日経新聞 社会『「居留守」も安全のため』=一人住まい女性の間にじわり広がる=

2017年05月14日 21時01分32秒 | 社会
日経新聞 2017年5月12日(金) P.1
連載コラム『春秋』

 就活中の学生に電話しても出てくれない。
そんな戸惑いが企業に広がっていると日経電子版の記事が伝える。

友との意思疎通にも主に対話アプリのLINEを使い、電話で話すなら相手の都合を確認してから、という世代。

未知の番号からの着信はまず警戒するそうだ。

▼家の固定電話が鳴っても出ないよう親に教育された若者もいると聞く。
電話だけではない。

一人暮らしの女性などで、玄関のインターホンが鳴ったとき、心当たりがない場合は用心のため居留守を使う人もかなりいるようだ。

訪問者が宅配便の配達員なら荷物は持ち帰らざるを得ない。
再配達となり、労働時間が延びていく。

▼宅配便のパンクを避けるためヤマト運輸が人員を大量採用する。
仕事量を押し上げた原因の一つが再配達だ。

共働きの増加などで留守宅が多くなったのに加え、「いきなり」型の電話や訪問を警戒する今の生活者心理も背景にある。

値上げで荷物量を抑え、人を増やしても、再配達比率が上がれば帳消しになりかねない。

▼業界期待のコンビニ受け取りも、「店員に住所や名前を知られるのが嫌」「かさばる箱を抱えて街を歩きたくない」との声が上がる。

家族の誰かが家におり、縁側が開け放たれていた頃なら配達も楽だったろうが、時計の針は戻らない。

人海戦術だけに頼らず、IT(情報技術)時代に似合った工夫と挑戦を重ねてほしい。


●関連日経記事:2017年4月11日グー・ブログ「息子たちに読んでほしい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 経営「日本型モデル見直し、スーパー・外食・ホテル…」=人手不足で限界に=』(4月7日付)
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