日経新聞 国際『イラン外相: 「核合意は必ず続く」』=「破棄」を主張するトランプ氏をけん制=

2016年12月10日 10時34分04秒 | 国際
2016年12月9日(金) P.11 国際2面
『核合意は必ず続く』=イラン外相=

『トランプ氏をけん制』

 来日中のイランのザリフ外相は8日、日本国際問題研究所が都内で開いた講演で、オバマ米政権下で欧米諸国と結んだ核合意について「必ず続くと考えている」と強調した。

「米国の国益にかない国際社会のためにもなるので尊重すべきだ」と述べ、トランプ次期米大統領が選挙戦で核合意の「破棄」を主張してきたことをけん制した。

 イランと米欧など6カ国は昨年7月、イランが核開発の規模を縮小する見返りに欧米が経済制裁を解除することで合意した。

交渉を担ったザリフ氏は「米国とだけでなく多国間の合意であり国連安全保障理事会も支持している」と説明。

核合意の白紙化を「国際社会が受け入れるとは思えない」とし、着実に履行していく方針を確認した。

 トランプ次期米大統領は選挙期間中、オバマ政権の対イラン政策が中東を不安定にしたなどと批判し、大統領になればイラン核合意を破棄すると表明していた。

ザリフ氏は仮に核合意を破棄して制裁強化に動いても「米国は見返りを得られない」とし、現状の枠組みを続けるべきだと訴えた。

 石油輸出国機構(OPEC)が1月末、8年ぶりの減産で合意したことについては「(原油価格の低迷で)我々は苦しんだがサウジアラビアはもっと苦しんだ」と言及。

かってサウジに「石油を政治ゲームにしないよう訴えたが聞き入れられなかった」と明らかにした。

その上で油価の低迷長期化で「サウジは現実を認識するに至った」として、減産合意につながったとの見方を示した。

 ザリフ氏は「イランの外交政策と変わりゆく世界情勢」と題して講演した。
グローバル化が進むなかで「孤立して繁栄することはできない」と指摘。

「他者を犠牲にして自分だけ勝者になることはできない」とし、外交の世界では「ゼロサムゲーム」の考え方を放棄することが重要と説いた。


●関連日経記事:2015年4月6日グー・ブログ「息子たちに読んでほしい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 国際「イラン核合意の波紋 (上)」=中東秩序 変化の兆し=』(2015年4月5日付)

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