日経新聞 国際「欧州中銀 量的緩和を縮小」=来年12月まで9カ月延長=

2016年12月10日 08時18分45秒 | 国際
日経新聞 2016年12月9日(金) P.1
『欧州中銀 量的緩和を縮小』=来年12月まで9カ月延長=

 欧州中央銀行(ECB)は8日の理事会で、国債を大量に買い取る量的金融緩和の規模を2017年4月から縮小すると決めた。

毎月の購入額を600億ユーロ(約7兆3千億円)とし、これまでより200億ユーロ減らす。

一方で、緩和の終了時期は9カ月延ばし「17年12月末」とする。
景気の先行きには不透明感が残るが、底堅さが目立ってきたと判断したようだ。


 ECBはユーロ圏19カ国の国債や欧州系の国際機関が発行する債券のほか社債などを買い取っている。

銀行や企業にマネーを流し込んで経済を活性化させ、物価を上向かせるのが狙い。
ECBは15年1月に量的緩和の導入を決定。

その後、期間を延長し規模も拡大した。

 今回の理事会では主要な政策金利の据え置きを決めた。
さらに「17年3月まで」としていた量的緩和を17年末まで続けることで合意した。

 緩和期間を延長すると同時に、毎月の買い取り額は800億ユーロから600億ユーロに減らす。

これは金融政策の軸足を「追加緩和」から「縮小」に移したことを意味する。

もっとも、市場への影響にも目配りして毎月の購入額を一気に減らすことは避け、量的緩和縮小のスピードは非常に緩やかなペースになるというメッセージも込めた。

 とはいえ、ECBが政策の軸足を緩和縮小の方向に軌道修正したことは、金融市場にとって「サプライズ」となった。

域内では、ドイツなど北部勢が金融緩和の縮小を求めていたが、不用意に緩和を打ち切れば金融市場が不安になりかねない。

このため、多くの市場関係者は買い取り規模の現状維持を見込んでいた。

▼欧州中銀決定のポイント
・量的金融緩和を2017年12月末まで9カ月延長

・17年4月から国債などの購入額を月800億ユーロから月600億ユーロに減額
・政策金利は据え置き

・期間や購入額は見直す可能性がある

(フランクフルト=赤川省吾記者)


●関連日経記事:2016年12月9日グー・ブログ「息子たちに読んでほしい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 国際「伊3位銀に公的資金検討」=政治流動化、増資が難航=』(12月8日付)


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