日経新聞 英語「昼夜なし タフな取引業務」=「私の課長時代」 昭和シェルCEO 亀岡 剛氏 (上)=

2017年02月09日 05時31分40秒 | 英語
日経新聞 2017年2月7日(火) P.29 キャリアアップ面
連載『私の課長時代』=昭和シェル石油CEO 亀岡 剛氏(上)=

『昼夜なし タフな取引業務』=苦労した英語、簡潔・明確なプレゼンで乗り切る=

◆昭和シェル石油の亀岡剛グループ最高経営責任者(CEO、60)は入社13年目の1991年に製品貿易部海外2課に配属された。

「稼ぐ」ことを宿命づけられたタフな毎日が待っていた。


 担当したのはナフサなど石油製品のトレーディングで文字通り、世界中に点在する石油製品を1ドルでも安く買い付け、顧客に販売することが任務です。

まず仕組みを理解するために、先輩たちが購入した製品を目的地まで運ぶ船を手配する仕事から始めました。

 例えばナフサのトレーディングは、日本や中国、韓国などの化学メーカーに売り込むため、中東やアジアの売り手と交渉。

まず、中長期で安定して契約する分を確保します。

その上で過不足分を目まぐるしく価格が変動する市場で短期間に売買し、いち早く船を手配し製品を届けます。


◆世界の時間に合わせて昼夜なく働いた。


 価格の乱高下に備えて、先物市場を使いリスクをヘッジすることが重要になります。
ニューヨーク・マーカンタイル取引所(NYMEX)は日本の深夜に場が開きます。

(業務用にFAXが普及し始めた時期で=)毎日のように自宅の電話で取引をしました。
成果は数字で突きつけられます。

つまり1年間で私はいくら利益を、あるいは損を出したのか。
やりがいはありますが、ストレスはとても大きかったです。

 「勝つ」ために最も重要なのが情報収集です。
人脈を駆使して世界から情報を集め、その上で正しく分析し戦略を立て実行する。

大事なのが結果を冷静に分析して次につなげることです。
失敗したときはないがしろにしがちですが、改善には欠かせません。


◆93年に大株主の英蘭ロイヤル・ダッチ・シェルに出向する形でロンドンに転勤となる。

 まず単純に驚いたのはロンドンは世界の中心だということでした。
英国では午前中にアジア、午後に欧米の取引が実行できるのです。

当初は英語でのミーティングに苦労しました。

語学力不足をカバーするため、プレゼンでは提案したいことを最初に簡素に述べ、理由づけも明確にするよう心がけました。

 国や人種が違えば仕事のやり方も変わります。
アルジェリアから製品を購入したとき、手配した船が港で渋滞に会ったことがあります。

船長から「食料と水がなくなってきたので引き返す」と連絡が来ました。
そんなことになればまた列に並び直さなければなりません。

途方に暮れたのを今も鮮明に覚えています。

 日本では考えられないことが世界では起きます。
こうした状況を乗り越えるには経験に加え人脈が重要です。

同僚と昼食に出かけたりして人間関係を築いておけば、いざという時に助けてくれます。
ロンドンでの4年間でそうしたことも体得しました。

▼かめおか・つよし
 1979年(昭和54年)、関西学院大経卒、シェル石油(現昭和シェル石油)入社。

2009年常務執行役員、15年から現職。
兵庫県出身。

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
あのころ:
 
 1990~2000年にかけて、日本の石油業界は規制緩和が一気に進んだ。

96年に特定石油製品輸入暫定措置法、01年に石油業法が廃止され、石油製品の輸入などが自由化された。

石油製品の国内需要も右肩上がりで伸びた時代で、99年度には過去最高となる2億4600万キロリットルに達した。


●関連日経記事:2017年2月7日グー・ブログ「息子たちに読んでほしい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 英語「思い込みでも行動を」=「日本人 世界で勝つには」 早稲田大学准教授 入山章栄さん=』(2月6日付)

●関連日経記事
:2013年7月11日グー・ブログ「同上」投稿記事参照
 日経新聞 一般常識「素人がしてはいけないFX取引」=損失を抱え、平均3ヵ月で退出=』(2013年7月11日付)

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