日経新聞 政治『「ロシアゲート」米に衝撃』=FBI長官解任、トランプ政権に批判拡大=

2017年05月14日 06時26分51秒 | 政治
日経新聞 2017年5月13日(土) P.3 総合2面
『「ロシアゲート」米に衝撃』=FBI長官解任、批判拡大=

『政権の説明 二転三転』

トランプ米大統領によるコミー前米連邦捜査局(FBI)長官の電撃解任の衝撃が続いている。

政権側の解任理由の説明は二転三転し、昨年の米大統領選へのロシア関与疑惑を巡る捜査を妨害するためだとの憶測が広がる。

「第二のウォーターゲート事件」「ロシアゲート」との批判が強まっており、政権を揺るがす火種となりかねない。


 「目立ちたがり屋だ。 FBIは混乱状態にあった」。

トランプ氏はコミー氏解任から2日後の11日、米NBCテレビのインタビューで解任理由をこう語り「(司法省の)勧告の有無にかかわらず、私は解任するつもりだった」と強調した。

 司法省の勧告に基づく解任としていた政権の当初の説明と食い違う。

しかも、マケイブFBI長官代行は11日の上院公聴会で「コミー氏はFBI内で幅広い支持を得ている」と証言。

政権とFBIの対立が深まった。

(後段略)

(ワシントン=川合智之記者)


『「まるでニクソン」の声』=捜査トップ解任、現場反発=
 米国では今回の解任劇を米政治史上最大の醜聞「ウォーターゲート事件」になぞらえる見方が多い。

この事件でニクソン元大統領は米連邦捜査局(FBI)内の離反を招き、任期途中で辞任に追い込まれた。

 コミー氏は昨年の大統領選へのロシア関与疑惑の捜査を指揮していた。
「まるでニクソンのようなやり方だ」。

野党民主党はウォーターゲート事件で捜査担当の特別検察官を解任したニクソン氏に重ね、トランプ大統領を強く批判している。

 FBI長官の任期は捜査の継続性や政治的な中立性を守るため、10年と長い。
コミー氏は6年余りの任期を残していた。

コミー氏以外に任期途中で解任されたのは、FBIの前身組織を含め、過去に職権乱用を問われた1人だけにとどまる。

 異例の解任劇は政権とFBIの対立を激化させかねない。

ウォーターゲート事件を暴いた報道で「ディープスロート」と呼ばれた取材源は、捜査妨害に反発した当時のFBI副長官だったことが後に明らかになった。

 トランプ氏は就任直後、イスラム圏からの入国制限令に抵抗したとしてイエーツ司法長官代行も更迭。

相次ぐ司法当局者の解任はトランプ氏への信頼を損ねている。

▼ウォーターゲート事件

 1972年6月、当時のニクソン大統領の再選を目指す集団が野党の民主党全国委員会本部に盗聴器を仕掛けようとした事件。

ニクソン氏は再選したが、捜査担当の特別検察官を解任。

「捜査妨害」との世論の反発を受けげ議会が弾劾に動き、ニクソン氏は74年8月、米国史上初めての大統領辞任に追い込まれた

(ワシントン=長沢毅記者、芦塚智子記者)


●関連日経記事:2017年5月12日グー・ブログ「息子たちに読んでほしい日経記事」投稿記事参照
 日経新聞 国際「トランプ氏、FBI長官解任」=ロシア疑惑 波及懸念か=』(5月11日付)

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