Vin(ヴァン)
チュニジアで男の子は、「ディスコ行って、ワイン飲もうよ!」と、気軽に声をかけてくる。
「あっはっはっは、行かない!」と言うと、「残念だなぁ。お酒飲まないなら、ちょっとお茶しない?」と、言ってくるが、それも断ると、それ以上しつこく付きまとってくるのは、他の中東諸国に比べるといない。
ちょっと、物足りなかったりして?
何しろ、エジプトあたりでは、ハエがたかる勢いで、追いかけまわされることがあるからだ。
話しかけて来て、いきなりお酒が出てくるのは、トルコに次いで、チュニジアが初めてだった。
日本でいきなり「もしもしお嬢さん、一杯いかがです?」なんて、通りすがりの人に言われたら警戒する。
ワインは水というフランス的考えが、植民地時代に根付いたのだろうか?
写真はカッパドキアのワイン工房。地下に広がる、蟻の巣のような住居では、葡萄の木の下に穴を掘り、葡萄が熟れるとザラザラと落下させる。下では人々がこの実を踏み、さらに下の貯蔵庫へと流れていくように作っていたという。写真の正面部分から、手前に向かって葡萄汁が流れてきていたという。地下の気温は夏でも冷たく、生野菜がいつまでも新鮮に保たれるという。天然のくらで寝かされたワインは、どんな味だったのだろうか?
今でも冷やすのには大活躍している。私も洞窟部屋に泊ったが、あまりの冷たさに冬眠しそうだった。[a]
地球散歩ワインセラーで、試飲してね!
イタリア・ギリシャ・エジプト・葡萄酒・カルフォルニア・ポルトガル
トルコに行った伯母のお土産の一つが、カッパドキアの奇岩型のワインです。ビンの周りに土で岩を象ったものが付いているアレです。注ぎづらそうで、まだ栓を抜いていません。中身は、カッパドキア産ではないだろうなぁ。ですから、ワインの質は期待していませんが、存在感と重量のあるワインです。
トルコのワイン、確かに期待できないかもしれませんが歴史的には、壮大なロマンが秘められています。
旧約聖書、ヒッタイトの戦い、オスマントルコ、時代設定はお好みでお楽しみください(笑)
確かに地下は大体一年を通して同じ気温を保てますもんね。
写真からもひんやり感が伝わってくる蔵には、しっかりワインの跡が残ってるんですね。
カッパドキア、一度訪れてみたい街です。
ワインのにおいがしないか、たっぷり息を吸い込んでみましたが、う~ん(笑)
でも、野菜や果物の鮮度は全然落ちないそうです。
ぜひとも行って見てください。
私も一月ぐらい住んで、生ものの鮮度実験をしたいです。
チュニジアで飲むワインも、また一つ感慨深いんだろうなぁぁ~♪
日本もそうなりつつありますがまだまだ。
私的にはやっぱりムスリムの国で、ワイン推奨というのがいまいち納得行かなかったりして(笑)
でも、イスラームが入ってくる前は何処も飲んでたのよね。