現代アート道楽の日々。

首都圏の展覧会の感想など。しばしば遠征。【不定期更新】

大巻伸嗣×3

2005-09-03 | アート感想@関東
今日は都内で展覧会巡り。なかでも大巻伸嗣が参加している3つの展覧会が良かった。1971年生まれとまだ若いのに、都内3箇所で同時に展覧会とはスゴい。

art-life vol.4 大巻伸嗣/國府理 展「PARADISE TIME」
スパイラルガーデン ギャラリー(南青山)

ギャラリー奥の吹き抜けの中央に、半透明の布で覆われた平べったい円筒形の空間があって、これが大巻の《Flotage》。スリッパに履き替えて中に入ると、無数の白線が鏡の床を埋め尽くしていた。床のあちこちには、イギリスやニュージーランドなど、実際の島の形が白く描かれていて、島の周囲を等高線のように白線が幾重にも囲む。この白線は修正液で描かれたもので、これだけの量の線を一本ずつ手で描いたかと思うと気が遠くなりそう。白線の間から鏡に映った私の姿を垣間見るのも、面白い感覚だった。

國府理はヨットの帆のついた自動車や、プロペラのついた自転車・ヘルメットなどを展示。帆のついた自動車が海辺を走る映像は、観ていて気持ちがいい。

9月8日まで、会期中無休。

大巻伸嗣個展東京画廊(銀座)

ギャラリーに入ると、鏡の壁で手前と奥に仕切ってあった。この鏡の壁《Crystallized Dimension》には、いくつか丸い穴が開いていて、そこから奥の光がもれてくる。手前はちょっと暗くなっているので、もれてくる光と鏡に写った私の姿とのコントラストが際立っていた。

奥の部屋ではドローイングや立体作品を展示。壁全体の大きさの修正液によるドローイング《ECHO−Crystallization》は、目録を見ると50センチ四方の作品の集合体だった。もちろん1点ずつの販売なので、このように一体として展示されるのは最後かもしれないと思うと感慨深い。

9月9日まで、日・祝休廊。

大巻伸嗣 ECHOES−INFINITY−資生堂ギャラリー(銀座)

先日行ったばかりだけど、再訪。ワークショップの最中だったので、その様子を見学。参加者の大多数は若い女性だったけど、少数派の男性は幅広い年齢層。やたら手馴れた方がいると思ったら、その人が作家本人だった。

花の形に穴をあけた透明な板をフェルトの床に置き、色とりどりの顔料の粉末をかけ、刷毛で整えると色鮮やかな花が蘇る。多くの観客に踏まれて原型をとどめなくなってきた花畑だったけど、こうして再生の瞬間を見ているだけで楽しい気分になってきた。

9月25日まで、月曜休廊。
キーワード
ニュージーランド 1971年生
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4 コメント

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はじめまして。 (sayaka)
2005-09-09 03:31:56
はじめまして。

いつも楽しくブログを読ませてもらっています。pizzさんの8月28日の「大巻伸嗣 ECHOES−INFINITY−」の記事を読んで資生堂ギャラリーに行きたいなぁと思っていたところ、大巻氏の個展が3展も同時に開催していることを知り・・・。とても素敵ですよね!

TBさせて頂きました。

これからもどうぞ宜しくお願いします。
sayakaさんへ (pizz)
2005-09-10 07:38:35
はじめまして。

コメント&TBありがとうございました。



3展それぞれ違う魅力があって、巡って楽しい展覧会でしたね。

作品自体は平面なんですが、空間の使い方がとても素敵でした。



でも、もう3展のうち2展は終わってしまったんですね。早いものです。

Unknown (高橋あずみ)
2008-08-04 15:39:52
東京で展覧会やるときは、是非見に行かせてもらいます。
高橋あずみさんへ (pizz)
2008-08-04 22:28:02
この秋でしたら、横浜トリエンナーレ2008とカフェ・イン・水戸2008(水戸芸術館)ですよ。
是非どうぞ!

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