旅々、すいません。その17 ~二人が見つけたもの~

2009-03-03 20:53:18 | 日記
竹原「うおー!!」
DD「ぐおー!!」
鳥取砂丘の、この世のものとは思えぬ広大な光景に雄叫びをあげた二人。

DD「ぐおー!!」
DD、砂丘を縦断し海に出ようと走り出した。
竹原「うおー!!」
竹原、DDを追いかけて走り出した。

すり鉢状になっている砂丘の壁をまずは駆け降りた。雨のためだろうか、窪みの中心には水がたまっていた。それを避けて走った。

二人の目の前に、地面に対してほぼ垂直に、空まで届かんばかりの高さ、地平のごとき横幅の巨大な砂の壁が立ちはだかった。

竹原「一番急なところを登ろうぜ。」
DD「うん。」

砂の壁に飛び掛かった二人。四つん這いになって砂の壁を攀じ登った。始めは勢いがあったが、しだいに湿った砂に足を取られ、悪戦苦闘。

竹原「もうだめだ。。。」
DD「竹ちゃん大丈夫?」

悪戦苦闘。

竹原「大丈夫!これを登り切れば俺達は。」
DD「何かをみつけられるかもしんない!」


・・・・。
・・・・。
・・・・。
・・・・。


DD「ぐおー!!」
先に壁を登り切ったDD、その眺めに再び吠えた。
竹原「うそ!?すごい!?やばい!?あともうちょい・・・・・うおー!!」
少し遅れて登り切った竹原、やはり吠えた。


薄く雲のかかった紫色の空の下、群青色の海がどこまでも広がっていた。波がザザンザザンと小気味良い音と共に寄せては返していた。その無限の波達を抱き寄せるかのように優しい曲線を描いて、砂丘がどこまでも続いていた。“幻想的”ではなく、幻想そのものだった。

竹原「すげー!」
DD「すげー!」
竹原「全てがチャラになる景色だね!」
DD「ふりだしに戻ったね!」
竹原「あ、それだ!ふりだしに戻っただ!!」

鳥取砂丘の最高峰に立ち、二人がみつけたものは、“ふりだしに戻る”だった。


また一から走り始めよう。




(ギリッギリ日没に間に合いました!すごかったー!少々ガキくさいですが、こんな調子で過ごしました。あえて写真はなしで。)
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旅々、すいません。 その16~雪降り積もる峠を夏タイヤで越える危険性と砂丘につく頃には日が暮れ...

2009-03-03 17:33:53 | 日記
高速道路を降り、国道29号線へ。雪降る峠を夏タイヤで無事乗り切り、道の駅、若桜で記念撮影。記念撮影は鳥取砂丘に到達してからにしようと思っていたのだが、思っていたより時間が掛かってしまい、砂丘に着く頃には日が暮れているであろうということで早めの一枚としておいた。

それにしてもしかし、山々の美しさよ。雪を被って、チョコレートケーキのよう。滝もあった。川もあった。
予想通り漆黒の砂丘に出くわそうとも後悔はないだろう。それくらい素晴らしい景色だった。

捕まってへこんでいたDDが元気になってきた。

さあ砂丘まであとちょい!
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旅々、すいません。 特別付録~連れていかれるDD~

2009-03-03 15:40:13 | 日記
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旅々、すいません。その15~遠くなる鳥取、追い越したことなど知る由もなく~

2009-03-03 15:35:54 | 日記
ぼくもちょっぴり運転させてもらいつつドライブは続く。雪、みぞれに見舞われ、なかなかにこわかった。

再びDDが運転手に。
DDとゆっくり話すのも久しぶりだ。アホトーク、真面目トーク、あんなことこんなこと。とても楽しい時間に夢中になり、それを追い越したことなど知る由もなかった。
“交通違反です、止まりなさい”
パトランプ。覆面。スピード違反。7キロオーバー。


DDがパトカーの中に連行されていく様を写メった。取り調べ中に彼へ送信してあげた。


「えっへへへ。」
笑いながらDDが帰ってきた。
「えっへへ。」
ぼくも笑って迎えた。

鳥取は遠くなったが、益々楽しい車内だ。

雪だそうで。情報ありがとう。
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旅々、すいません。その14 ~意味はない、理由はない、ただ、鳥取~

2009-03-03 12:29:27 | 日記
DDと合流。
四国に行ってお遍路を回ろうと思って、アナムさんに車で回ってどれだけかかるかを聞いたら2週間はかかると。
それは無理だなというわけで、鳥取へ向かっている。意味はない。理由はない。
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旅々、すいません。 その13 ~寝過ごして岐阜折り返し、そして、すみ吉のきしめんとスーパー銭湯で...

2009-03-03 10:29:57 | 日記
時々、ぐごっ、とかなって隣のご婦人を驚かせてしまった。最近いびきをかく。ガッチリ乗り過ごして終点岐阜。まだ寝たかったのでそのまま寝ていたら見事に折り返してくれ、無事名古屋着。

我が生命線、おにぎりとゆでたまごが尽きたこともあるが、いやしかし、まだ残っていたとしても絶対に行ったであろう、名古屋駅ホームにあるきしめん屋、すみ吉にてきしめんを食べた。

間違いなくナンバーワンだ。他の店を食べ歩く気も起きない。もうここがナンバーワンでいい。と自分的に固く決め付けることができる店だ。

食った。うまかった。大満足した。

グルメ欲を満たした後は入欲、入浴、風呂だ。ぶっちゃけ、頭が無茶苦茶に痒い。こいつをどうにかしようと今池のスーパー銭湯を目指しつつこれを書いている。


名古屋の友人、DDと連絡をとった。今日は四ツ輪による移動も視野内の東山線車内より。
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旅々、すいません。その12~地下道からの出撃、おいちゃん、早朝の名古屋討論会~

