エンタメ日記

福岡市内中心のコンサート、バレエ等の鑑賞日記

東京バレエ団 シルヴィ・ギエム・オン・ステージ

2007-12-29 05:07:01 | Weblog
前日にひきつづきバレエです。
福岡サンパレスで東京バレエ団 シルヴィ・ギエム・オン・ステージ。
実は直前まで観ようかどうしようか迷ってたのですがチケット購入。
迷った原因は音がテープである事。
自分は音がテープっていうだけど観に行こうという気が1/100にくらいになってしまいます。
目的のダンサーを観に行くって人もけっこう多い(特に女性には)いるみたいですが自分はバレエは総合芸術だと思ってるのでそこまでこのダンサーが踊るからこれは観行くって事はないです。

自分にとってバレエの重要度は視覚50%,聴覚50%なので音がテープだともう聴覚は0点。
視覚が満点のバレエでも総合では50点ですね。

そんなこんだで一番安い席7000円なり。
ってこれでも高いですね。
テープなんだから。
キエフは安い席は5000円ですよ!来日オケ付きで!
しかも高い席でも13000円でこちらは高い席は16000円!
なぜこんなに高いのか理解不能。
ギエムのギャラがそんなに高いのか?
テープなら一番高い席でも上限は1万円しょう。

といいながらもホールにはいってしまうとやはり高揚感というか期待感が増してきますが(笑)。

1階ロビーをうろうろしてると見覚えのある顔が!
凄く可愛い子だけど自分の知り合いだっけ?
イヤ違うな~ひょっとして芸能人?
あーーーっ!
TNCの高山梨香アナではないですか?
生で見るとTVより可愛いじゃないですか!ちょっとゆうこりんがはいってて。
なんか携帯で話してましたので握手してもらおうかと思ったけどやめました。
ひょっとして男と来てるのかなーっと思ってどの席かつけてみようかとも思ったけど心の中の天使が「そんなストーカーみたいな事はやめなさい」と呟いたのでやめました(笑)。

席は3階。
両サイドに空きがあったけど7割くらいは埋まってます。
1階ものぞいたけど最後方の両サイド以外は埋まってたので9割以上は埋まってました。
オケなしなので1列目から客はいってるので2100人以上ははいってるみたいでした。

最初は白鳥。
オデットはギエム、ジークフリートはマッシモ・ムッルです。
2幕からでとにかく短くてあっという間でした。
20分で終わりです。
2曲でしたかね。
群舞は東京バレエ団です。
足はグルジア国立より上がってるけど良いとか悪いとかいうよりもう終わりかよ!っていう不満のほうが強かった。

で休憩はさんで東京バレエ団によるカルメン。
カルメン:上野水香
ホセ:木村和夫
です。

これは初めて観るので他と比較してどうなのかはわかりません。
でも上野さんは体が小さいんのかな?
こういう役は体が大きい人が似合いそうだとは思いました。
不満もないかわりに満足もしなかったっていう感じかな。

休憩はさんでギエム、ラッセル・マリファントによりPush。
これも当然初めて観る演目です。

これはもう完全にクラシックバレエではなくモダンですね。
正直よくわかりません。
音楽も現代音楽で音楽と効果音の中間のような曲です。
2人がからみあうようなそんな感じがずーっと30分ほど続きます。
一瞬見入るというか興味を引かれる部分はあったりするのだけどそれが長くは続かなかった。

バレエ界のスーパースターの一人ですからスタオベは多かったですけどね。
ファンも多いのでしょう。
でもモダンバレエは苦手かな。
他を観た事ないのでまだわかりませんがモダンがメインとなるバレエはちょっと観る気がおきないかも。

音に関しては予想したとおりっていうか生音と比べてダイナミックレンジ、周波数レンジが狭いですね。
白鳥のヴァイオリンソロなんかは生音よりも音が大きくてよく聴こえるけど太鼓やシンバルなどの打楽器は叩いたときのファーストアタックのインパクトが弱い。
低音も生音は乾いた軽い音なんだけどスピーカー通すとどうしても重くジメジメした感じになる。
Pushはシンセなんか使った曲なので全く違和感なかったけど。

