被災地支援プロジェクトチームEn

東北の中長期的な復興を目的としたボランティア任意団体です。活動のご報告をしていきます。

【学習サポート】2017年度第2回:防災の本質について考えたこと・その1

2017-10-04 09:24:55 | 日記
防災の本質とは何か。私はEnという活動を経て、それを次のように考える。「歴史から震災を学び、それに対して備えるために日ごろから行動をしていくことである」と。そして、備えることの意味とは、有事の際に自分の命と生活を守っていくことをいう。

―減災と過去から震災を学ぶということー
地震と震災は、区別されないことも多い。テレビや新聞、ラジオ番組等のマスメディアでも、これらをきちんと使い分けているところは少ない。しかし両者は全くの別物である。地震とは岩盤がずれるという自然現象を指すのであり、震災とは地震によって引き起こされる経済的・社会的な現象のことを言う。例えば、東北地方太平洋沖地震という自然現象によってもたらされた経済的・社会的現象が、東日本大震災である。
日本では、地震が発生すると震災が起きてしまうことが多い。しかし、地震の発生に人は無力であるとしても、震災を少なくするということはできる。そして地震が同じ地域で周期的に繰り返されるものであることを踏まえれば、減災のために過去から学ぶことが重要となる。
 平成28年4月、九州地方で大きな地震が起こった。熊本地震である。震度7以上の揺れが2回も発生したことにより、建物の多くは崩壊した。49人もの犠牲者が発生し、そのうち37人が圧迫や窒息を原因に亡くなった。そして、崩壊した住宅は昭和56年よりも前に建てられたものが大半であった。人々はこの地震から、住宅の耐震化と家具の固定という教訓を学ぶことになる。
 しかし、日本人は阪神・淡路大震災において全く同様の教訓を学んでいるはずであった。阪神・淡路大震災は平成7年1月に兵庫県南部を襲った大震災である。高速道路や建物が次々と崩壊し、また揺れ動く家具は凶器となって人々を襲った。ここから、地震を生き残るには、耐震基準の見直しと家具の固定が重要となってくるということを人々は学んでいたはずなのである。
実際、この阪神・淡路大震災を経験していたある人は、熊本地震が発生した際、日々の備えによって暮らしやすい生活を送ることができていたと、取材に応じている。彼は断水しトイレが使えない状況下においても、ふろの残り湯を取っておくという知恵により、トイレが使えたという。この備えにより、彼は衛生面に困ることはなかった。
ここから、震災というものを知っていること、そして備えていることが、有事の際にどれほど意義があるものとなるかがわかる。
                                                (なっちゃん・その2に続く)

 
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