地球散歩

地球は広いようで狭い。言葉は違うようで似ている。人生は長いようで短い。一度しかない人生面白おかしく歩いてしまおう。

ワイン

2009-09-02 00:00:00 | フランス語(チュニジア)

 Vin(ヴァン)

 チュニジアで男の子は、「ディスコ行って、ワイン飲もうよ!」と、気軽に声をかけてくる。
 「あっはっはっは、行かない!」と言うと、「残念だなぁ。お酒飲まないなら、ちょっとお茶しない?」と、言ってくるが、それも断ると、それ以上しつこく付きまとってくるのは、他の中東諸国に比べるといない。
 ちょっと、物足りなかったりして?
 何しろ、エジプトあたりでは、ハエがたかる勢いで、追いかけまわされることがあるからだ。
 話しかけて来て、いきなりお酒が出てくるのは、トルコに次いで、チュニジアが初めてだった。
 日本でいきなり「もしもしお嬢さん、一杯いかがです?」なんて、通りすがりの人に言われたら警戒する。
 ワインは水というフランス的考えが、植民地時代に根付いたのだろうか?
 写真はカッパドキアのワイン工房。地下に広がる、蟻の巣のような住居では、葡萄の木の下に穴を掘り、葡萄が熟れるとザラザラと落下させる。下では人々がこの実を踏み、さらに下の貯蔵庫へと流れていくように作っていたという。写真の正面部分から、手前に向かって葡萄汁が流れてきていたという。地下の気温は夏でも冷たく、生野菜がいつまでも新鮮に保たれるという。天然のくらで寝かされたワインは、どんな味だったのだろうか?
 今でも冷やすのには大活躍している。私も洞窟部屋に泊ったが、あまりの冷たさに冬眠しそうだった。[a]
 

地球散歩ワインセラーで、試飲してね!
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6 コメント

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ワイン (オルサ)
2009-09-05 01:47:19
カッパドキアの中というか地下は、こんな風になっているんですね。外から見た風景は、何度となく目にしていますが、中を見る機会ってなかなかないです。

トルコに行った伯母のお土産の一つが、カッパドキアの奇岩型のワインです。ビンの周りに土で岩を象ったものが付いているアレです。注ぎづらそうで、まだ栓を抜いていません。中身は、カッパドキア産ではないだろうなぁ。ですから、ワインの質は期待していませんが、存在感と重量のあるワインです。
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オルサさん ()
2009-09-05 23:03:06
中を見る機会はあんまりないですよね。この写真でもうまく説明できているかな?と思いますが、とにかく全体がこんな感じなので、やはり行っていただくのが一番です。
トルコのワイン、確かに期待できないかもしれませんが歴史的には、壮大なロマンが秘められています。
旧約聖書、ヒッタイトの戦い、オスマントルコ、時代設定はお好みでお楽しみください(笑)
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Unknown (タヌ子)
2009-09-06 17:35:22
先日ワインの話になり、樽でワインを貯蔵するのは北の国で、地中海沿岸の南の町は土の容器に入れて地下に埋めると友人から教えてもらいました。
確かに地下は大体一年を通して同じ気温を保てますもんね。
写真からもひんやり感が伝わってくる蔵には、しっかりワインの跡が残ってるんですね。
カッパドキア、一度訪れてみたい街です。
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タヌ子さん ()
2009-09-08 21:27:10
地中海の伝統なのですね。
ワインのにおいがしないか、たっぷり息を吸い込んでみましたが、う~ん(笑)
でも、野菜や果物の鮮度は全然落ちないそうです。
ぜひとも行って見てください。
私も一月ぐらい住んで、生ものの鮮度実験をしたいです。
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ワインが (yuu)
2009-09-17 17:17:35
ビールくらいに気軽に出回っているのがあちらのいいところですよね~。
チュニジアで飲むワインも、また一つ感慨深いんだろうなぁぁ~♪
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yuuさん ()
2009-09-17 22:32:34
そうですね~
日本もそうなりつつありますがまだまだ。
私的にはやっぱりムスリムの国で、ワイン推奨というのがいまいち納得行かなかったりして(笑)
でも、イスラームが入ってくる前は何処も飲んでたのよね。
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