2回の休憩はさんで2時間ちょいくらい。
音はテープという事考えるとCPは悪いなーって不満が多かったです。
2時間半以上あって値段も3割以上安いならともかく。
これと全く同じ公演が同じ値段であったら行きません。

不満ばっかり書いてるけどとりあえずは行って良かったなとは思いましたけど。
ってどっちやねん!って突っ込まれそうだけど。
1回は観てよかったかなって感じですかね。

キエフバレエ

2007-12-29 03:42:26 | Weblog
12月24日福岡サンパレスでキエフバレエを観てきました。
くるみ割り人形です。
ちなみにくるみを観るのは初めてです。
ていうか白鳥しか観た事ありません。

席は奮発してSS席13000円。
ステージのすぐ近く前から数列目です。
バレエは高いのでいつも一番安い席でしたが1度は近くで観たかったしオケ付きの割りには13000円は安いと思ったので購入。

1階はほぼ満席。
2階、3階も両サイド以外はだいたい埋まってるみたいでした。

バレエはやはり観客の9割が女性。
なぜ男は興味わかないのか不思議ですね。

幕があがると街のセット。
照明で雪が降ってるように見せてます。
右から子供や大人など行きかう人々。
子供は日本人でした。
おそらく福岡のバレエスクールの子供達でしょうか?

街のセットがけっこうステージ前のほうにあるのでステージ狭いなーと思ってたらこのステージが上に上がりずっと奥行きのあるセットに。

ここからはもうおもちゃ箱をひっくりかえしたような楽しい世界!
本当に凄く楽しかったです。
ずーっとこの世界にひたっていたいと思いました。

印象に残ったのはくるみ割り人形?の役の人。
仮面をかぶってて背は小さいのですがホントに人形みたいな動き!
でも仮面を取ると背が高い!
仮面取ったら別人だったの?

いろんな人形が出てくるのですが皆人形の動きをしながらアラビアの踊りや中国の踊りやらを踊ります。
中国の踊りの一人は東洋人(日本人?)でした。

ねずみも印象に残りました。
サービス精神満点でカーテンコールではしっぽ振り回したりで観客から笑いを取ってました。

主役の女の子も普通に可愛かったです。

2幕という事ですがセットがけっこう変わるので2幕という感じはしなかったですね。
頻繁にセットを上げ下げするので。

もうとにかくステージセットも衣装も踊りも全然飽きない!

でも東洋人とロシア人の体形の差は感じますねやっぱり。
郡舞で女性が大量に出てくるけど郡舞だから技術的にはちょっと劣る人たちなんだろうけどスタイル抜群なので見栄えがしてしまう。

休憩中にオケピットを覗きましたがコントラバスは3台。
という事は通常のクラシックコンサートで演奏される時の半分くらいでしょうか。
だいたい6台が多いので。
そのせいか弦はちょっと弱い印象。
特に弦はメロディラインを演奏する時が多いのでCDで聴きなれてるくるみ(ゲルギエフ指揮、マリインスキー管弦楽団)と比べると弦(メロディライン)が弱く感じます。
金管、打楽器はけっこう迫力満点でした。
席がオケピットのすぐ近くって事もあるけど。
バレエの伴奏という事考えると十分ハイレベルなオケで期待してなかっただけに意外でした。

ステージ上にスピーカがあるのでオケの音を拡大するのかと思ったらこれは合唱の部分はテープを使ってるみたいでした。
みたいと書いたのはスピーカから音がでてるのかどうかよくわからなかったから。
ひょっとしたらメンバーがステージ裏で歌ってるのかもとも思ったけどやっぱり合唱はテープだったのでしょう。

福岡公演が日本公演最後という事で最後何度かカーテンコールして完全に公演が終了して場内アナウンスが流れた後ステージ裏から喚声や奇声(笑)拍手がおこってました。

そういえば主催者?がステージ中央にあがって指揮者、クララ役、くるみ割り人形役の人達に花束贈呈とかやってからなんかいつもと違うなーとか思ってましたが。

普通花束ってステージ横から渡したりするんですけどね。

でもステージ近くで観るとやっぱりいいなーって思いました、
表情がよくわかりますからね。
カーテンコールは何度も何度もあったけど皆これで終わった!という達成感というかとにかく笑顔が素敵でした。

