ウィトゲンシュタイン的日々

日常生活での出来事、登山・本などについての雑感。

仏教彫刻探訪 唐招提寺

2017-04-18 12:16:21 | 仏教彫刻探訪

4月12日(水)、14時9分発の奈良・西の京・斑鳩回遊ラインを利用して唐招提寺に向かう。
途中、バスの車内から郡山城跡の見事なサクラを眺めてうっとりしたり
薬師寺の駐車場に居並ぶ観光バスの多さに驚いたりしながら、な出来事が。

なんと、バス停名が「大職冠」
近くに大職冠鎌足神社もあるそうな。
バスに揺られること約45分。
バスに乗っていたほとんどの客は薬師寺で降りて、唐招提寺東口バス停で降りたのはぴすけ一人。

ああ、唐招提寺の雰囲気、好きなんだよな~
と、拝観受付をしたら、パンフレットのほかにもう1枚、チラシを渡された。
読むと、「唐招提寺スマートガイド」と銘打ち
スマートフォンでQRコードを読み取り、フリーWi-Fiを利用して
『「音声解説」と「秘蔵映像」による初めての拝観体験』ができるらしい。
昨年行った園城寺の三井文化財収蔵庫でのタブレット端末を利用した解説が良かったので
早速挑戦してみたのだが、これがあまりよろしくないのだ
まず、イヤホンを持っていないと音声が聞けない(聞けるが、音を出すわけにはいかないよな)。
消音にして映像だけを見ようとするが、どの場所の解説があるのかも判然としないので
適切な映像を探すのにとても手間取る
光線の加減によってはスマートフォンの画面が全く見えなくなるし
映像を探すために立ち止まったり、映像と実物を見比べながらうろうろする…
って、これじゃまるでポケモンGOをしているのと変わらないじゃないか
これ、博物館で貸し出される音声ガイドじゃ駄目なのかね。
過去の再現映像を見せたければ、講堂の一角でDVDを見せるなどすれば良いのでは?
文明の利器をうまく使いこなせない自分に腹も立ってくる。
ああ、バカバカしい。
やめたやめた。

ということで、ぴすけはスマートガイドを早々にやめて、「実物の今」に集中。

中興忌梵網会(うちわまき会式)では、ここ鼓楼の上から宝扇が撒かれる。
うちわまきの5月19日は、ものすごい人出だそうだ。
 
境内のサクラは多くないものの、多くないからこそハッとする景色に出合えたりする。


唐招提寺といえば鑑真抜きでは考えられない。
まずは鑑真廟を訪れ、鑑真が数々の苦難を乗り越えて来日したことに感謝する。

鑑真廟前の道は、歩くだけで清々しい心持になる。
新宝蔵で、数々の仏像や孝謙天皇の勅額、金堂の鴟尾を観る。

そしてこの日いちばん会いたかった方、鑑真和上に会いに開山堂へ。
こちらの鑑真和上像は、年間数日しか開扉されない国宝の鑑真和上像に代わり
毎日参拝できるよう御身代わり像として再現されたのだが
そのお姿たるや、まるで鑑真が生きてそこにいるようなのだ。
鑑真さん、日本に来てくれて、ありがとう
ゲゲッ
またしても涙が、涙が出ちゃったよ~
ぴすけって、こんなに涙もろくはなかったはずなのだが、こりゃ年かな

最後に、唐招提寺でおそらく一番静かな場所である戒壇を訪れる。

戒壇の東側では、ツツジが色鮮やかに咲いていた。

金堂の屋根に載る平成の鴟尾。
新宝蔵で見た天平(奈良時代)の鴟尾と元亨(鎌倉時代)の鴟尾を思い浮かべる。
これだけの大建築を造り上げた、当時の建築技術って、すごいな

唐招提寺をゆっくり拝観し、再び唐招提寺東口バス停へ。
バス停で一緒になったご夫婦とバスが来るまで楽しくお話しする。
ご夫婦によれば、午前中に行った東大寺は、修学旅行生でいっぱいだったとか
これは参った。
よくよく考えねば、法隆寺の二の舞になること間違いなしである。
バスでJR奈良駅に戻り、ご夫婦とお互いの旅の無事を述べつつ別れた。
午後からは吐き気と頭痛からも解放され、けっこう歩いたのにうそみたいに余裕がある
この時まだ17時5分。
佐保川に、行ってみようか

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