Macchina (マッキナ)
イタリア車といえばアルファロメオ、フィアット、フェラーリとイカした車が沢山。アテネに住んでいた時、知人が「こういう機会にしか乗れないから」ということで、中古のアルファロメオを購入した。他の日本人が乗っているフィアットの故障話は聞いていたが、予想以上の展開。オイル漏れとエンジントラブルで2度のレッカー、車ごと船に乗って行った島で修理工場にお泊まり。それがイタリア車だからなのか、以前の故障時に行ったギリシャの修理が悪かったのかはわからない。
修理代、レッカー代ととんだ出費に見舞われたにもかかわらず、彼はアルファロメオに乗っていることが幸せだという。200キロ近いスピード(勿論、高速道路)で魅せる軽やかな走り、洗練されたデザインのボディに輝くエンブレム・・。愛車アルファロメオの魅力を語る姿が少年のようで微笑ましくもあった。
そんなこんなで気になったのがエンブレム。右側の蛇は何と人を口にくわえているではないか。調べてみると左の十字がミラノ市章、右が貴族ヴィスコンティ家の家紋。ローマ教皇グレゴリウス10世を出した名門で、映画「ヴェニスに死す」のルキノ・ヴィスコンティもこの一族の流れだそう。
市章は、第一回十字軍遠征の折、聖地エルサレムの城壁に最初に辿り着き十字架を立てたのがミラノ人であったことに由来。また家紋は十字軍で闘ったサラセン人(イスラム教徒)を飲み込む竜(大蛇)という説が一般的。
ミラノを本拠地にして始まったアルファロメオだから、ミラノ人の誇りや名門貴族の紋章を車のシンボルにしたのだろう。イスラムの人には複雑なのでは・・と思ったり、現代を走る車が十字軍の歴史を背負っていることに驚いたり・・。車種の区別がつかない私もアルファロメオだけは目ざとく見分けるようになった。日本では、めったに走っている勇姿にお目にかかれないのが残念でならない。(さ)
参考・アルファロメオHP・Wikipedia
「車」をテーマに更なる旅を。 エジプト
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ちょうどヴェニスに死すが撮られたホテルにまつわるエントリーをアップしたところでした。
さて、イタリア車に乗っている人は、日本では少数派ですが、それだけにこだわりがある人が多いように思います。決して機能的ではないけれども、いつかは乗ってみたい、乗りこなしてみたい、だからこそ乗れたときには夢中になる、そんな存在なのでしょうね。
と聞くとまるで異性に対する気持ちのようですが、実は十字軍がバックグラウンドにあるとは、恐れ入ります。
でも、アルファロメオに十字軍の逸話など、そういう話があることは知りませんでした。トルコでもアルファは結構走ってるんですけど、皆そういう話は知らないんでしょうねぇ。
ところで、ヴィスコンティ監督、大好きなんですよ。あの美的感覚がたまりません。「地獄に落ちた勇者ども」と「ルードヴィッヒ」が特に好きです。って、これはヘルムート・バーガーも好きってことなのです...。すみません、長くなってしまって。
「ヴェニスに死す」のホテルですか!つながっていましたね。(後ほど、伺います)
確かに知人のアルファロメオに対する想いは、どこか異性に対する憧れのような雰囲気もありました。だからアテネから帰国する時は、「別れ」が結構辛そうでしたよ。愛車との記念写真を沢山撮っていました。
十字軍には私も「恐れ入った」という感じです。歴史に対する感覚がまた違うのでしょうね。まさか日本車のエンブレムに関ヶ原の戦いを記念して徳川の家紋などは使わないですよね(笑)
私はアテネに住むまで車は道具だと思っていたのですが、アルファロメオの件やイタリア旅行の際にフェラーリ博物館に行ったことなどによって、イタリア車はやはり素敵だと思うようになりました。ちなみにフェラーリはアルファロメオ社のレース部門に居たドライバーが独立して作ったそうですよ。
それから私もヴィスコンティ大好きです。あの独特の美的世界、ヘルムート・バーガーの為の作品か・・というような彼の美しさ・・たまりません!久しぶりに見たくなりました。
すご~い!ただの絵ではないのですね!
でも確かに、日本ではあまりお目にかからないかも…
最近、欧州らしいものを見かけてもない(車)し、
食べてもない(イタリア料理)ので、なんかさみしぃ~(><)
私は、「世界のサッカーエンブレム完全解読ブック 」という本に載っていた「ヴィスコンティ家の祖先が、森に住んでいる竜に食べられそうになっていた子供を助け、その竜を退治したという伝説に由来する」を書き写しましたが、さらささんがお調べになった「十字軍で闘ったサラセン人を飲み込む竜」の方が歴史の重みを感じられて好きですね。
イタリアで車と言ったら、かなりのポンコツや汚れてきたない車を現地で度々見かけたのでイタリアに住んでいた日本人に尋ねたところ、「車検がないから」と言われました。恐らく、車検はあるにはあるが、日本ほど厳しくないんでしょうね。10年位前の話なので、今は変わってきているかもしれません。
!と思いました。十字軍ですからね~。
アテネでは結構走っていたんですよ。アルファロメオ。フィアットも多かったです。
さすがに日本では滅多に見かけないですよね。
是非イタリア料理を食べに次の旅に出発してください!(ってエジプトから帰られたばかりですね・・笑)
記事、拝見しました。サッカー日本代表のエンブレム
はヤタガラスだったのですね。なかなかやるなという感じです。
さて、紋章の由来については私が調べた中にも「ヴィスコンティ家の祖先が森に住む人食い竜を退治した」ことに因んで・・という説がありました。他、サラセン人の盾に描かれていたものを気に入って取り入れたので、もとはイスラム圏のマークだったと書いてあるものも・・。今回は十字軍の歴史を全面に出したので取り上げなかったのですが、いろいろあるんですね。
ギリシャを走っていた車も多くがポンコツで埃だらけでしたよ。聞いたことはありませんが、おそらくギリシャの車検もあってないもの・・のような気がします。
イタリア車はよく故障するので有名ですが(日本車が故障しないのが異常?)、最近は以前ほどでもないと聞いていますがどうなんでしょう?
湘南地区では、都内ほどでもないですが、アルファロメオはよく見ますよ!フェラーリやランボルギーニは身近にオーナーがいますが、サラリーマンには縁遠い車ので話題の対象外(^^;
やはり、イタリア車は赤が似合う!(←最後まで単純な私)
高速でも200キロは違反ですよね(笑)でもギリシャでは、確かに凄いスピードで走ってる人が多かった気がします。
エンブレム奥が深いですね。人を加えてるなんて全く気がつきませんでした。
ザグレブはドイツ車が多いですが、もしかしたらイストラやダルマシアはイタリア車が多いのかもしれません。
今度行ったら、気をつけて見てみます。