土曜日、調子が悪かった。
ゆっくり休みたいのにおにぃが私の布団で寝てた。
何回も「起きて」と彼女と2人で起こしてたのにおきない。
「しんどいから休ませて」って言っても聞いてくれない。
仕方なく、缶チューハイでも飲みながらネットしようと思った。
のに。気付いたら缶をおにぃに投げつけて何かを大声で怒鳴った。
一瞬、自分が何をしたのか分からなかった。
あんなに起きなかったおにぃがガバッって起きて殴りつけてきた。
よく覚えてないけど、髪引っ張られたり、服持って引きづられたり、腹蹴られたきがする。
でも、なんか痛くなかった。
その後の順番はよく覚えてないけど、手首切って、流れる血見ながら、お酒で薬ビンに貯めてた睡眠薬とかガバッってのんだ。
なんかわかんないけど、笑える気分だった。
その次の日か、次の次の日か分からないけど、死のうと思った。
風呂にそっと入り、音がしない程度に湯を出し、傷跡をなぞるように切った。
深く、深く切ろうと思った。
動脈を切ろうと思った。
動脈がある部分はわかっても、切っても切ってもみつからなかった。
肉みたいな脂肪みたいなのが見えてて、自分の手を掘っている気分だった。
手首を切って死ぬのは難しいことを知りました。
瀉血やリストカットのせいで私の血はすごく薄くなってる。
あっかんべーしたら真っ白。
耳鳴り、頭痛、立ちくらみ、頻脈。
体が限界って言ってる。
きっと生理が止まってしまったのもこのせいだろうな。
でも、婦人科でみてもらったら、私の生殖器官はちゃんと機能していないらしい。
うまく排卵されなかった卵子が卵巣の中にたまってた。
体も心もどうしてちゃんとなってないのかな。
でも、今はとても冷静な気持ちでこれを書いてる。
事後報告みたいな感じ。
自殺に失敗しました。
来週プールに行く約束してるから、傷口に菌が入らないように気をつけよう。
とか、考えてられる。
思い出した。
「死にたい」言ってた女の子に言った言葉。
「死ぬ気があるならなんか思い切ったことしちゃえ」って。
思い切ったこと、いっぱいしよう。
それから、白衣のポケットに薬をいれて実習に行くんだ。