
編集部から送って貰いました。
「非常ノヒト」3巻の書店ポップだそうです。
ポップってわざわざ描き下ろす事も多いんですが、実際目にした事って一度も無いんですよね…。
まあ、自分の場合は発売直後に書店の漫画コーナーに近寄る事がまず無いせいもあるんですが(笑)、他人様のものも一度も見た事ないです。
何でなんだろう。
そもそも漫画専門店にでも行かないと無いって事なのかしらしら。
分厚い「非常ノヒト」3巻を眺めていると、じわじわと何か感慨のようなものがこみ上げてくる感じです。
「八犬伝」の時にも感じたけど、1つ成し遂げたような、深い充足感。
漫画ってもう本当に緻密な緻密な作業の繰り返しと積み重ねで、描いてる最中は楽しさより、辛さの方が勝る事も多いんですよね。
自分の作ったものに自信も持てないし、正しい答えがどこかも分らなくなったりする。
百人いれば百通りの感覚があるので、当然ソウルが遠い人にとっては面白くなくて当然なんでしょうが、否定されれば悲しくもなり不安にもなる。
ともすれば数が評価の中心となる業界でもありますし、作家個人の作品への思い入れなんざ、時としてぱかーんと跳ね飛ばされたりもするわけで。
そんな中でずっと細かい作業を繰り返して行くわけですから、ある意味とても精神力の要る仕事だと思います。
「漫画描くの楽しいですか?」と訊かれると、新人さん以外の大半の漫画家は「楽しいわけない」と答えるんじゃないかと。
昔演劇をやってた時は、演技で人を感動させるのが大好きでした。
前の方の席って結構目に入るんですが、自分の芝居で泣いてる人とか見ると「やりぃ!」って気分になったもんです。
リアルな空気感って伝わって来るもんで、客席のノリって分るんですよね。
芝居がはねた後、舞台衣装のまんまでお客さんに腕とか掴まえられて「よかったです」なんて言われると、すっごい嬉しかったです。
そういう、生な反応が見られる楽しさが、お芝居にはありました。
漫画って、作業中はまず反応が分るわけもなく、連載中もそうそう分るわけでもなく、とにかく孤独かつ忍耐と根性と体力の限界まで試される、かなり暗い仕事です。
牛歩どころか亀の歩みのような、超スローテンポな作業ですし。
みちみちとつけペン使ってるのなんて今時この仕事ぐらいだし。
ですが、こうやって1つ片付ける度に、やっぱり自分は漫画で表現する事が本当に好きなんだと、認識をまた新たにする感じです。
お芝居や文章(ちなみに小説書くのも好きでした)とはまた違う、漫画でしか表現できない何か。
絵とコマと言葉を駆使して、そこに確かな思いや空間を築き上げる事ができる面白さみたいなもの。
そしてそれを、どこかで誰かがしっかり受け取ってくれる事の幸福感。
お芝居みたいに、リアルタイムで分るものではないんだけど。
描きおえた時に辛い記憶より喜びや満足感が勝る間は、多分また新たな物語を紡ぎたいと思えるんでしょうね。
もちろん、商業ベースに乗せるためには読んで下さる皆様の存在が必要なので、どうかこれからも応援して頂けると嬉しいです。
感想下さった皆様も、ありがとうございます。
よろしければまたどんどん生の声もお聞かせ下さい。
お手紙なども頂けると大変に喜びますよ、こいつ。

こちら現在苦しい只中のデアマンテ。
今月配信のスピカを買ってアンケート送って頂くと、この壁紙が貰えます。
先行で8月発売分の仕事を済ませたのですが、相変わらずまあ何でだか終わらない仕事で参りました。
今回は某誌で目出度くデビュー
の新人漫画家アシさんがマイ原稿の〆切りのため途中で抜けたんで、ますますもって最後が亀になったんだけども、だがしかし。何で毎度こんなに大変なんだデアマンテ。
しかしこの8月発売号までで2巻分の原稿が貯まりましたよ。
秋には多分発売できる事でありましょう。
さて、そろそろ新連載の準備期間に入ります。
まずは本読み。読め読め自分。











鬼外シリーズもずっと読ませていただいてました。
まだこの最新刊は買いに行けてないんですが、とっても楽しみです!
これからも素敵な漫画を楽しみにしています。
本屋さんに並んだ「非常ノヒト」は、オアシス
のようでした。
繰り返し読んでは、おひとりおひとりの物語におもいを馳せています。そして、今も続いている皆様の物語が幸せでありますようにと
思っています。
ポップのあるお店があるのですね。わあ!
ポップ、見たいので、本屋さんを見付けたらどしどし楽しみに入ってみます♪
「デアマンテ」も、とっても楽しみにしています♪
アシスタント様、デビューおめでとうございます!!すごいです、素敵です!!
私も、がんばらんば☆
お体、大切になさって下さいませ☆めっちゃ応援しています☆
はじめまして、いらっしゃいませ。
もう読んで下さいましたか?
また、ご感想などお寄せくださいませ。
>>うさわんさま
青が綺麗に見えるといいなと思って描きました、表紙。暑いので涼しげでいいかも。
ポップはほんと、どこにあるんでしょうね。
アシさんも、頑張ってるみたいです。
碧也先生、本当にお疲れ様でした。
そして……ありがとうございました!
鬼外先生の過去、そして、待ち続けた相手のこと…本当にずっと気になっていたので、それを読めて、本当に感慨無量でした。
栗林公園……小学校の遠足で行った時は「小さい動物園だなあ…」と思っただけだったのですが……ああ、久しぶりに行ってみたくなりました。
図書館で秋田蘭画の本も借りてきて…直武の絵もみてみたのですが…凄いですね。繊細な線。色調、構図……その本を広げながら、再び漫画のほうを読み返しました。そして、感動を新たにした次第です。
鬼外先生は桜の頃、「彼」に会いに行ったのでしょうね? そうして、彼の長かった旅の終焉をかみ締めつつ…これから生きてゆくのでしょうね?
その余韻を残す終わり方も、また、よかったです。
本当に長い間お疲れ様でした。
次回作も楽しみにいたしております。
栗林公園に動物園…と読んで、何だか私もうっすらと記憶が蘇りました。
幼少期のフェリーで四国に渡って、確かに行った記憶ありますよ、動物園。
もしかして、あれは栗林公園だったのか…。
取材に行った時には、無かったような気がしますが、移転したんでしょうかね。
鬼外は直武に会えたと思いますよ。
いつの話になるのかは分りませんが。
その物語はあえて描かない事で語ろうと、決めていました。