Pine Roomの日々!

仕事や毎日の日々の生活で見つけた事、考えた事、感じた事、など、ちょっとしたことを書いてみようと思います。

野鳥の雛の巣立ちの季節ですが

2016-04-25 21:10:06 | Nature

野鳥の雛の巣立ちの季節ですが、雛を保護した事はありますか?

こんな感じの尻尾の長さが7mm程度のひな鳥です。この画像はメジロの雛です。

これぐらいの雛でももう十分飛ぶことはできます。ただ、まだまだ飛ぶのが非常に下手で、地面すれすれを低空飛行で、ちゃんと木の枝とかに止まれないので、あわてさせると障害物である木とか塀にぶつかって地面に落ちてしまいます。
こうしたひな鳥を見かけると、親鳥とはぐれたと勘違いされて人間に保護されることが多々あります。

この写真の雛は、3年ぐらい前の夏ですが、キャンプ場で子供に見つけられて、どうしようかと私の手元に届きました。保護した場所の近くにはきっと親鳥がいたのでしょうが、子供が捕まえてもってきてしまったので、親鳥の元に返しようがありませんでした。
日本には鳥獣保護法という法律があります。野生動物を勝手に飼育してはいけないという法律です。
私の住む地域では公立の動物園に持っていけば保護してもらえます。
でも鳥の雛などは、預けた時は元気でも、たいがい二週間ほどすると死亡通知が来てしまいます。この子の場合も動物園にあずけて結局死亡通知が届いてしまいました。恐らく野生の生き物は環境の変化と親からもらっていた餌と違うものをもらう食生活の変化に耐えられず死んでしまうのだと思います。
ではどうしてやることができるのでしょう。

ところでこの記事を書いた理由は、先日私は2羽のメジロの雛を家の前で保護しました。カラスに追われていたようで、2羽が同時に地面に落ちてきました。カラスが電線の上からまだ見ていたので、あわてて捕まえて周囲を見渡しましたが、親鳥を見つけられませんでした。
※雛鳥を見つけたときは以外と見つけた場所のすぐ側に親鳥はいるものですからこのようにしてやりましょう。

仕方なくひな鳥を家の中に持ち帰った私は、鳥かごに入れ、3時間ほどおきに私の手からすり餌を無理やり(くちばしをやさしく、かつこじ開け)やりながら翌朝まで保護しました。翌朝仕事に出勤しなければならなかったので、家内や子供にやむなくあずけたのですが、意外な出来事がおきたそうです。息子が登校しようと外に出たところ、玄関の格子戸に親鳥が餌を加えたまましがみついていたと言うのです。親鳥はつがいで迎えにやってきました。それから家内が鳥かごを玄関の外に出し、鳥かごの入り口を開け放したままにしたところ、何とか親のもとへと帰っていきました。

長年何度か雛鳥を保護したことはありますが、親鳥はにちゃんともどせたのは初めてでした。
雛鳥と親鳥は声でコミュニケーションをとっています。ですから親鳥に見つけさせれれば、それから鳥かごの入り口を開けて親鳥と再開させることは可能なようです。


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