Enの学習会に参加した中学生のなかには、様々な事情を抱えた子がいます。そんな彼らは、自分の未来に向き合うために、学習会に参加してくれました。その中で、彼らに必要とされる未来を拓く力とはどのようなものなのでしょうか。
未来を拓く力とは、成功体験から得ることができる「自信」だと思います。「自信」は前向きに何かに挑戦していこうという力の源泉になると思うからです。
今回、Enの学習会に参加した中学生たちは、勉強していく中で「できる」という感覚をなかなか得ることができずにいた子たちなのではないかなと思いました。そのような状況の中で、学習会に参加することで、解けなかった問題が解けたり、わからなかった学習内容がわかるようになったりと少しずつ成功体験を積み重ね、自信を深めていったのではないかと思います。
私が担当した中学生に、学習会に継続して参加した感想を聞いてみたところ、「問題が解けたときに勉強が楽しいと感じました。一人でやると解けない問題もEnで教えてもらうことで、できるようになったのがよかった」と言ってくれたのも印象的でした。
今年度の活動に継続して参加していたEnのスタッフたちが、「最初のころに比べて、中学生の勉強に向き合う姿勢が変わっていた」と話していたのも、中学生が少しずつ自信をつけて、前向きに取り組めるようになった証拠なのではないかと考えています。
受験勉強をしていく中で、中学生たちが得られた「できる」という感覚は、今後の人生にも生きてくるのではないでしょうか。中学生たちには、これからも成功体験を積み重ね、自信を持つことで、前向きに挑戦していく人生を送ってほしいと願っています。今日は中学生たちの後期試験の日。これまで積み上げてきた自信を糧にして本番に臨み、これをきっと次の自信へとつなげてくれると思います。
(あっきー)