日経新聞 国際「貧富の格差、地域間格差」=米国事情に見る=

2016年10月31日 05時04分04秒 | 国際
日経新聞 2016年10月30日(日) P.1 
連載コラム『春秋』

 平均年収が約150万円、16歳以上の労働参加率は50%。
そんな市が米ミシガン州にある、と本誌の国際面が伝えていた。

フリント市である。

ゼネラル・モーターズ(GM)発祥の地で人口は一時20万人に上ったが、日本車などの席巻(せっけん)で一部の工場が閉鎖し、半減した。

▲斜陽の街を全米が注視したのは昨年に発覚した大規模な水道水の汚染のためだ。

財政難から水源を替えた結果、劣悪な水質で古い管から鉛が流出、住民が腹痛や貧血などに見舞われた。

今もペットボトルの水で体を洗っている人がいるという。
黒人が人口の過半を占め、事態を放置した当局に「人種差別」と非難も上がる。

▲警官の数も削られ「最も危険な都市」の一つとなったこの街にも、大統領選の候補者らはやってきた。

しかし、基幹産業の衰退をとどめる策も、高福祉のツケ解消も一朝一夕(いっちょういっせき)でかなうものではない。
 
話題作りの一環なら寂しい。
政治の光が届きにくい場所で、命や暮らしをどう守るのか。

遠い外国のことだと見過ごせない。

▲日本では国勢調査の確定値で75歳以上が14歳以下を上回った。
少子高齢化は刻々と進んでいる。

財政への負荷は一段と増すが、負担増の議論は各論反対や選挙に不利の合唱にかき消されがちだ。

インフラ老朽化も指摘され久しい。
一強を誇り任期延長を勝ち得ても、先で待つ淵は深い。

マリオのジャンプで我々を導けるか。


●関連日経記事:2014年1月13日グー・ブログ「息子たちに読んでほしい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 政治「夕張市の財政破綻の意味」=財政再生へ重い市民負担=』(2014年1月12日付)

●関連日経記事:2013年11月1日グー・ブログ「同上」投稿記事参照
 日経新聞 政治「財政再建を阻む日本独特の優しさ」=後世代には冷たく無責任=』(2013年10月28日付)

●関連日経記事:2016年10月25日グー・ブログ「同上」投稿記事参照
 日経新聞 政治「老いる水道インフラ」=政府、民間経営に期待=』(10月23日付)

●関連日経記事
:2014年5月17日グー・ブログ「同上」投稿記事参照
 日経新聞 経済「世代間協調の不可能性」=財政再建は期待できない・・・=』(2014年5月16日付)

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