小不幸(こふこう)通信

普通よりちょっとついてなくて、ちょっと不幸な私のひとりごと。

夕暮れ時は淋しそう・・・

2006-07-29 18:59:41 | Weblog
友達の家に遊びに行くと言う娘を以前住んでいた町に送って来た。途中、父親と住んでいる姉娘のバイト先を訪ね、大学生になりちょっと自立した長女を見て安心した。日の暮れかけた帰り道、なんか大きな忘れ物をしてきたような不安に襲われた。元の家に帰れば、ちゃんと私の席があって、お腹を空かせたダンナと娘たちが「お母さん、ご飯!」と待っているような錯覚にとらわれた。娘二人が大学生と高校生で親の手を離れ、本来なら悠々自適な奥様だったかもしれないのに何をやってるんだ、私は・・・・・と不覚にも思ってしまった。いやいや幸せだったのは子供がうんと小さい頃で、別れずにあのまま同じ泥沼の生活を続けていたら、きっと私の精神に異変を来たしていただろう。今の職場に精神障害がひどく、どんな強い安定剤を飲んでも効き目のないばあさんがいる。夜になると女の所へ行って帰ってこない夫の名前を呼びながら探し回っている。何十年も前のことなのに、その辛さだけは忘れられないらしい。それを目の当たりにした私は、さっさと離婚してあんなふうにならなくてよかったと思ったではないか。重い荷物を持ってエレ無し5階を息切れせず上がれるようになったし、夜勤もだいぶ慣れてきたし、乳がんの危機も一人で乗り越えたではないか。弱音を吐かずに頑張れよ!後ろ向きになるとロクなことないよね?逢魔が時にちょっとセンチメンタルになってしまったかな。。。。。

当世 食事事情

2006-07-23 19:00:58 | Weblog
自分で言うのもなんだが、私は料理上手である。チラシ寿司やコロッケ、餃子、ミートソース、エビフライ等々全部手作りの物を子供たちに食べさせてきた。もちろん、誕生日のケーキも手作りだし(これは買うより作った方が安上がりなのだ)、遠足には男の子と女の子の顔のおにぎりを作ったりもした。現在も職場で入居者や職員の食事も当番で作るが結構好評である。昔は男心は料理で掴め(ちょっと違うか?)とか、母親が料理上手だと子供がグレないとか言われたものだが、それは現在では当てはまらない迷信と化している。どんなに美味しい料理を作って待っていても、バクチ好きのダンナは帰って来なかった。離婚して上の娘は父親の元にいるが、一度も私の料理が恋しいと言ってくれたことはない。なんでかなぁ?私の子供の頃は、コンビニもなく、食料品店も日曜は必ず休みだった。ファーストフード店は皆無だった。今のように食べたい物が何でもすぐに手に入れば、料理なんかできなくても生きていけるのだ。母親の手料理より友達と食べるハンバーガーの方が美味しいに決まっている。最近の若い母親は遠足や運動会の弁当はコンビニ弁当で平気だそうだ。こってり濃い味や油ギッシュな料理で味覚が画一化されていくのだろうか?美味しい料理が誰の心もくすぐらないなんて、淋しい世の中になったものだ。。。。。

猫がきた!

2006-07-14 19:54:28 | Weblog
生後二ヶ月の子猫がわが家にやって来た。以前勤めていた職場でずいぶん前に約束したけど、何の音沙汰もないのでほぼ諦めていた。今週始めに突然メールがあり、子猫がわが家の一員になることになった。前日までにえさ入れやトイレ、猫のハウツー本を揃えて、わが家には結構痛い出費だった。それより何より、普段留守がちだし、いつも仕事でいっぱいいっぱいなのに、猫の面倒まで見れるかどうか心配だった(猫は大好きなんだけど)。ところがどっこい、本人にご対面するとそんな心配も吹っ飛んだ!あまりのかわいさにこの子のためなら何でもするわ!と言う気持ちでいっぱいになった。それに娘は来年進学して巣立って行くから、この猫がこれからずっと私の相棒になるわけだ。そしてゆくゆくは山の中の鄙びた家の縁側で老後を共にして、私の思い出話の聞き役になってくれる相手なのだ。・・・彼氏も再婚相手もこんなに簡単に見つからないから、もうこのかわいい相棒で十分です!名前は娘がシーサーと名付けた。一匹しかいないけど、きっとわが家の守り神になってくれるはずだ。