日経新聞 海外メディア「タイ、クレジットカード利用制限」=返済不能の若者増加 懸念=

2017年07月13日 19時40分22秒 | 海外メディア
日経新聞 2017年7月12日(水) P.11 アジアBiz面
連載『バンコク・ポスト(タイ)』=7月7日付=

『タイ、クレジットカード利用制限』=返済不能の若者増加 懸念=

 タイ中央銀行は数カ月内に発表予定の新規制で、月収が3万バーツ(約10万円)以下のクレジットカード保有者の利用限度額を月収の1.5倍までに制限する。

1人当りの保有できるカードも3枚までにする。
カード上限金利も現行の20%から18%に引き下げるといわれている。

 中銀の現行規制では与信限度額(=利用限度額)がカード保有者の月収の5倍。
1人当りの保有枚数の制限もない。

カードを持つための最低月収は1万5千バーツとなっている。

 規制強化に乗り出す背景には、若者を中心に債務不履行(さいむふりこう=自己破産)が多発しているとブオイ・ウンバコーン経済研究所(Pier)が報告した事情がある。

報告によるとタイ人の17%が個人ローンを利用し、その30%は25~35歳の新卒労働者が占める。

この新卒の約20%が債務不履行に陥り、それはタイ人全体の平均債務不履行率の15%を上回っている(=驚くべき高率の「自己破産」率だ!!)。

 公的信用情報機関ナショナル・クレジット・ビューローとPierは30歳のタイ人の半数が個人ローンやクレジットカードで借金の多くを借り、29歳のタイ人はその20%が返済不能に陥っているとも発表。

懸念はさらに高まった。

 中銀によると3月末のクレジットカード総貸付残高に占める債務不履行額は前年の3.74%から4.09%に膨れあがった。

 アユタヤ銀行のリテール・消費部門長ダン・ハルソノ氏は、中銀による無担保ローン規制強化が実施されれば、同行は来年から影響を受けると指摘。

手数料、金利収入など他の収益源を拡大して、失った収益を補うように事業計画を見直す必要があるという。

 「(規制強化は)借り手の借金への自制心を強めると思う。 月収3万バーツ以下なら(借金して)過度に出費をするのは控えるべきだ」とも語った。


●関連日経記事:2017年6月14日グー・ブログ「息子たちに読んで欲しい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 社会『銀行カードローン、多重債務の温床に』=「3年内に貸金利用」6割=』(6月13日付)

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