日経新聞 安心・安全『谷口ジロー氏の漫画「遥かな町へ」』=鳥取県倉吉市=

2016年10月25日 01時14分45秒 | 安心・安全
日経新聞 2016年10月23日(日) P.1
連載コラム『春秋』

 21日に強い地震が襲った鳥取県倉吉市は、谷口ジロー氏の漫画「遥(はる)かな町へ」の舞台だ。

主人公である48歳の男は出張ついでに、ふと故郷の倉吉市に立ち寄る。
古い町並みを抜け、母の墓参りをし、境内(けいだい)でこう思う。

「なんだか時間の観念が薄れていくような気がする」

▲直後に男は14歳に戻り2度目の中学2年生を生き直す。
国内だけでなく欧州でも漫画の賞をいくつも受賞した名作だ。

魅力のひとつは作中に描かれた昭和30年代の倉吉市の風景だろう。
土蔵や川などは今も残り、出身者ならずとも観光客はつかの間の時間旅行を味わえる。

▲架空の女子高生バンドが町おこしに大活躍。

そんな設定で大手ゲーム会社などが始めた音楽配信企画「ひなビタ」の舞台も白壁土蔵のある町だ。

モデルは倉吉市とされ、多くの若いファンがこの町を訪れていた。

そんな倉吉市を揺れが直撃し、崩れた壁や堀、落ちた瓦、倒れた墓など痛々しい写真が現地から送られてくる。

▲予定していた音楽祭やスポーツ大会なども相次ぎ中止となった。
親しい人、見慣れた風景、大事に育んだ生活や文化を一瞬の揺れが奪っていく。

倉吉市を含め各被災地が一日も早く日常を取り戻すためには何が必要になるか。

寄付やボランティア、名産品の購入から観光まで、遠くの地に住む人たちにできることは多い。

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