Natal(ナタウ)
クリスマスの頃のリスボンを訪ねた。キリスト教を信じる人にとってクリスマスは大切なお祝いの日である。
「キリストの生誕を祝う」という明確なものがあるので日本のお祭り的なものと違い、華やかな中にも厳かな空気が漂う。特に夜は派手なネオンはなく、街の中心部の通りの上には星やツリーに下げる丸い飾りなどをモチーフにした単色の電飾が密に続く。夜の闇に沈む古い石造りの街並みや石畳の中、この単色の光のトンネルは何とも静かな祝いの雰囲気。
そしてこの時期、街のショーウィンドーは、どこも様々な趣向を凝らし洗練されている。中でも目を惹いたのは「キリスト生誕の聖なる夜」の人形飾りであった。生まれたてのキリスト、マリア、ヨセフ、時にはお祝いに駆けつけた3人の博士、天使、馬小屋の牛や羊まで揃っているものもあった。店先だけでなく勿論、教会の祭壇の前にも飾られていた。キリスト教の国であることと日本では忘れられがちなクリスマス本来の意味を実感。
写真はリスボンの「サンロッコ教会」祭壇前。この教会にはキリシタン大名がローマ法王のもとに送った天正遣欧使節団が立ち寄ったそうである。はるばる日本から来た16世紀の少年達はどんな思いでリスボンの街を歩いたのだろうか。(さ)
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写真はリスボンの「サンロッコ教会」祭壇前。この教会にはキリシタン大名がローマ法王のもとに送った天正遣欧使節団が立ち寄ったそうである。はるばる日本から来た16世紀の少年達はどんな思いでリスボンの街を歩いたのだろうか。(さ)
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話はそれますが、最近ジーコのポルトガル語が少しずつ理解できるようになってきた気がします。単なる錯覚かもしれませんが。やはりスペイン語に非常に近い言語ですよね。
ところでオルサさんはスペイン語がおできになるんですね。どれくらい勉強されたのですか。
今回、ポルトガル語を書くに当たって色々調べると本当にスペイン語と似ている言葉が多いことがわかります。ポル語を母語としている人はスペイン語を聞いた時、大体の内容がわかるし、その逆もそうだということです。
ほんと、ヨーロッパのクリスマスは日本と比べると
ずっと厳かな雰囲気がありますよね。
ポルトガルではありませんが、
数年前に行ったロンドンではクリスマスの時は地下鉄もバスも交通機関を始めレストラン、スーパーもすべてお休みでとっても静かでした。夜になって教会にいくと真剣にお祈りをしている人たちばかりで気が引けて中に入れませんでした。
クリスマスに意味を持つ信者にとっては、一番大事な日のようですね。さらささんの記事を読んでそんなことを考えてしまいました♪
ポルトガル語、勉強したことはありませんが実は辞書を持っています。というのも、ブラジル人ミュージシャン ミルトン・ナシメントのベスト版を何年か前に買ってファンになり、CDについている歌詞カード日本語訳では満足できず、歌に使われている言葉の本来の意味が知りたくて買ってしまいました。しかしその後辞書は開いていません。
かじってみると言葉のリズムや雰囲気がわかって
楽しいですよね。
私もイタリア語、フランス語をちょっとかじったことが・・。それから旅行した時は挨拶だけでも現地の言葉を使ってみたい人です。
歌詞の意味が知りたくて・・というのも、わかりますねー。ギリシャ語の辞書を引き引き、歌詞カードを眺めたことがあるので・・。オルサさんの好きなミュージシャン、聴いたことがないので何かの機会にと思いました。
そうなんですよ。
クリスマスイブは大きなミサがあるし、25日も朝からミサがあります。その後は、本当にひっそりと静かです。家族揃ってキリストの誕生を祝い、祈り、感謝して過ごすのでしょうね。
キリスト教徒(ギリシャの場合、ギリシャ正教)にとって「クリスマス」と「復活祭」は大きな行事です。
北京のクリスマスレポートも楽しみにしています。ツリーは広場に飾られたようですね!