Pink * Satin * Pointe * Shoes

なんとなく、すきなこと

熊本へ

2015-09-26 11:35:39 | 旅のこと
阿蘇山の火山活動が活発化してきて、もし飛行機飛ばなかったらどうしようかとドキドキしてましたが、なんとか大人しくなってくれている中、ダンナと二人で熊本へ帰ってきました。



空港にパパママが出迎えてくれたその足で、初めての人吉へ。
人吉と言えばウッチャンナンチャンのウッチャンの故郷、焼酎や球磨川で有名ですが、私の中での観光先としてのプライオリティーは、実は低かった。
でも、くまモンの頑張りもあって興味が出てきた頃、やはり人吉出身の俳優、中原丈雄さんの旅番組で色々見てたら、とっても行きたくなってきました。


人吉市内に入ったら、まずは繊月酒造へ。
「白岳しろ」で有名な高橋酒造とくらべると知名度は高くないけど、老舗の酒造メーカーさんのようです。
工場内を高知県から来られたおじさんたちと共にぐるっとまわり、試飲会場へ。
テーブルに並んだ10種程の焼酎を、小さなプラスチックコップに注いで「ほほぅ」って味比べ。
とはいえ、パパは下戸かつドライバーだし私もアルコール耐性が低いので、何種類かを舐めただけ。
主にママとダンナで味わっていました。
もちろんちょびっとずつだけどね。

そして、飲んだ人が文字通り無言になるという、杜氏さんが熟成のピークになるまで長期間熟成した”原酒”の中から良い物だけを厳選しブレンドした、原則として繊月酒造さんに行かないと買えないという「無言」を買ってました。


続いて向かったのは、幽霊の掛け軸で有名な永国寺という禅寺。
残念なことに本物の掛け軸はしまってあったので、観光客向けに飾ってあったコピー品(?)の掛け軸は写真も撮らず(偽物とわかっててもなんか怖いし)、一応お賽銭を入れてナンマイダと手を合わせ(禅寺だけど私ん家は浄土真宗なのでどこへ行ってもナンマイダしかわからないのだ)幽霊が出たという裏の池を眺めて帰ってきました。


そして、翠蘭楼という老舗のお宿へチェックイン。
7月に手配したときに思うように空室の旅館がなくて、ようやく見つけたこのお宿、実はそう期待していなかったんだけど、お湯がイイ!
3つの源泉を引いているってことで、一番古いのは人吉温泉で最古(明治43年湧出)だそうです。
球磨川の風が気持ちい露天付大浴場も良かったけど、人吉では珍しいモール泉(たぶん東京では主流の黒湯系)の「みどりの湯」が最高に気持ち良かったです。
お料理も素材にこだわっているらしく、味もよく、鮎の塩焼きがまた格別。


焼きあがった鮎を七輪の上に置いてあっためつつ朴葉が焼ける香りもお楽しみくださいって演出が素敵。
その上、お食事のテーブルに女将自らがご挨拶に見えるというホスピタリティ!
さすが女将の会があるだけのことはある!


二日目は、一度は行ってみたかった国宝、青井阿蘇神社へ。
以前訪れた兄貴いわく「大したことはなかったばい」だったけど、古さに説得力があり、敷地こそ狭めだけど、とっても癒される空間でしたよ。


大きな楠にパワーをいただき。


人吉の民芸品、きじ車があしらわれた可愛いお守りもゲット。


神社の前には蓮がびっしりの池があって、鴨さんが佇んで絵になっていました。
鯉もたくさん泳いでいたので、エサを買ってみんなでばらまいて楽しみましたよ。


そしてこちらも行ってみたかった人吉城跡へ。
石垣だけだからなおさら感じる歴史。
青空と緑と石垣の美しいことよ。
熊本城を愛して止まない私ですが、人吉城の石垣も良い!


石垣の上からは人吉市街が見渡せます。
おお、盆地だ!って感じですね。
この街のどこかにウッチャンや中原丈雄さんのご実家があるんだろうなぁと思いつつ、自販機で買った阿蘇の天然水を飲みながら一休みしました。


ほんとは鰻の上原さんに行けばよかったんだけど、鮎屋三代が買えないかと人吉駅に凸ったものの見当たらず、仕方ない八代へ行こう・・・ってことでお昼を人吉で食べるアイディアがなくなっていたのでした。
まあ、どっちにしてもすい臓がへなちょこな私には鰻はNGなんですけども。

というわけで八代方面まで高速に乗り、途中、球泉洞という鍾乳洞へ立ち寄ることに。
熊本に鍾乳洞があるなんて知りませんでした。
どうせちゃっちいに違いないと高をくくっていたら、あらまあ、結構奥深く、勾配もあり、肺がへなちょこなパパはゼイゼイ言ってて可哀相。
いやぁ、なかなかのものでしたよ。


鍾乳洞を出たら八代に行きつく前にお昼を食べることになり、軽食処へ。
みんなはお蕎麦を食べてたけど、私はなんだかまだお腹が空いてなくて、メニューのおにぎりに気づく前に売店でメロンパンを買って家族のテーブルでひとりパンをモグモグ。

