旅々、すいません。 その10 ~浜松着。まず酒。そんで歌だ~

2009-03-02 22:49:24 | 日記
割と早い時間に浜松に着くことができた。
まず酒。そんで歌だ。
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旅々、すいません。 その9 ~あんときの俺だけど覚えてるかい?ほら、朝の。~

2009-03-02 20:57:48 | 日記
身延線は見事富士山の麓、西側の半周を走りきり、はてさていきなり海沿い、富士に着いた。
暗くて何も見えなかったけれど、朝方、遥か東京からそのヘッドをゲットしてはしゃいだ富士山の真横を走ったと考えると、なんだか妙な感慨があった。あんときの俺だけど覚えてるかい?ほら、朝の。そんな気持ちになった。やっぱり日本一の山。でかいのだなぁと。


東海道本線に逃げ込んだ、なんて言い方はある種、失礼なのかもしれないけれど、街の明かりにほっとせずにはいられなかった。山の中よりは気温も高いような気がしないでもない。
浜松行きの普通列車に乗り込んだ。少しでも土地勘がある街の方が少しは落ち着いて夜を過ごしやすい。ような気がしないでもないからだ。

散々お世話になった鉄道旅行地図帳関東2も、そろそろ収録エリアを外れる。何だか心細くも思うが、この本のお陰で随分旅が豊かになったと思う。酒の席で仲間を相手に、とってつけたような鉄道ウンチクを披露するのかもしれない。
なんにしても、助かりました。


夜眠れる保障はないぞとあたたかい身延線内で眠ったから随分頭がすっきりした。でもまた寝よう。
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旅々、すいません。 その8 ~カラス達が森に帰り、辺りはサバイバルのかほり~

2009-03-02 18:30:11 | 日記
甲府から中央線でもうちょい下って茅野に行くと、そこにはそこで山下清放浪美術館というのがあるらしい。もちろん視野には入れていた。しかし、また次回として、甲府から身延線というのに乗りたく思っていたので乗った。

それは予定通りの行程ではあったが、失敗だったと思う。寄り道に寄り道を重ねたため、時刻が深くなり過ぎた。臨機応変に、中央線でどこか街に出ればよかった。

ちょっとうとうとしているうちに身延線はずんずん山の合間に歩を進めていた。あたりはすっかり暗くなっていた。
“冬の旅”で経験した、雪降る長野県は天竜峡付近の道の駅で凍死寸前に陥りながらもかろうじて明かしたあの夜の、悪夢のような思い出が頭をよぎる。


鰍沢口に着いた。乗り継いで、ひとまずは終点、富士まで行こうと思う。

群青色の空を横切って、カラスの群れが森へと帰っていく。辺りはサバイバルのかほりが満ちてきた。
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旅々、すいません。その7 ~感動し過ぎて逆に帰りたくも思った俺~

2009-03-02 17:20:36 | 日記
昇仙峡の眺めのあまりの美しさに軽くKOされ気味だった部分もあったけれど、いや、それを差し引いても素晴らしい内容の美術館だった。まるで夢の中に踏み入れたかのような感覚に飲み込まれそうになってしまった藤城清治影絵展。フレーズも添えられつつ、クスッとなってしまうほど味のあるタッチで人間がより人間らしく描かれていた内海桂子どどいつ絵画展。ふんわりとした色彩、キュートなタッチの絵、文章で戦争で傷ついた子供達が一生懸命未来に向かって歩み出している様子、そして戦争の悲しみ、哀しみが描かれ、書かれていた東ちずる『マリアンナとパルーシャ』チャリティ原画展。などなど。
どの方のどの展示も素晴らしかった。感動で今度は完全にノックアウトされ、なんだか妙に涙ぐんだり、あるいはこうしちゃいられんと奮い立ったりなんかして、逆に帰りたく思ったりもした。
それらをじっくり眺めてから、最後にとっておいた山下清展をこれまたじっくり眺めた。大好きな『長岡の花火』もあった。資料もたくさんあった。清画伯は昇仙峡が大好きだったらしい。何回も遊びに来ていたらしい。昇仙峡の絵もあった。
筆舌しがたい絶景を横目に、あの山道をふらふら登っていったのだろうか。ふと足を止め、昇仙峡の美しさに見とれたのだろうか、絵にしたのだろうか。とかなんとか考えるとやっぱりまた泣けてきた。会いに来てよかったなーと思った。