2009-03-03 06:35:29 | 日記
遡って昨晩、午前2時くらい。

浜松駅前地下道は円形の広場のようになっている。その内側のぐるりの一部が交番になっており、そのまた別の一部には3、4人のおいちゃんが毛布や寝袋にくるまって寝ていた。ぼくは円のほぼ中心に陣取り、寝袋を座布団にしつつビールを飲み、3月とはいえまだ寒いなーなんて思いながらぼちぼち横たわろうとしていた。
と、使用禁止時間内のはずのトイレから白髪まじりの角刈りのおっちゃん(仮に、角田さん)が出てきた。そして、ぼくに近付いて来た。というよりは角田さんが何となく歩いて行った先にぼくがいたという感じだったろうか。
角田さんがクリンとした目をぼくに向けてきた。いい人そうだった。が、何年も前、終電を逃し、西武新宿駅への入口の階段で寝ていたら、“そこは俺の場所だ!”とおっちゃんに怒られたことを思い出し、公共の場でこんなことを言うのもおかしな話だと思いつつも、
「今晩だけここに寝かせてもらっていいですか?」
と許可を乞うた。
「え?あー、うん。」
いいよ。と言いかけたところで、角田さんは、
「荷物まとめてついておいで。あっちの方がまだましだ。」
と言ってきた。
なんかおもろそうだったから荷物をまとめて角田さんについていった。
「どこに行くの?」
「明日は名古屋に。」
「目的は?」
「特にないっす。」
「目的がなきゃだめだよ。」
「そーすかね。」
そんな会話をしつつ、徒歩30秒ほど。

そこにはもうひとつ、やはり円形の広場があり、3人のおいちゃんがやはり毛布や布団をかぶって寝ていた。
3人の内、二人はイビキをかいて熟睡していた。もう一人のおいちゃん(仮に、丸田さん)も横たわっていたが、角田さんとぼくの足音を察知するや、サッと上体を起こした。
「ここにしな。」
角田さんに指差されたところに寝袋を敷き、くるまった。かなり厚着をしていたのでなかなかに暖かかった。また、最初にいた広場には屋根がなかったが、この広場には屋根があった。“あっちの方がまだましだ。”はこれを意味していたのだろう。

以降、角田さんは丸田さんと雑談を交わし続けていた。二人共、ぼくにはあまり話し掛けてこなかった。もう寝ようと目を閉じた。
角田さんと丸田さんの低く、落ち着いた声、口調は、AMラジオを思わせ、なんだか妙にリラックスできた。知らないうちに寝ていた。

5時半くらいに目が覚めた。ちょっと寒かったからもう動き出そうと荷物をまとめた。
「まだ最初の電車まで時間あるよ。」
角田さんがむっくり上体を起こしながら言ってきた。
「おはよーございます!」
丸田さんが必要性ありやなしやの元気な声を掛けてきた。
「ええ。でもまあもう行きます。お世話になりました。ありがとうございました。」
「いーよ、そんなことは。」
角田さんが首をゆるゆる振った。
「名古屋だったらさ、城だよ。観光。名古屋城。」
丸田さんが名古屋城を推してきた。
「動物園だよ。なんとか動物園。」
角田さんはなんとか動物園を推してきた。
「でもさ、名古屋行っても仕事ないよ。」
丸田さんが言った。
「一概に言っちゃいけないよ。営業とかさ。まだ若いから。」
角田さんが営業の仕事を推してきた。
「あー、あとコンビニとかか。」
丸田さんはコンビニの店員を推してきた。
しばし、そんな調子の会話が続いた。

“どこに行くの?”
“明日は名古屋に。”
“目的は?”
“特にないっす。”
“目的がなきゃだめだよ。”
“そーすかね。”
観光でも仕事でもなく。特に目的もなく。ただ祭囃子のする方へ。おもろそうな方へ。
「それじゃあまた!」
円形広場を後にし、朝飯にラストおにぎりとラストゆでたまごを食べ、改札を抜けた。



角田さん、丸田さん、楽しく暖かい夜をありがとうございました。円形広場は真夜中にも関わらず祭囃子がガンガンに鳴り響いていましたぜ。


岐阜行きの電車内より。空が明るくなってきた。
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旅々、すいません。 その11 ~路上仁義、警察官大集合~

2009-03-03 01:02:53 | 日記
一時間半くらいだろうか。浜松駅前で路上ライブをした。練習をかねて、オリジナルを中心にやった(簡単な機材で収録もしたので、更新されましたら、ソロライブ音源配信ブログ、“公開!!公開スパーリング!!”に遊びに行ってみてくださいね。)。


途中、サラリーマンが100円玉を投げてくれた。また、近くで路上商売をしていた旅人二人の内一人がポストカードを3枚買ってくれた。また、二人はあれこれアドバイスをくれたり、路上スポット情報を教えてくれた。

しばし話し込んで、再び歌いだしたら何やらおまわりさんが駅前に殺到し始めた。何ごとだろうとびびりながら小声で歌った。
おまわりさんがこちらにやってきた。路上ライブを咎められるのかなと思いきや、そうではなく、酔っ払い同士のケンカがあったと。情報をくれと。
何も知りませんと答えると、「ありがとう、ごめんね!」と爽やかに去っていった。
浜松駅前は警察官、警備員がうろついていて、でも、路上ライブが黙認されているような雰囲気もあって好きだ。

旅人が宿に帰って行った。
ぼくはもうちょいポストカードを売ってみようと思う。カバーをやってみよう。


皆さん、今日はコメントたくさんありがとう!おやすみなさい!




ではまた!
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