日経新聞 人物紹介「大蔵省入省 ハーバード留学=「普通に人を楽にリッチに ③」 ウェルスナビ社長 柴山和久さん=」

2017年07月16日 04時14分18秒 | 人物紹介
日経新聞 2017年7月12日(水) P.28 くらし面
連載『人間発見』=ウェルスナビ社長 柴山和久(しばやま・かずひさ)さん=

『普通の人を楽にリッチに ③』=大蔵省入省 ハーバード留学=茶道部で出会った米国人妻=


 2000年に大蔵省(現財務省)に入り、銀行局、札幌国税局など経て、米ハーバード大学に留学した。

 大蔵省に入れば、国を動かすような仕事をするというイメージがあったのですが、実際やることはコピーを取り、廊下を走って届けたり、国会答弁の資料を言われるまま修正したり、単純な作業が大半でした。

それでも官僚の文書を毎日のように眺めてるうち、門前の小僧のように、見えてくるものがありました。

官僚の仕事は年次を重ねるごとに責任が大きくなり、面白くなります。
私も退職する直前が一番、面白かったですね。

 当時の大蔵省は全員、海外留学できました。
ハーバード大を選んだのですが、授業にまったく付いていけません。

成績の半分は授業中の発言で決まるのですが、級友が何を言っているのかわからない。
そのうちわかるようになっても、自分が何を発言していいかわからない。

やがて発言内容が浮かぶようになっても、教授に質問されたらどうしようと思うと下を向いていしまう。

居心地の悪い毎日でした。

 米国人の妻とはハーバードの茶道部で出会いました。
この大学にはなぜか茶室があります。

妻は東洋文化に関心がありました。

よく妻とのなれそめを聞かれるのですが、「裏千家です」と答えると、たいがい、けげんな顔をされますね。

留学から財務省に戻った私のもとに、突然、年賀状が届きました。
妻からです。

「就職前の空白期間を利用して、九州で英語講師をしている」と。
東京と九州で遠距離恋愛が始まります。

やがて私は英国財務省に出向し、米国に戻った妻との遠距離恋愛の舞台は、ロンドンとシカゴになりました。


 2004年の冬に結婚を決め、シカゴの妻の実家へ。
義父の行動に度肝を抜かれる。


 氷点下の裏庭で、義父から手渡されたのは、ずっしりとした拳銃でした。

「男は常に家族を守らねばならない」と、精神的にも経済的にも、妻子を支える覚悟を試された思いでした。

翌年の夏はライフル射撃の教室に通わされ、冬には狩猟デビューです。
日の出前の午前6時からじっと獲物の鹿を待ち続け、仕留めたのが午後2時すぎ。

雪の中、8時間耐えました。

 英国財務省では主計局で保健省をみたり、主税局で国際法人税を担当したりしました。
仕事は楽しかったです。

帰国する時、上司がダウニング街11番の財務大臣公邸で、送別会を開いてくれました。
2008年に妻も一緒に帰国、財務省主税局に復帰するのですが、人生一寸先は闇ですね。

想像だにしなかった事態となり、翌年、私は財務省を退職しました。


◆父さんコメント:
 米国人が考える「男」という定義が分かる日経記事です。

家庭に入り、一緒に教会に行くレベルの関係にならないと本当の米国人の考え方は外国人には分からない、と言われたのが思い出されます。


●関連日経記事
:2017年7月16日グー・ブログ「息子たちに読んで欲しい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 人物紹介『「普通の人を楽にリッチに ①②」 発端は金融資産のンチ米格差』=ウェルスナビ社長 柴山和久さん=(7月10日付)

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