売店のおばちゃんとしばし展示作品についてあれこれ語り合った。お茶をごちそうになり、それではそろそろ、と、山下清ポストカードセットを購入し、影絵の森美術館を後にした。
バスの都合でゆっくりできなかったのが残念だけれど、素晴らしい時間をありがとうございました、また来ます。


甲府駅に帰ってきた。
夕日を浴びて武田信玄像の右半分がオレンジ色に染まっていた。もうあのおばちゃんはいなかった。ホッとしたような残念なような。
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旅々、すいません。 その6 ~昇仙峡、凄まじいばかり~

2009-03-02 16:35:18 | 日記
どうにもこうにも言葉で表現することができない、言葉が入り込む余地がないような、凄まじいばかりの絶景たる昇仙峡。を沿いつつバスで山道をグネグネと登りに登り(写真は下りのときのものです、すいません。しかもへたっぴですいません。)、とうとう目的地、影絵の森美術館に着いた。 (続く)

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旅々、すいません。 その5 ~武田の信玄とおばちゃんの進言~

2009-03-02 15:18:02 | 日記
昇仙峡行きのバスを待つ間、写真の武田信玄の像がある広場でタムロした。

ベンチでは3人のおいちゃん達が白昼堂々、ワンカップをガンガンにあおっていた。うーんこの感じ、落ち着くなー。。と思いながら、灰皿の横に腰掛け、持参してきたおにぎりとゆでたまごを食べた。

食後の一服をしていると、細身の、正直、怪しげなおばちゃんが人差し指を立てながら近付いてきて、
「いっぷぉんいいですか?」
と蚊よりもか細い声で言ってきた。そしてぼくの真横に座った。
今なんつった?一分いいですか?何かの勧誘?一本いいですか?一本。。。あ、タバコか。
ようやく理解し、タバコを一本渡し、火をつけてあげた。
「ありがとう。。。」
おばちゃんは猛スピードでうまそうにスパスパやりだした。

な、なんだこりゃー。。と若干困惑しつつ、ただ黙って二人で並んでタバコを吸った。空が青かった。


ぼちぼちバスの時間が近付いてきた。
もう一本吸っていこうとタバコをくわえ、火をつけた。おばちゃんはただ黙って正面を見つめていた。
「もう一本いかがですか?」
なんとなくおばちゃんにタバコを差し出すと、「え?いいですか?ありがとう。」と表情を明るくした。そしてまたタバコを猛スピードでスパスパやりながら、しかし今度は無言ではなく、甲府観光案内的トークをしてくれた。
是非、昇仙峡に行きなさい。あそこにはあれがあってこれがあって景色が綺麗でどーうたらこうたら。。。
これだけ熱心に案内してもらって、“元々行く予定でした。”ではノリが悪すぎると思い、「あ、じゃあ早速行ってみます、教えてくれてありがとうございました。」と言い、立ち上がった。少し得意気な表情のおばちゃんと別れ、バス停に向かった。ほどなくして昇仙峡行きのバスが来た。乗り込んだ。

おばちゃんが言っていた通り、素晴らしい景色が広がっていたらいいなー。とワクワクしつつ、バス車内より。
おばちゃんありがとう。あの名ガイドだったらタバコ二本なんて安いもんだわ。


おっと市街地を抜けて、一気に山に向かっているぞ。

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旅々、すいません。 その4 ~彼らの未来予想図と絶景ノスタルジーの関係と甲府着~

2009-03-02 14:08:11 | 日記
長い長いトンネルを抜けて、勝沼ぶどう郷駅。今年の年明け早々、友人と二人で東京から名古屋のソロライブ会場に鈍行列車で向かった旅(以下、冬の旅)においてもここいらの景色には言葉を失わんばかりに感動したのだけれど、二度目も色褪せず大感動。写真は勝沼ぶどう郷駅から甲府方面にちょい走り出したぐらいのタイミングで撮影したもの。ケータイのカメラじゃどうにもこうにもなのだけれど、中央、山々の輪郭の向こうがわに本日二つ目となる富士山ヘッドをゲット。

