Pilot-Kの「前見て加速!」

自動車運転に関するアドバイス・感想等を書いていきます。※偶数日更新(原則)

目が跳ぶ?

2007-05-30 19:49:15 | Weblog
カーブを通過する際には、カーブのラインを目でなぞりながらハンドルを回します。
左カーブならセンターラインを、右カーブなら道路左側の縁石を見て行きます。
そしてカーブの出口が見えたら遠くを見て加速しながらカーブを抜けるのですが、
その時に、途中まではカーブのラインを目でなぞっていたのに、
いきなりカーブの出口に目線を持っていってしまうことがありがちです。
これを「目が跳ぶ」と表現しています。

これをやってしまうと、カーブがこの先どう続くのか見ていないわけですから、
ハンドル操作を誤る危険性があります。
教習所のRが一定なカーブなら“曲がれてしまう”かも知れませんが、
それでは路上には対応できません。
仮に試験中にそれでカーブが曲がれてしまったとしても、
助手席に乗っている試験官にはお見通しでしょう。
少なくとも小生は、教習生がどこを見て運転しているか判りますから。

「道を見て道に合わせて進む」という当然のことを実践するのが大事です。
まあ、それが難しいからこそ皆さん練習に来ているのでしょうけど。

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自動車の無灯火

2007-05-28 18:20:50 | Weblog
以前に「無灯火の自転車が怖い」という記事を書いたことがありますが、
最近は、“自動車”の無灯火が目立ちませんか。
黒っぽい車だと完全に見えず、その危険度は自転車の比ではありません。

自転車は無灯火を承知している確信犯とも言えますが、
自動車の無灯火は無意識(うっかり)というのも困りものです。

昔の車は前照灯とメーターパネルが連動していたので、
暗くなってメーターが見づらくなればライトを点ければ良かったのですが、
最近の車は自発光のメーターなので点け忘れることが多いようです。
しかも、上級車(≒黒っぽい車)に装備されているのも問題でしょう。

メーカーに再考をお願いしたいところです。

ところで、走行中はハイビームにしておくのが基本なんだそうですね。
確かに取説には「メイン」と書いてあります。
当然、先行車や対向車がいればロービームに切り替えますので、
都内での走行時は自ずとロービームばかりになってしまいますけどね。

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左ハンドルでの運転練習

2007-05-26 18:21:34 | Weblog
まず、免許取得したての人には左ハンドル車はお奨めしません。
「シフトチェンジは右手のほうが自然」との主張も有りますが、
免許取得時の練習では左手でシフトチェンジしてきたはずです。
また、日本では左側通行ですから、左側に運転席が有ると、
対向車との距離感が摑みにくく、ドライバーの表情もお互いに見えにくい
というデメリットが有ります。

でも、左ハンドルの車に乗りたい気持ちも理解できないわけではありません。
車を運転する(あるいは所有する)ことの意味は、
単に目的地に辿り着くことだけでないのももちろん承知しています。
しかし、そうは言っても、事故を起こしては自分も相手も不幸になりますので、
やはり車両感覚を摑んでから路上に出るべきでしょうね。
教習所や免許センターがコースを開放していることが有りますので、
車と指導員が用意できればそういう所を利用すると良いでしょう。

ちなみに、パイロットアカデミーには左ハンドル車は用意していません。
また、車はご自分で用意していただくとしても、
教習生の運転技能も分からないうちに補助ブレーキ無しの車で指導するのは
責任が持てませんからお断りしています。
ペーパードライバーコースのカリキュラムをこなしたうえでのオプションとして
ご要望をお聞きすることにしています。

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外国の運転免許を日本の免許に切り替える

2007-05-24 10:07:47 | Weblog
外国で運転免許を所持していた方が日本の免許に切り替えるのは、
出身国の免許制度によって、扱いが違います。

A:適性検査だけ
日本と同じような仕組で免許を取得できる国(※)の免許をお持ちでしたら、
視力等の検査だけで日本の免許に切り替えられます。

※「特例国」と言います。
アイスランド・アイルランド・イギリス・イタリア・オーストラリア・オーストリア・オランダ・カナダ・韓国・ギリシャ・スイス・スウェーデン・スペイン・デンマーク・ドイツ・ニュージーランド・ノルウェー・フィンランド・フランス・ベルギー・ポルトガル・ルクセンブルクの22カ国が該当します。

