日経新聞 経済「金利差拡大、円安一段と」=114円台、2カ月ぶり水準=

2017年07月12日 06時02分42秒 | 経済
日経新聞 2017年7月11日(火) P.3 総合2面
『金利差拡大、円安一段と』=114円台、2カ月ぶりの水準=

 外国為替市場で円安が定着するとの見方が広がっている。

欧米の中央銀行が金融緩和の縮小を示唆するなか、日銀は金利上昇を抑制する姿勢を明確にした。

金利の低い円への売り圧力が強くなり、10日は1ドル=114円台前半と約2カ月ぶりとなる円安・ドル高水準で推移した。

円安進行を受けて10日の日経平均株価は反発し、終値で2万円台を回復した。

 10日の円相場は先週末の海外市場で付けた安値から下げ幅を拡大し、節目となる115円に迫りつつある。

対ユーロでも約1年5カ月ぶりの円安水準となる1ユーロ=130円台で推移した。

 一段の円安進行は先週末に発表された6月の米雇用統計が起点だ。

非農業部門の雇用者増加数は前月比22万2千人と市場予想(約17万人)を大幅に上回った。

米雇用の順調な回復を確認すると、金融市場では米国が緩やかな金融引き締めを続けるとの見方が改めて意識され、米長期金利は7日に2.39%と節目の2.4%目前まで上昇した。

 金利上昇は欧州中央銀行(ECB)の緩和縮小観測がくすぶる欧州にも波及し、ドイツの長期金利は7日に0.6%近くまで上昇した。

カナダや英国でも利上げ観測が強まるなど、金融政策の正常化をめざす動きは世界的な潮流となっている。


 先進国で唯一、こうした流れと距離を置くのが日本だ。

先週は日本でも海外勢などが国債の売りに回り、長期金利は一時0.105%まで上昇した。

しかし日銀は金利上昇を容認しなかった。

 日銀は7日に一定の金利水準で無制限に国債を買い入れる「差し値オペ」に踏み切り、金利の抑制姿勢を明確にした。

日銀からのメッセージを受けて長期金利は低下し10日は0.090%だ。

「金利差の拡大が主要通貨に対する円の下落につながっている」と三菱UFJモルガン・スタンレー証券の上野大作氏は説明する。

 市場では今後も緩やかな円安基調が続くとの見方が強い。

三井住友銀行の山田曜一郎氏は「いったん調整する可能性はあるが、年後半にかけて118円前後まで下落する」と予想している。

 一方、株式市場では円安が追い風となる電機や自動車などの主力銘柄に買いが入った。

10日の日経平均は前週末比151円(0.76%)高の2万0080円と3営業日ぶりに2万円台に乗せた。


●関連日経記事:2017年7月11日グー・ブログ「息子たちに読んで欲しい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 経済「金利急上昇を警戒」=日経平均、円安でも上値重く=』(7月9日付)

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