日経新聞 国際「債務不履行の懸念」=ベネズエラ、政情不安も影=

2016年10月29日 08時33分57秒 | 国際
日経新聞 2016年10月28日(金) P.6  国際1面
『債務不履行の懸念』=ベネズエラ、政情不安も影=

 南米ベネズエラにデフォルト(債務不履行)懸念が浮上している。

原油価格の低迷により外貨準備の減少が続く中、国債や国営石油会社の社債の償還期限が来年にかけて相次ぎ到来するためだ。

同国は外貨準備の10倍以上にあたる約1400億ドル(約14.5兆円)の債務を抱える。

26日にはマドゥロ大統領退陣を求める大規模デモが各地で発生するなど、政情不安も市場関係者の不安を増幅させている。


 ベネズエラ政府の100%出資会社、国営石油会社PDVSAが発行する社債とベネズエラ国債が、10月28日と11月2日に合わせて約47億ドルの元本・利息の支払いを迎える。

ベネズエラの10月半ば時点の外貨準備高はおよそ120億ドルと、今年初めから3割減少。

この局面でのデフォルトは回避される見通しだが、資金繰りは来年にかけてさらに厳しさを増す。

 PDVSAの社債は2017年に入り、4月32億ドル、11月に28.5億ドルの支払い期限が到来する。

16年11月、17年4月、11月の社債償還分の約4割は20年までの分割払いで投資家と合意したが、資源価格低迷が続けば、これらの支払いが難しくなる可能性がある。

 外貨準備の減少が続くなか大統領の退陣を求める大規模デモ発生など政情の不安定化も懸念されている。

ベネズエラの関連債務のおよそ4割を海外の機関投資家が保有。
市場関係者の間では財政の本格再建がなければいずれデフォルトに陥るとの見方は根強い。

 ベネズエラは輸出の9割を原油に依存する。

急進的な反米左派だったチャベス前大統領は原油高を背景に、支持基盤の低所得者層向けにばらまき的な施策を展開。

マドゥロ大統領は原油安に直面しても、なかなか政策を転換できない状況だ。

(ニューヨーク=山下晃記者、ブラジリア=宮本英威記者)


●関連日経記事:2016年2月13日グー・ブログ「息子たちに読んでほしい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 国際「ベネズエラ 危機深刻に」=輸出の9割原油、価格下落が打撃=』(2月12日付)

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