日経新聞 開発「日本セラミック: 見えないものを見る赤外線センサー」=欠かせぬ企業 ⑤ 「感じる」=

2017年07月31日 07時32分30秒 | 開発
日経新聞 2017年7月27日(木) P.19 投資情報面
特集連載「欠かせぬ企業 ⑤」=感じる=

『日本セラミックの赤外線センサー』=見えないものを見る=

 東京駅から新幹線・特急を乗り継ぎ5時間。

鳥取駅に着く。
さらに車で走ること20分。

周囲を山に囲まれた日本セラミックが見えてくる。

現在4社ある鳥取本社の上場企業第1号にして、赤外線センサーの世界シェア約6割を握る小さな巨人。

メーカーや投資家など外国人もしばしば訪れる。

 人が通ると自動的につく街灯や、侵入者に反応する防犯カメラで欠かせないのが、赤外線センサーだ。

地球上の全てのものが発するみえない光、赤外線のごくわずかな熱を感じ取り、作動する。
いわば見えないものを見る「目」の役割を果たす。

 センサー内部の心臓部を形成するのが「セラミック素子」だ。
セラミックは「焼き物」の意。

鉛(なまり)など複数の金属素子を混ぜ合わせ、一定の温度の中で熱を加えて焼く。

 中でも特に、赤外線に反応するセラミック素子を開発したのが、現社長谷口真一氏の父、義晴氏だ。

技術者だったが、大手企業からの「リストラを機に」1975年、仲間5人と勤務先の鳥取で創業したという。

焼く温度や時間、混ぜる金属の粒子量などすべてがノウハウの結晶だ。

 赤外線センサーに加え、近年伸びが著しいのが超音波センサーだ。
こちらも高いシェアを持つ。

 「光」を感知する赤外線センサーに対して、超音波センサーが感知するのは、耳には聞こえない「音」。

音波の跳ね返りの時間から物体までの距離を感知する。
最近は車の衝突防止対策として1台当たりに搭載されるセンサー数が増えている。

今後、本格的に広がる自動運転で欠かせない部品のため、「需要は着実に増える」(藤原佐和子執行役員)。

 株価は26年ぶりの高値圏にあり、26日も年初来高値(2841円)を付けた。
2017年12月期の連結純利益は前期比7%増の22億円を見込んでいる。


●関連日経記事:2017年7月28日グー・ブログ「息子たちに読んで欲しい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 開発「フロイント産業: 薬の形状、調整自在」=欠かせぬ企業 ④ 「くるむ」=』(7月26日付)

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