日経新聞 国際「中国、輸出に急ブレーキ」=景気にマイナス影響=

2016年10月15日 08時40分55秒 | 国際
日経新聞 2016年10月14日(金) P.6 国際1面
『中国、輸出に急ブレーキ』=9月10%減=

『景気の足かせに』

 中国の輸出に急ブレーキがかかった。

中国税関総署が13日発表した9月の輸出額(ドルベース)は前年同月比10%減の1845億ドル(約19兆1600億円)だった。

公共投資と不動産がけん引して中国経済は8月から薄日が差してきたが、輸出の急減は景気の足かせになりかねない。

 輸出額が前年同月の水準を下回るのは今年4月から6カ月連続。
減少幅は8月に2.8%まで縮んだが、9月に急拡大した。

2桁の減少幅は今年2月以来7カ月ぶり。
9月は輸入額も前年同月比1.9%減の1425億ドル。

8月は22カ月ぶりに前年同月の水準を上回ったが、再びマイナスになった。

 税関総署は「我が国の貿易の拡大には依然として大きな困難がある」と分析した。

 輸出を地域別にみると、米国(前年同月比8.1%減)、欧州連合(EU、同9.8%減)、日本(同7.0%減)とおもな輸出先がいずれもマイナスだった。

EUからの離脱を決めた英国向けはポンド下落もあって10%以上の減少だった。

 商品別にみると携帯電話は米アップル社の新製品発売もあって増加したが、衣服(前年同月比12.6%減)、パソコン(同12.4%減)、集積回路(同18.8%減)といずれも大幅に減った。

 輸出が減る背景には世界経済の回復が力強さを欠いていることに加え、人件費や地価の上昇で中国が生産拠点としての競争力を失っている構造的な要因もありそうだ。

 中国は衣服や靴など労働集約型の製品に強みを持っていたが、13日に記者会見した税関総署の黄頌平報道官は「今年になって米国や日本で中国製の市場占有率(シェア)が下がる一方、東南アジア製のシェアが上がっている」と指摘した。

(北京=原田逸策記者)

ジャンル:
ウェブログ
コメント   この記事についてブログを書く
この記事をはてなブックマークに追加
« 日経新聞 経営『「堅実経営... | トップ | 日経新聞 国際「サウジ、対... »

コメントを投稿


コメント利用規約に同意の上コメント投稿を行ってください。

数字4桁を入力し、投稿ボタンを押してください。

あわせて読む

トラックバック

この記事のトラックバック  Ping-URL
  • 送信元の記事内容が半角英数のみのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • このブログへのリンクがない記事からのトラックバックは受け取らないよう設定されております。
  • ※ブログ管理者のみ、編集画面で設定の変更が可能です。