お土産コーナーが隣にあったので、なんとなく見ていたら、なんと球泉洞探検記念のくまモンキーリング発見!
黄色いヘルメットと長靴が超可愛いレア品ですよ。^^


八代港へ立ち寄った後は、ようやく実家へ。
7月にノンちゃんがお空のお星になったあと、我が家のニャンコとして唯一無二となったちゃっちゃんですが、パパママ二人のときはかなり心許しているらしいけど、野良生活が長かったせいか、いまだにやっぱりどこか警戒心があるようで、しかも滅多に来ないダンナが一緒だったので、わりと私には慣れているはずなのにもうひとつ他人行儀で。

5月に帰省したときにはあんまり感じなかったけど、ちょっと痩せちゃったみたい。
ノンちゃんよりちょっと年上だから、17歳は完全に超えてるからね、もうかなりのおばあちゃんです。


東京ではもっぱら桂花ラーメンを食べている私だけど、5月に食べそびれたのもあって、この日のお昼はこむらさきでと決めていたのでした。


相変わらず混んでいて、案内されたカウンターにつくと、見上げた壁には有名人のサインがびっしり。
そして私の真上には中原丈雄さんのが!
この方お芝居だけじゃなく、絵はとんでもなく上手いしギターやウクレレで弾き語りとかもされるし、結構好きな方なので素直に嬉しかったです。


この日の第一の目的はもちろんくまスク。
部長に出す手紙を用意していなかったので、甲玉堂でレターセットを買って、岡田珈琲へ。
裏通りに行くと色々と洒落たカフェも出来てるみたいだけど、通り町で珈琲店っていうとやっぱりここ。

・・・が、二人で一つのモンブランを食べながらコーヒーを頂いたんですが、実は夕食を食べてから再び両親と4人で訪れたんだけど、そう、ここの珈琲にはリキッドのクリームじゃなくてホイップクリームが添えられていたはずなんだけど、お昼に来たときはリキッドさえも見当たらなくて。
モンブランがコッテリしてるから余計に気付かなかったんだけど、なんか損した感じだぞ。


手紙も書けたし、2時前にちょっと様子を見てみようとくまモンスクエアに到着。
でもさすがはシルバーウイーク、もうちょっとで入場制限がかかりますってアナウンスが聞こえたので、そのまま場所を確保することに。
椅子席はもう埋まっていたので、椅子席のすぐ後ろにつきました。

2時20分頃には入場制限がかかり、外には200人が入れずにいたとか。
いくら繁忙期とはいえ、まだまだ部長の人気は健在で嬉しい。

そして部長登場!
新人お姉さんだったけど、ベテランな部長のおかげで抱腹絶倒の30分でした。
今まで3回くまスクでのショーを見たけど、一番楽しかったかも。

しかも最後は「ハイタッチできますよ、まずは小さなお友達から」ってことで、大きなお友達にも順番が回ってきました。
指先でモフるだけでもいいやって諦めてたから、テンション上がってきて、そして実際にはムギュまでしてもらえて、涙チョチョ切れ。


1時間半以上たちっぱなしだったので、上通りの蜂楽饅頭へ。
ここのコバルトアイス、実は最近まで知らなくて、「くまモンどこ行くの?」っていうもの凄く出来のいい写真集で初めて知って、でも実はそれが上通りの蜂楽饅頭のイートインコーナーで食べられるものだっていうことにも気づくことなく、この夏、熊本出身の知人のフェイスブックで初めて知ったのでした。
これが食べてみたくて、ダンナと私で蜂楽饅頭を半分こし、ふたりでコバルトアイスをつついたんだけど、想像してたより美味くて感動。
これからは夏場は絶対これですわ!v

夜にパパママと御飯を食べるために待ち合わせをしてたんだけど、それまでまだ時間があるし、どうしよう・・・ってことになったら、お城行く?って話しになったので、上通りを下ることに。



大谷楽器でくまモンのクリアファイルと、ヘッドフォンして音楽を聴いているくまモンのTシャツをゲットして、


メガネの大宝堂でメガネ拭きゲット。
高校時代は毎日この前を通ってたけど、中に入ったことってあったっけ?
親切なおじさまな店員さんがメガネをクリーニングしてくれたついでに旦那のメガネの変色したパーツ(鼻んとこで支えるやつ)を無料交換してくれました。
熊本に住んでたら、きっと次にメガネを作るならここだな・・・って気持ち良く店を後にして、


我が愛する熊本城へ!


ダンナも大好きな宇土櫓に上り(天守閣に上るには体力と根性が足りず)、窓の外の天守閣を背景に写真を撮ってもらったり。


もうかなりクタクタな状態でパパママと合流し、天草海士宴へ。
去年の9月にダンナと見つけた、天草で捕れた色々を美味しく提供してくれるこのお店、ママも大満足。


くまBARにも寄りたかったけど、パパママ連れだったのもあって横目で眺めつつ素通りし、岡田珈琲を再訪して帰途につきました。


3泊4日ってあっという間。
でも、色々濃い時間を過ごせて楽しかった!
最後の日は特に何をするでもなくお家でゴロゴロ。
大好きなサンダーバードをウクレレつま弾きながら見たり、ママが時々弾いているというクラシックギターを弾いてみたり。

ああ、どこでもドアがあったらなぁ。
まだまだ見たいところ、行きたいところ、山ほどあるのに。

でも、すぐまた来るけんね!
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