花遊び 山遊び

花を愛し、山を恋し、日々自然と遊ぶ。遊んだ事を記憶だけにとどめず、ブログとして記す。
発信元  流れ星☆彡

メジロホオズキなど

2011-12-18 | 山野草
山野草
■室戸にて2■
 高知市内のラッシュを避けるために幹線道を外して室戸へむかったので割合早くお弁当を買う安芸にはつきました。途中信号にかかったとき(高知空港周辺)、見たことないきれいな鳥が車から見えました。大急ぎでカメラを取出し車内から撮影。
      
タゲリだそうです。朝一番にきれいなものが見られたので気分が良く、心躍らせて目的地の室戸岬の先のとある土地へむかったのです。行き着いたらなんとそこでは一株もなくなっていました。キク科ハマグルマ属3種をまとめてみようと車を走らせたのですが最初につまずいてしまったのです…しかしあと2種は見られ他におまけも見てこられたのですよ。
 今日はそのおまけの植物「メジロホオズキ」です。今年ホオズキ類をまとめてみていこうと考えていました。前回室戸から帰ったあとに先輩方に尋ねるとなんとその室戸にあるというではないですか!あれ悔しいと思って寄ったわけです。場所をあらかたきいてあったので時間もあることだし、今が旬の時期だし、わくわくしつつ行きました。車を降りて少しだけ行くとありました!魅力的な赤い実。なによりも良いのが蕚。長いまつ毛のようです。
     

     

     

           
メジロホオズキ(ナス科・ナス属)海近くの林縁に生育する多年草。茎は分枝して上部は直立、高さ60~90cm、軟毛がやや密に生え、ときに茎下部は木質化して灰褐色となる。今まで見たイガホオズキ・ヤマホオズキなどとは違いこれは「木」!だと思えました。
葉は卵形または狭卵形で先は短くとがり、基部は円いかくさび形で、長さ0.5~3cmの葉柄があります。鋸歯はなく、両面にやや密に軟毛が生える。葉身は長さ3~6cm、幅1.5~3.5cm。
夏~秋に葉腋に1~3個の花をつける。花柄は長さ5~10mm、萼とともに淡黄褐色の長毛が密に生える。萼は深く10裂し、裂片は広線形。この蕚が赤い実の周りで目立つのです。
花冠は白色、皿形で径1cm。葯は長楕円形。液果は球形で径7~10mm、熟すと赤色になるとのこと。

本種は栽培種のナスと同様、いや地を起こすようで、長期間にわたって同じ場所で生育することはない。位置をずらしながら生育するといいます。
名称のメジロは果実の先に「時」に白点を持つことから起こったという説と、果実が落果した後の萼の様子がメジロの眼に似ているとの2説がある。白点はめったにないそうなので後者の説がいいようですね。
分布:本州(南部)、四国、九州、沖縄 ・ 中国、マレーシア、ニューギニア、ハワイなど。
花期は6~10月というので前回来た時によっていれば花が見られたのに・・と少々悔いがのこりました。でも、魅力的な赤い実に会えたので大満足です。

見ていると近所の方がきて「採らないでください」とよって来て言いました・・・茶花に好まれ盗掘され減少しているとのこと。
こちらの立場を説明しわかっていただけましたが貴重な植物を盗掘する人が後を絶たないのは残念なことですね。

     
ヤブツバキ
     
センリョウ
     
あるいた山道ではヤブツバキもセンリョウもありやはりこの地は暖かいのだなと実感したのです。
コメント (3)
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