あたしはあけみ。28歳。狭いキッチンで暮らす独身のOL。彼氏とは最近別れたばっか。
あけみ「ただいま〜〜って誰も返事する人はいないか、、」
あけみ「今日も残業長くて疲れたわ〜〜ろくに残業代もくれないくせにやんなっちゃう、あっ、洗い物一週間前からずっと洗ってないや、たまったわね〜〜」
あけみ「冷蔵庫の中、、空っぽ。残業続きで土日も休みなく働いてたから買い物する時間もなかったんだったわ、、」
あけみ「今日は会社帰りに買ったコンビ二のスイーツにするかぁ〜〜給料前はろくなものたべれないのよね〜〜ぱくぱく、、いつかたくさん私にも家族ができるの夢みてイスを4つにしたのに、意味がないな、、」
あけみ「キッチンで狭いからベッドもひけないし、相変わらずテーブルの上でおやすみ〜〜ってあたし誰にいってんだろ、あはは」
キキ「あけみちゃ〜〜ん!ってドア開いてて無防備だよ!」
あけみ「いらっしゃいキキくん。アポなしで来ないでよ、びっくりするじゃん」
キキ「ごめんよ〜〜」
ララ「ちょっとキキ!最近行動が怪しいからつけてきたら、この女誰よ!?」
キキ「ら、ララ!? この子は同じ星釣り趣味で仲良くなった子だよ! 」
ララ「ふ〜〜ん」
あけみ「キキくんから聞いたわ、双子のお姉さんのララよね、よくお姉さんの話しているわ、キキくんはお姉さんが大好きなのね。わたしはあけみ、独身OL28歳よ。」
ララ「まぁキキったら照れるわね、こちらこそよろしくね!」
キキ「最近あけみさん彼氏と別れて1人で寂しいだろうからこうして僕がたまに遊びにきてるんだ」
ララ「そっかあ、1人で寂しいわよね、あら?」
ララ「電子レンジの中に何かあるわ、えっ!!お花!?」
あけみ「なかなかスーパーやコンビニ行けない時は仕方なく、電子レンジで温めてお花を食料がわりにしてるの、、」
ララ「だめよ、あけみさん!女として、いえ人としてだめよ、、花なんか食べちゃいけないし、ちゃんと料理しなきゃだわ、、」
キキ「洗い物もずいぶん溜め込んでるね、僕が洗っとくよ」
あけみ「キキくん、、ごめんねありがとう!」
ララ「この中には何が入ってるのかしら?」
がしゃん
ララ「き、キティちゃん、なんでそんなとこにいるの、、」
キティ「公園でマイメロディちゃんとかくれんぼしてたらいつの間にかこんなとこに隠れてたわ!」
キキ「だからあけみちゃん、無防備にドア開けてるから侵入されるんだよ、、これがもし殺人鬼が潜んでたらあけみさん、命なかったんだよ!」
あけみ「そ、そうね、。仕方ない、ちゃんとドア修理しなきゃね、修理代を稼ぐまでもう少しなんだけどね、、」
ララ「あけみさん大変ね、、」
あけみ「それより、みんな集まったわけだし、よかったらコンビニのスイーツしかないけど食べませんか?」
キキ「コンビニでもスイーツ好きだしやったあ!」
キティ「コンビニスイーツよりパリのパティシエシェフのスイーツが食べたかったわ〜〜もぐもぐ」
ララ(じゃあ食べなきゃいいのになんでキティちゃんまで食べてるんだろ、、)
キキ「おいしいよ!」
あけみ「よかったー!」
ララ「ごちそうさま!スイーツおいしかった!」
キキ「ん?キティちゃん?」
あけみ「冷蔵庫は空よ〜〜」
バタン!
キキララ「、、、、、」
あけみ「、、、、、」
キキ「た、たまにキティちゃん変な行動するんだよね、、。きっと冷蔵庫の中が気持ちいいのかも」
ララ「冷蔵庫の中に住み着いたわね、、」
あけみ「まっ、いつも冷蔵庫空っぽだしキティちゃんが入ってても別にいいけどね〜〜」
キキ「よ、よくないよあけみちゃん!ちゃんと冷蔵庫充実させなきゃ」
ララ「それによく見るとあまり掃除してないわね、、あれ、あけみさん?」
キキ「な、流しの上で寝てるよ、、」
ララ「これじゃ独身なのも彼氏と別れたのも納得だわ、、」
おしまい。