ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

外国人との書道交流2017-6月

2017年06月09日 | 日記

6月9日(金)、5時限目に、標記のイベントを書道教室で実施しました。徳島の駅前や中心商店街の花壇のお世話をしに来られている、世界各地からの外国人ボランティアの皆さんです。ボランティアビザで来られている方が多いので、3ヶ月毎にメンバーは交代します。この事業は数年前から徳島市が実施している「まちなか花ロードプロジェクト」に「びざん大学」という市民団体が協力して、東京のボランティア団体NICEと協定を結んで招聘しているものです。有志の徳島市民が住宅や食事を提供しています。日本人と外国人の共同作業のお陰で現在の徳島駅周辺は、常にその季節ごとの花で美しく彩られ、徳島市民の国際感覚も高まっています。普段がんばってくれている外国人ボランティアさんたちへのご褒美の異文化体験として、依頼に応えて提供しているもので、過去に2回実施しています。材料費などは私の研究費から負担しています。まちなか花ロードプロジェクト、びざん大学、NICEについては下記をご覧ください。

http://www.city.tokushima.tokushima.jp/kurashi/koutsu/mizutomidori_top/mizutomidori_fes.html

http://bizandaigaku.net/

http://www.nice1.gr.jp/

参加した本学の学生は、1年生の伊熊麗奈、衞藤隼斗、木原和奏、櫻田真彩、橘みなみ、山本茉奈の6名です。5名の外国人のお客様が来る予定でしたが、3名が少し遅れて、トルコ人のブシュラさん、フランス系カナダ人のシャノンさんの2名の女性の指導を先に始めました。基本を少し勉強した後、好きな言葉を言ってもらい、日本語に訳してそれを学生が手本を書いています。「星」と「茸」です。国際文化学科の平先生も参加して、時々通訳を手伝って下さいました。

遅れていた3名の男性が到着して合流しました。マカオのジャックさん、日系アメリカ人のリッキーさん、メキシコ人のルイスさんです。最初、帽子をかぶったまましていたので、帽子は脱いでもらいましたが、ルイスさんからは理由を聞かれましたので、日本の文化だと答えました。

最初はらせんを書いて、筆を釣り上げて書く感じを覚えてもらいます。途中で、経営情報学部の萩原先生もいらして、ルイスさんの通訳を手伝ってくれました。萩原先生はメキシコへの留学経験があって、スペイン語ができます。とても助かりました。

時々、日本の学生が手を取ってスピードや力のかけ方を教えました。

だんだん慣れてきたところで、色紙にも書き落款も入れます。印は四国大学の印です。自分の好きな単語を言ってもらって日本語に訳し、手本は学生が書いています。メキシコ人のルイスさんは、Sentir・・・「感性」というような内容を書きたかったようですが、2文字は難しいので、「感」の1字にして色紙とうちわに書きました。衞藤くんが指導し、面白いバランスの作品になりました。ルイスさんは音楽を学んでいる人らしく、芸術的な感性はとびぬけて良いと感じました。メキシコは、初太郎の漂流事件の研究をして以来、私が注目している国の一つです。

フランス系カナダ人のシャノンさんは、目の模様のたくさんついたデザインのTシャツを着ていたので、うちわには「瞳」と書きました。木原さんと山本さんが指導しました。

半紙のほかに、色紙・うちわに作品を作り、参加者全員の寄せ書きも作りました。今回は、英文の名言のプリントも作成して、余裕のある方には英語作品も作っていただきました。最後に全員で記念写真を撮りました。ブシュラさんは、マザー・テレサの言葉を、オスマン帝国時代に開発されたアラビア文字の「オスマン書道」作品を制作されました。英文では「Peace begins with a smile.」ですが、これをアラビア文字と、トルコ語「Barış, bir gülücükle bir başlar.」と翻訳して書いています。アラビア文字は右から左に書いています。ブシュラさんはトルコでオスマン書道を習った経験があるそうです。マザー・テレサはオスマン帝国の支配下にあったマケドニア生まれのルーマニア人です。オスマン帝国、マザー・テレサ、オスマン書道は下記をご覧ください。

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%AA%E3%82%B9%E3%83%9E%E3%83%B3%E5%B8%9D%E5%9B%BD

https://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%83%9E%E3%82%B6%E3%83%BC%E3%83%BB%E3%83%86%E3%83%AC%E3%82%B5

https://jp.123rf.com/photo_10874965_stock-photo.html

約1時間半でしたが、充実した学習になりました。学生にとっても良い経験になりましたが、言葉が通じないところが多かったので、だいぶ疲れたようです。英語の学習の重要性も実感していました。お疲れ様でした。寄せ書き作品は、両国本町商店街のレストラン、ウッドアイビスに展示されます。

実際にこのような体験を積むと、学生の視野は大きく広がります。近年は徳島県内の書塾でも、外国人に書道を教えておられる先生が何人か出てきていると聞いています。インバウンドの増加に伴って、書道の指導者を目指す学生には、このような国際交流体験が不可欠になってきました。

 

 

 

 

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