ものっすごく雄大、広大な景色を傍らにしつつも、高校生達はそれに見向きもせずにおしゃべりに夢中になっている。生まれてからずっとこんな景色に囲まれて暮らしてきたのだろう。ごく日常的な風景なのだろう。もし、この先、彼らが故郷を離れて暮らすことになったりなんかして、ときには、何だか人恋しくなるような夜もあったりなんかして、例えば自分が生まれ育った街をぼんやり思い浮かべることもあったりなんかして。そのとき彼らの頭の中に浮かぶのがひょっとして、この景色だったりするのか。。。なんて考えるとうらやましくも思う。さぞ力を沸き上がらせてくれることだろう。いや、逆に猛烈にホームシックになったりして。。。



なんて書いてたら甲府についてた。
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旅々、すいません。 その3 ~月は地球よりも遥かに小さい星であり、地球の衛星というやつで、地球の...

2009-03-02 13:21:50 | 日記
それにしてもしかし、良い景色だ。おまけに天気にも恵まれた。ありがたやありがたやとぼんやりしていたらいつの間にか青梅線に入ってしまっていた。奥多摩行き。奥多摩駅は奥多摩駅で、鉄道旅行地図帳内に記載の名駅舎100選に入っていて、見てみたいと思ったが、あんましちんたらして清画伯に会えなくなったらやだなーとも思ったので、立川駅まで一度引っ込んで、今度こそはと中央線に乗り換えた。高尾着。高尾駅もまたやはり名駅舎100選の一つらしい。小淵沢行きを待ちがてら、一度改札を出て、ふーむ、なるへそ、貫禄あるぜ。と高尾駅の写真を撮った。

再びホームに戻ったところで、ふと、“中央線”と“中央本線”とは同じものなのか、はたまた別物なのかが気になった。中央線に限らず、〇〇線と〇〇本線みたいなことになっているパターンってあるではないか。

近くにいた駅員さんに尋ねた。仕事中にも関わらず、すごく丁寧に説明してくれたのだけれど、我が理解力が足りず、なんだかふわふわしてしまった。首を傾げるぼくに程度を合わせてくれたのか、最終的には、“まあ、大丈夫、中央線でいいよ。間違いない。”とふわふわした解答をしてくれたので、とりあえず頷いて、小淵沢行きに乗り込んだ。

しかし、まだ頭がふわふわしていたので、ケータイ内のYahoo!で、“中央線 中央本線 違い”と入力、検索してみた。すると、見事に同じような疑問を抱いている人があった。教えて下さい、と。
その質問に対して、お二方が解答を寄せていた。どちらもものっすごく丁寧な解説を展開していた。しかし、ぼくのような不勉強人間では単語の意味さえも分からないような感じであり、何度も熟読したけれど、やっぱりどうしても理解することができなかった。ちなみに、質問を寄せていた人は、基本的な知識が豊富なのだろう、しっかりと腑に落ちた様子だった。すっきりできていいなあ。。。って思った。

俺が今乗っている電車は中央線なのか、はたまた中央本線なのか。。。


そんなぼくのふわふわを知る由もなく、列車はスイスイ走っていく。
雲一つない青空に山々のギザギザが突き刺さっている。見上げていたらクシャミが出た。まーいっか。って思った。
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旅々、すいません。 その2~息切ればあちゃん、思春期の咆哮~

2009-03-02 10:26:15 | 日記
中央線の車窓から、遥かに富士山の頭が見えた。真っ白、くっきり。
三鷹で暮らしていたときにしばしば見た景色だ。写メってやろうとシャッターを連打したが、富士山のやろう、あの図体でなかなかにすばしっこく、すぐにビルの影に隠れてしまう。なんど臨んでも失敗。頭にきたのでとうとう武蔵小金井で下車した。

その辺の高層マンションに侵入して屋上にでも上がれば一発KOだろうと思い、駅前をうろついたが、さすがは21世紀の大都会、セキュリティがきっちりしており、断念した。

仕方なしにとりあえず富士山の方角へと歩を進めたが、ぐいぐい坂を下っていくばかり。よけいに富士山が建物群に埋もれていくように思えた。

坂を下りきったところに八百屋があった。品出し中の大将に、電車から富士山がくっきり見えたのだけれど、降りちゃったら見えないものですか?と尋ねたら、ここをちょっと行ったら川がある。川沿いをひたすらあっち方向に進むと公園がある。そこから見える。こともある。と教えてくれた。

