日経新聞 国際「トランプ氏、FBI長官解任」=ロシア疑惑 波及懸念か=

2017年05月12日 09時20分48秒 | 国際
日経新聞 2017年5月11日(木) P.3 総合2面
『トランプ氏、FBI長官解任』=ロシア疑惑 波及懸念か=

 トランプ米大統領は9日、米連邦捜査局(FBI)のコミー長官を電撃解任した。

昨年の大統領選で民主党候補ヒラリー・クリントン氏の私用メール問題への対応を解任理由に挙げた。

コミー氏はロシアが米大統領選に関与し、同国に融和的だったトランプ氏に有利になるように動いた疑惑の捜査を指揮していた。

米政権の露骨な捜査妨害との批判が出ている。

 「大統領がFBI長官を解任」。
ニュース速報が流れたとき、コミー氏はロサンゼルスで訓示中だった。

速報を見たコミー氏はいたずらだと思って笑ったという。
その後、解任の書簡がFBI本部に届いた。

 FBI長官の任期は10年間で、コミー氏は5年目。
任期途中の解任は1993年以来で、史上2人目という。

ホワイトハウスは、私用メールを公務に使った問題でクリントン氏を訴追(そつい)しないとコミー氏が発表したことを「重大な誤りだ」とするローゼンスタイン司法副長官の書簡を公表した。

ただ、それが本当の理由だと信じる人は少ない。

 コミー氏は大統領選直前の昨年10月28日、クリントン氏の再捜査を表明。
これが同氏敗北の決定打になったとの見方は多い。

クリントン氏は2日の集会で「もし投票が10月27日だったら、私が大統領になっていた」と漏らした。

トランプ氏は当選直後に「非常に尊敬している」と述べ、コミー氏を評価していた。

 「コミー氏の解任は政権がロシアの捜査をどれだけ恐れているかの証拠だ」。
大統領選で民主党副大統領候補だったケーシー上院議員は断言した。

FBIは大統領選へのロシアの関与疑惑で、トランプ氏の選挙陣営や政権を捜査していた。

 ロシアとの不透明な関係が疑われたフリン前大統領補佐官(国家安全保障担当)はすでに更迭(こうてつ)され、複数の幹部もトランプ政権発足前からロシアと接触したのではと疑われている。

連邦大陪審は9日、フリン氏の関係者に召喚状を出したという。
ロシアから金銭を受け取った疑惑がある。

 野党・民主党は「容認できない」などと批判。
ロシア疑惑を調べる特別検察官を選ぶよう求めた。

与党・共和党でも重鎮のマケイン氏は10日「民主党もコミー氏を解任すべきだと批判していたのに、悲しむふりをしている」とツイッターで反論した。

(ワシントン=川合智之記者)


●関連日経記事
:2017年2月23日グー・ブログ「息子たちに読んでほしい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 政治「ロシア疑惑のゲート開く」=親ロ路線をとるトランプ氏=』(2月22日付)

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