なんかカールしてる

良いことあったら、ちょっとおしえましょう。

ココロのお菓子「がんづき」

2017-02-16 17:53:16 | 日記
なんとなく気持ちが落ち着かず、しばらくブログの更新ができませんでした。最近、妹が元気がなくて、何かしてあげたいのに、行動に移せず、落ち着かなかったのです。やるべきことがわかっているのに、横目でみながらグズグズと手をこまねいている。

 今が大事よ ヒーヨヒヨ

  一昨日の夜、本当に疲れた感じの妹から電話があって、これではいけないと、とにかく手紙と何かほっこりするものを送ろうと決めました。手作りのものを送りたくて、考え付いたのは「がんづき」。
  それは、故郷岩手の県南地方で昔から作られているお菓子です。黒糖蒸しパンみたいなものですが、家々でクルミが入っていたり、かくし味に味噌が入っていたり、工夫を重ねて作られ続けてきた郷土のお菓子です。素朴なものですが、幼い頃に食べた味は疲れたココロと体の滋養になるかな、と思い作ることにしました。

 クーネルより がんづきも色々 昔のクーネルは面白かった

  でも、実はわたしは作ったことがないのです。おととし岩手に帰ったときに、本家のおばさんが作った「がんづき」をごちそうになって、ほのぼのおいしい…と思ったのですが、レシピを聞いておけばよかった。たしか、昔のクーネルに一関のがんづきが取り上げられていたはず、と思い記事を探しました。それからネットでも検索して、イチかバチかで作ってみることにしました。
  重曹で膨らませるのですが、酢も最後に入れるらしい……うーん、なんか鍋のこげつきを落とすときに重曹に酢を振りかけてブクブクにして使うけど、食品にもそんな化学変化(?)を使っていいのかなぁ。半信半疑で、ネットのレシピ通り(重曹は食品用)に作ってみました。酢を入れたらやっぱりすごい勢いでブクブクしました。ビックリだけど、スピードが大事いうことなので、ためらう間もなく、型に入れて蒸しました。蒸し器のかわりに大きな鍋を使ったので、深さが足りなくてテッペンが剥がれたり、表面に振る黒ゴマがなくて本来の「がんづき」にならなかったりしましたが、なんとかできました。「がんづき」というネーミングは「雁月」からきているということです。点々と振られた黒ゴマを、渡っていく雁の姿に見立てたという説があるそうな…。月に雁、なかなか風流です。

 あまりおいしそうじゃないけれど ショボン

  出来栄えは今ひとつですが、試食してみたら、おお、まさに懐かしの「がんづき」なので、送ることにしました。ついでに、ストーブの上で安納芋と紅はるかを焼いてマッシュして、バターをすこし加え、スイートポテトも作ってみました。卵の黄身を塗ってトースターで焼きましたが、ほぼ芋です。これも微妙な出来だな。

 手作り感満載

  それでも、調子が良くないときはかえってこんなのがいいか、と思うことにして荷物に詰めました。
イラスト入りのお手紙もA4で四枚、イラストのみのものも二枚入れ、みかんも詰めて出来上がり。昨日の午後、クロネコさんに持って行って、力を出し切った感じです。なんとなく、気持ちが軽くなって、夜のバレエエクササイズもがんばってできたみたい。

 妹をそりに乗せて引っ張ったイラスト完成

 愛用のカステル社の色鉛筆 30年もの


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