日経新聞 安心・安全「在韓邦人の退避策調整」=政府、朝鮮半島有事に備え=

2017年04月24日 07時11分53秒 | 安心・安全
日経新聞 2017年4月22日(土) P.4 総合3面
『在韓邦人の退避策調整』=政府、朝鮮半島有事に備え=

 日本政府は朝鮮半島の有事に備え、6万人近い在韓邦人の退避策の本格的な調整に入った。
迅速に情報を提供し、まずは日本の民間機や船舶で帰国させる。

緊迫時には自衛隊機の派遣も可能だが韓国政府の同意が得られておらず協議を急ぐ。

自民党も退避の流れを検証する小委員会を党安全保障調査会の下に立ち上げ、近く提言をまとめる。

『自民も提言策定へ』
 岸田文雄外相は21日の衆院外務委員会で在韓邦人の退避に関し「様々な対応を準備している。 領事レベルで韓国ともしっかり意思疎通している」と強調した。

有事の際には米国や韓国と情報を共有しながら
「実際の攻撃までに、どれだけ在韓邦人を減らせるかが勝負だ」(政府関係者)。

 海外で軍事衝突などが起きた場合、滞在する日本人は自主避難が原則で、韓国の場合も民間の航空機や船舶で出国してもらう。

チャーター機などの利用も検討する。

 ただ、韓国には旅行者を含め5万7千人が滞在し、一度に大量の邦人が集中する可能性がある。

こうした事態では、政府は韓国から日本以外の国に向かう第三国の民間機も使うことを検討する。

外交ルートを通じて第三国の政府に協力を依頼。

チャーター機がある場合は日本人の搭乗を要請することも検討し、法人には第三国への出国を呼びかける。

 それでも取り残された邦人が出そうな場合は、米軍機の協力を依頼する。

自衛隊の輸送機や艦艇の派遣も検討するが、それには自衛隊機の受け入れ国となる韓国の同意が必要。

韓国は反日感情から自衛隊を領域内に入れることに拒否感があり、現時点で同意は得られていないもようだ。

 政府は一時帰国させていた長峰安政駐韓大使を今月帰任させ、韓国政府との調整や在韓邦人向けの対応を急いでいる。

ソウルの日本大使館は朝鮮半島有事などを想定した安全マニュアルを改定。

非常時に逃げ込む民間待避所や地下駐車場など、韓国全土約900カ所以上の施設を一覧にした。

 自民党が立ち上げた小委員会は、関係省庁からのヒアリングを通じて邦人退避体制の改善点を見つけ、近く政府に提言する。

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『「地面に伏せて」「窓から離れて」』=政府、ネットに掲載=
『ミサイルを想定 マニュアル作成』


 政府は21日、各都道府県の危機管理担当者を都内に集め、北朝鮮の弾道ミサイルが日本の領域内に着弾する場合に備えた説明会を開いた。

ミサイル着弾時に国民がとるべき行動として ①頑丈な建物や地下街などに避難 ②近くに適当な建物がない場合は物陰に身を隠すか地面に伏せて頭部を守る ③屋内にいる場合は窓から離れるか窓のない部屋に移動するーーなどと紹介した。

 政府は21日、武力攻撃の発生時の情報取集方法などを紹介する「国民保護ポータルサイト」を更新し、これらの内容を掲載。

ミサイルの飛来にかかる時間など「国民からの問い合わせが多い」(内閣官房)内容もQ&A方式で説明した。


●関連日経記事:2017年4月22日グー・ブログ「息子たちに読んでほしい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 海外メディア「米朝首脳 誤算のリスク」=英FT・チーフ・コメンテーター ラックマン氏=』(4月20日付)

◆父さんコメント:
 「有事の場合は自主避難が原則」とは「初期段階では自衛隊を派遣できない日本政府は海外にいる邦人救出の手段を持たない」ということが背景にある。

海外に滞在する日本人は「自分の命は自分で守りなさい」と政府から見放されているのが現実の姿と考えるべきだ。

 「有事の米ドル」。
世界中のどんな辺ぴな場所でも通じるのが米ドルだ。

脱出する際に必要になる航空機や船舶の「足の確保」が最重要になる。
それらの搭乗券を購入するのに有用になるのが米ドルだ。

避難の際には、20ドル札以下の小額紙幣を集めて身に着け、持参することが肝心だ。

高額紙幣では「釣銭が期待できない」「現金を多額に持ち歩くと強盗に遭うリスク」など使用の際に不便やリスクがあることから小額紙幣を分散して持ち歩くのが駐在員の知恵だ。

中東の避難民の知恵も普段から学んでおくことが自分の命を、家族の命を守ることにもつながる。


●関連日経記事:2013年2月5日グー・ブログ「息子たちに読んでほしい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 国際『「邦人救出」「情報収集」』=日本”他国頼み”鮮明=』(2013年2月3日付)

●関連日経記事
:2016年3月21日グー・ブログ「同上」投稿記事参照
 日経新聞 安心・安全「帰宅困難650万人に備え」=「大震災から5年」 再建への道程 ⑫=』(2016年3月20日付)

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