ぱたぱた仙鳩ブログ

徳島から書道文化を発信します。

梅とふれあう書道展 搬出

2017年04月01日 | 日記

4月1日(土)、標記の展覧会が昨日で終わりました。今日の午後に、美波町日和佐図書・資料館まで搬出に行きました。

この日は、学生のお手伝いはいなかったのですが、館長さまと、南部地区コーディネーターの久米さんがお手伝いしてくださり、30分ほどで終わりました。展覧会は、搬入には時間がかかりますが、搬出は短時間で終わります。

帰りに、港から日和佐城が見えました。

観光用に後で作った天主閣だそうですが、海の上の城はなかなかきれいでした。

この後、勝浦町の「風の駅さかもと」に寄って、その後の展覧の様子を確認してから帰りました。先般、宇良君が桜の板に書いた作品が、既に喫茶コーナーの壁に飾られていました。家の部材ととても相性がよく、インテリアの一部として、とても馴染んでいました。言葉は、鴻本さんが考えたものです。鴻本さんは作詞家ですので、言葉のセンスが良いです。また、宇良君の作品の構成も楽しいです。

10日ほど前には、沖縄から宇良君のご両親もここを訪問されて、見て喜んでいただいたとのことでした。鴻本さんから、その時の御様子をうかがいました。

また、この日はここにちょうどご家族で遊びにきておられた、川邉博正さんと知り合いました。以前、海部高校で美術講師をされていたそうで、現在は海部郡牟岐町にアトリエを開いて、切り絵作家をされています。作品集をいただきました。以前に東京で個展をされた時のものだそうです。切り絵に絵具で着色されていて、とても上品な作品です。

作品集を見ているうちに、以前、群馬県の榛名高校で書道を教えておられた渡邊先生を思い出しました。長野県で高校教員をしていた頃に、全国教育研究集会に参加した時に、何度かお会いしました。切り書の書道作品を生徒に作らせていて、私も色紙作品を頂きました。もう亡くなられましたが、とても元気で熱心な先生でした。

この世の中には様々な美しいものがあふれています。人生は長いようで、思ったよりも短いものです。様々なジャンルの多くの美しいものを見て、その美しさに少しでも近い書道作品を作ることができればうれしいです。「美」の概念というのはジャンルを越えているものだと考えています。