンか想像付きませんでしたが、頭の弱い王女様のナルシストソングでした(笑) 次から次へと豪華絢爛な衣装を身にまとった女性が現れ、さながらファッションショーを見ているかのようで華やかでよかったです。でもこの曲もシェリーが高音でパワフルすぎるので光川さんのファルセットだらけの歌い方では迫力がイマイチでした。。。My Strongest Suitは日本語では「私の切り札」とされていましたが、これはなかなかよく考え付いたなと感心しました ちなみに一番すごいと思ったのは、背景のプールの絵柄に合わせてずっとプールに腰掛けてるように見せて宙づりっぽくされている女性でした(笑)

第二幕の一番最初が、OBC版CDで私が一番好きなA Step Too Far。アムネリス、ラダメス、アイーダの輪唱&三重唱で、とても素敵なメロディです セットは三角関係とひっかけているのか、ピラミッドを模した三角錐のライトのバックに無数の星が散りばめられて、なかなか壮大でした。OBC版CDのブックレットを見ると、これはブロードウェイ版でも同じ演出のようです。

さて、物語は核心に。真実の愛に目覚めたラダメスとアイーダが、ヌビアの民を逃がすために犠牲になって(逃げ損なって)エジプト兵につかまり、エジプトの民を裏切った罪にふさわしい刑ということで生き埋めにされてしまいます。そこでアムネリスは、2人の愛を認めつつ、女王としても毅然とした決断を取り、せめてもの情けで2人を一緒に生き埋めにして、お墓にも一緒に入れてあげろと情けをかけます。自分は小さいころから(幼馴染だった)愛したラダメスも、ラダメスの父ゾーザーに毒を盛られて余命いくばくもない父も失って一人ぼっちになるというのに、初めて自分で考えて下した決断が、自分にとって不幸なものであっても、愛する男性(ラダメス)と自分のことをよく理解してくれた友人(アイーダ)にとってできうる限り最善なものになるという、まあなんともいたたまれない結末でございました

最後にEvery Story Is a Love Storyのリプライズで終わるわけですが、場面は冒頭とまったく同じ。 展示物のアムネリスが歌いだすのですが、中心に展示されていたわけのわからなかった物体は、実はアイーダとラダメスのお墓(石室)でした。その前で、100回(?そんなセリフがあったので)生まれ変わったアイーダとラダメスが運命的な出会いを果たすわけですが・・・この2人はそれでよかったんです。ようやく出会えてよかったね、と。でも、アムネリスの展示物が、2人の処刑のときに着ていたアムネリスの衣装だったことを考えると、アイーダとラダメスはお墓から解き放たれて生まれ変わって一緒になれたのに、アムネリスの魂はまだ彼女の衣装にとどまったまま・・・と思うとちょっとかわいそうになりました

ということで、ストーリーも音楽も素晴らしく、私の苦手な四季の舞台でもとても感動したので、やっぱりブロードウェイ版がとても見たくなりました(でももうクローズしたみたいなので不可能ですね)。

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