日経新聞 社会「北日本新聞の批判記事が発端」=富山市議の辞任騒動=

2016年10月01日 11時06分10秒 | 社会
日経新聞 2016年9月30日(金) P.1
連載コラム『春秋』

 リオデジャネイロ五輪で金メダルを獲得した田知本遥さんと登坂絵莉さんが、出身地である富山県の県民栄誉賞を贈られたのは、今月12日。

誇りに思った県民は少なくなかったろう。
そんな晴れがましい気分はしかし、ずいぶんと損なわれてしまったのではないか。

▼富山市議会での辞職ドミノである。
政務活動費、ちぢめれば政活費という名称の手当てを不正にふところに入れていたーー。

そう認めて辞めていった議員は、おとといまでに10人。
定数40人の4分の1だ。

政活費は議員としての調査や研究のための公金だが、別の「せいかつひ」とのけじめをつけられなかった印象である。

▼発端は議員報酬を引き上げようと市議会が動いたことだった。

これに批判的だった地元の北日本新聞の女性記者が取材をしていたところ、市議の一人が取材メモを取り上げた。

発奮した同紙は、地方議員の報酬や手当の実態に迫るべく取材を強化した。
その結果が、底なし沼のような不正の発覚と、辞職ドミノである。

▼ドミノは富山県議会、さらに県外の自治体の議会にも広がりつつある。
これを機に日本の地方自治がよくなってほしいものである。

そういえば、1918年の米騒動は富山県の女性たちが口火を切った、と教わった。
初めての本格的な政党内閣とされる原敬内閣ができるきっかけになった騒ぎである。

さて政活費騒動は。

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