B:知識審査
Aに加えて、日本での交通法規に関する簡単な学科試験(10問)が必要な場合が有ります。
信号や標識の意味について理解していれば合格できます。
母国語での受験が可能かどうかは試験場に問い合わせてみてください。

C:技能確認
AとBに加えて、実車での技能審査(所内コース)が必要な場合が有ります。
きちんと練習して受験すればさほど難しい試験ではありませんが、
自国で免許をお持ちということで油断して練習しないと、合格は程遠いと思います。

D:仮免許を取得し、本免許を取得する
母国での免許が日本では全く効力が無いことも有ります。
その場合は、日本人が初めて免許を取得するのと同様に、
(1)仮免許取得,(2)路上練習,(3)本免許試験合格,(4)免許取得時講習
という方法によらなければなりません。

ご自分がいずれに該当するかは、試験場に問い合わせてください。
蛇足ですが、正規の外国人登録をしていない方は免許が取得できないばかりか、
入国管理局へ通報されてしまいますので、ご注意を。

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旅客自動車の乗務員

2007-05-22 20:24:24 | Weblog
旅客自動車(バスやタクシー)の乗務員は、次の行為が禁止されています。
1.大量のマッチや特定の薬品等を車内に持ち込むこと
2.酒気を帯びて乗務すること
3.旅客がいる車内で喫煙すること

1や3はともかく、2なんか乗務員でなくても禁止のはずですが、
こんなことまで「旅客自動車運送事業等運輸規則」に規定されているのです。

※と書いてから、「乗務員」には車掌さんやガイドさんも含むことに気が付きました。
 (別の条文に「運転者」という表現が有ります。)
 まあ、だとしても酒気帯びで就業するのは常識的に許されないでしょう。

また、この規則では、
乗合旅客自動車、貸切旅客自動車、特定旅客自動車(=各種のバス)の乗務員は、
1.運行時刻前に発車すること
2.旅客に対して必要な事項以外のことについて話をすること
も禁じています。

でも、路線バスが予定時刻より早く出発してしまったり、
運転手さんに話し掛けられたりすることって、よく経験しませんか。
本当はいけないことみたいですね。

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狭い道から広い道への右折

2007-05-20 01:19:05 | Weblog
通常の交差点での右折は、
直近マーク(交差点の中央に書かれている菱形◇や三角▽のマーク)が有れば、
その右下の辺に沿って、文字通り「直ぐ近く」を通って右折します。
直近マークが無い交差点では、交差点の中心を想定して、
その右側を通って右折するのでしたね。
いずれにしても交差点の中央で大きな弧を描いて曲がることになり、
普通は、ハンドルは概ね1回転で、右折できるはずです。

しかし、狭い道から広い道へ右折で出る場合は(※1)
これから走る車線に直角に入ってください。
片側何車線も有る道であっても、一番向こう側まで進んで(※2)
そこでハンドルを右へ全部回すことになります。

※1 所内課題では、クランク・S字から右折で出る場合
※2 第1車線が路上駐車で占められている場合などの例外は有ります。

この時に、広い道の交通を妨げないことはもちろん大事なのですが、
そればかりに気を取られて、
アクセルを踏まずにクリープだけで進んでしまったり、
これから走ろうとする車線を見るのがおろそかになったり
しがちですので、注意してください。

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方向変換も縦列駐車も扇型をイメージ

2007-05-18 19:21:24 | Weblog
方向変換(いわゆる“車庫入れ”)も縦列駐車も、
ハンドルを切ってバックする課題は、
「扇型」を描くイメージで練習してみましょう。

右への方向変換なら、右後輪を車庫の柱の近くに寄せて、
その右後輪を中心に置く扇型を描きつつ、バックします。
車体が車庫の奥に向いたら、ハンドルをまっすぐにして、車体を収めます。

左への方向変換なら、その逆で、
左後輪を中心に置く扇型を作ることになります。

縦列駐車では、まず左後輪を中心に置く扇型を描いてバックし、
車体が車庫の最奥に向いたらハンドルをまっすぐにして、さらにバックします。
そして、最後に、ハンドルを右に回して車体を収めます。
この時も右後輪を中心に置く扇型をイメージするのが良いでしょう。