言われた通り、野川という川沿いの道を歩き続けた。武蔵野公園という所にぶつかった。

どっから見えるんだ?ほんとに見えるのか?と、電話ボックスに攀じ登りたくなる衝動を堪えながら公園内をうろうろしていると、犬の散歩中の、腰が曲がった小柄なばあちゃんが通りかかった。
「この辺から富士山が見えるって聞いたんですけど。」
言うと、
「見える見える。こっち。」
と、愛犬の散歩コースを変更してまで案内をしてくれた。とても親切な人だった。

ばあちゃんは愛犬を引きずって。
ぼくはスーツケースを引きずって。
しばし二人で歩いた。エグい歳の差カップルの散歩デートみたいな感じになった。
やがて、ばあちゃんはぜーぜー息を切らし始めた。そして、
「あの辺。あの辺から見える。」
と、一人で行って来い的に少し先を指差した。
ばあちゃんが指差したあたりに到達すると、そこには小さな看板が立っていた。“←富士山”と、身も蓋も無いことが書いてあった。矢印の方向に目を向けた。
「おー!すごーい!」
ばっっちり見えた。やっとつかまえたぞこのやろー。と思いながら写メった。
「見えたー!?よかったねー!」
背後から声が飛んできた。
その溌剌とした声たるやは、思春期の少女のそれと聞こえなくもないハリとツヤを持っているのだけれど、振り返ると、やっぱり腰の曲がったあのばあちゃんだった。
愛犬が、もー、はやく行こうよーとでも言いたげに、鼻でばあちゃんを小突いていた。


ばあちゃんありがとう。楽しかった。いつまでもお元気で!
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旅々、すいません。その1 ~3ページ目を開いてくれたまえ~

2009-03-02 07:23:39 | 日記
今回旅の友としてポケットに忍ばせてきたのは、新潮社から出版されている、今尾恵介監修、『日本鉄道旅行地図帳 関東2』という本だ。表紙には、“全線全駅全廃線”、“日本初 ありそうでなかった正縮尺の鉄道地図”、好評連載として、“車両基地一覧”、“名駅舎100選”、“鉄道保存施設”、地域特集として、“箱根富士大鳥瞰図”、“21世紀の構想線・夢想線[東京西部編]”、本誌特別選定として、“車窓絶景”といった見出しが並んでいる。

この本は何ヶ月か前に鴨川の本屋で購入したものだ。別の本を手に、勘定してもらうべくで立ったレジの上に積まれていた。ふーん。。。と目を遣ったら、本屋のおばちゃんがニコリと微笑みながら、「すごく素敵な本ですよ。」と薦めてくれたのだった。あんまし持ち合わせがなかったのだけれど、おばちゃんの本への愛情に満ちた笑顔と“素敵”という言葉をチョイスしたあたりに惹かれて衝動買いしたのだった。

そんな流れで購入したものだったから、これまでろくに読まないままに本棚に並べているばかりだった。今回も、電車乗るし、ぐらいの感じでポケットに突っ込んできただけだった。

しかし、例えば、3ページ目を開いてくれたまえ。上記の見出しの通り、正縮尺の鉄道地図の上に、様々なデータが事細かに、且つ、とてもわかりやすく書き込まれているだろう。
これまで、居眠りしながらなんとなく乗り飛ばしていたあの列車が、駅が、路線が、線路が、トンネルが、その他諸々が、実は、日本で一番〇〇だったりすること、歴史ある〇〇だったりすること、などなどを知り、ほっほーう、そのタイミングには是非、車窓から広がる景色を注意深く眺めてみよう。なんて思ったりなんかして、旅の楽しみも倍増した。単なる移動手段としてしか認識していなかった鉄道そのものにも、とても興味を持った。




おばちゃん、確かにすごく素敵な本です。おばちゃん、薦めてくれてありがとう。俺は今、千葉駅から総武線各駅停車三鷹行きに乗っています。まだ、この本に載っているエリアに入っていなくて退屈です。“関東1”も買っておけばよかったです。今度買いに行くね。




通勤ラッシュがぼちぼち始まりつつあるようだ。丸くなってこれを書いている。
もう一度、3ページ目を開いてみよう。
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