ま、言葉で説明すると簡単そうですが、
実際やるのは大変なんですけどね。

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停車中のバスに注意

2007-05-16 18:37:17 | Weblog
バス停に停まったバスの対応には注意が必要です。

まず、バスが発進しないかどうか。
右にウインカーを出したバスは、発進しようとしているわけですから、
妨害してはいけません。
自車が右ウインカーを出したとか、はみ出し始めたとか、関係有りません。
中断して、バスに道を譲ってください。
ただし、自車が完全にはみ出していた場合には
中断するのは危険なので、そのまま続行します。

そしてバスの横を通過する時には、
降りた乗客がバスの前から飛び出すのは当たり前のことだと思うべきです。
また、そのバスに乗りたい人が道路の反対側から横断してくることも
想定しておかなければなりません。(意外な盲点です。)

そんなこんなでノロノロ走っていると、今度は対向車が迫って来たりして、
慌てて元の車線に戻ろうとハンドルを切ってしまうのも危険です。
安全を見極めたら、少し加速しつつ元の車線に戻りましょう。
もちろん、はみ出す前に対向車が来ないことを確認しておくのは言うまでも有りません。

何か、あれもダメこれもダメという話になってしまいましたが、
そのうちに、危険の潜んでいる場所・場面が予測できるようになります。
初めは神経を擦り減らしますが、経験を積んでいけばラクになってきます。
路上練習に、こういう意識で臨んでもらうと効果が上がるでしょう。

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たとえ不合格でも受験は無駄にならない

2007-05-14 15:17:17 | Weblog
練習がある程度進んだら、早めに受験することをお勧めしています。
教習生の方が「もっと練習を積んでから受験したい」と言うのを
「まず受けて来ちゃいな」と煽っています。

しかし、過去に免許をお持ちだった方などを除いて殆どの場合は
当然のごとく1回では合格できません。
(1回で合格する方もいないことも無いのですが。)

でも、受験してみることで、
1.試験の要領や雰囲気が掴める
2.試験官が弱点をアドバイスしてくれる
という直接的な効果ももちろんですが、
3.受験前に教習内容を総復習(おさらい)する
4.不合格だった時に口惜しいと思う
という“心構え”的な効果を期待しているのです。

特に「くやしい!」という気持ちを持つことは、
その後の補習にあたっての真剣みに影響します。
いや、それまでの練習も真剣だったと反論されるかも知れませんが、
受験前と受験後とでは全然違いますよ。

そして、試験官から何を言われても腹を立てずに真摯に受け止め、
指摘された弱点を補強して次回に臨めば、次こそ合格できるはずです。
がんばりましょう。

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曲がる時は4輪の動きをイメージして

2007-05-12 23:58:28 | Weblog
曲がる時(カーブ、右折・左折、クランク・S字、その他バックする時を含めすべて)は、
前輪・後輪すべての動きをイメージしながらハンドルを回してください。
特に後輪は内輪差を作りますので、要注意です。
“内輪差”って、皆さん理屈では解っているはずなのですが、
ついハンドルを回す際には頭から抜けてしまっていることが多いようです。

セダン型の乗用車は、アクセルを踏んだ右足の先に右前のタイヤ、
ハンドルを握っている左手の先に左前のタイヤが有りますから、
あとは後ろの2本のタイヤをイメージしていってください。

ワゴン車やトラック(大型車を含む)は、自分のお尻の下に右前のタイヤ、
左手を横に伸ばした下あたりに左前のタイヤが有りますから、
あとは、後ろタイヤ2本をイメージするだけです。
乗用車よりも取り回しやすいと個人的には感じています。

難しいのが、バス(大型2種)でしょう。(けん引の話はここでは置いといて。)
自分の背中に前輪を背負って走っているようなものです。
しかも、後輪がさらに後ろを転がるわけで。
狭い道に大きな車体を通らせていくには、
自分が完全に前に出た状態でハンドルを回さないといけません。
住宅街を走る路線バスなど、まさにプロの技ですね。

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