こんなに楽しいのに女ばっかりに独占させてたらダメでしょ!
男ももっとバレエ観ないと!
だいたいバレエ観に行ったとか男の知り合いに話すと「えっ!?」って顔されますからね。
「そんな高尚な趣味があるんだ!」とか言われた事もあるし。
別に難しくともなんともなく綺麗で楽しいと思うのに。

今年観たコンサート、バレエの中で最も印象に残る公演のひとつでした。

グレンミラーオーケストラ

2007-12-29 02:50:00 | Weblog
12月5日アクロス福岡シンフォニーホールでグレンミラーオーケストラを観てきました。
結構前になりますので細かい部分忘れてるかもです・・・

客の入りはほぼ満席に近かったです。
年齢層は高くて50代以上がメイン。
でも映画のせいかどうかしらないけど小中学生~30代くらいの人もそこそこいました。

いつものクラシックのコンサートと違って今日は幕がはってあります。
幕があがると背景にニューヨークのタイムズスクエアの絵があります。
ステージ左からピアノ、ウッドベース、ドラム、ホーンセクション。
ホーンセクションは13人。
これに指揮者が加わって17人だったと思います。
指揮者は曲によってはトロンボーンを吹いてました。
これに男性、女性のヴォーカルが加わります。

この手のコンサートってスピーカー使うのかどうか興味があったのですがヴォーカル以外は生音でした。
てかステージにスピーカは見当たらないけどヴォーカルはどこのスピーカーを使ってるのか?
天井から釣り下がってる備え付けのスピーカー?
それともステージ上に額縁状に枠組みがあるのだけど額縁の横の部分が3階の席からはスピーカーのサランネットっぽく見えたのでその裏にスピーカがあったのかも。

音は非常に甘くてとろけるようでした。
爆音という感じではないけど。
指揮者は日本語と英語混じりでユーモアたっぷりで観客を笑わせます。
曲は思ってたほど知らない曲ばかりでした。
指揮者がカーペンターズとかヘンリーマンシーニとか言ってたのでこれは知ってるかと思ったけど知らない曲でした。

休憩挟んで後半。
セットが変わります。
後半のセットはシンプルでギリシャ建築のような柱が数本あるだけ。
でも前半より照明効果が派手目に加わります。

後半はクリスマス曲中心でした。
赤鼻のトナカイやホワイトクリスマスなど。
ヴォーカルは少ないと思いきや結構歌付きが多かったです。
どちらも文句なしに上手いですね。
張り上げて歌うような曲はないのでそういう曲も1曲くらいは聴きたかったです。
ラスト前1曲が誰でも知ってるイン・ザ・ムード。
でもこの次の曲が一番良かったです。
曲名は知らないけど一番派手で聴き応えがありました。
金管が結構爆裂してて迫力満点。

アンコールはたしか3曲。
そのうち1曲は一番最初に演奏した曲でしたが。

とにかくアメリカ人はサービス精神旺盛で客を楽しませるようによくプログラムされてるなーっと言ったコンサートでした。
時間は休憩はさんで2時間くらいだったな?
とにかくうろおぼえ・・・

モスクワフィル&フジコ・ヘミング

2007-11-29 23:29:02 | Weblog
昨日11月28日アクロス福岡シンフォニーホールでモスクワフィル+フジコへミングのコンサートに行ってきました。
チケットは早々に完売。
フジコ氏の人気のほどがうかがえますが自分はほとんどというかCD含めて全く聴いた事ありません。
マスコミが作り上げたカリスマなのか芸術性が高く人気があるのかどうなのでしょうか?
技術的に抜きん出てるって事はないでしょうが。

席は3階後方。
過半数が女性です。

1曲目は知らない曲でした。
聴いた事あるのかもしれないけど記憶にないです。
プログラムには

モーツァルト歌劇「魔笛」序曲
    もしくは
モーツァルト歌劇「ドン・ジョバン二」序曲
    もしくは
ベート-ベン「エグモント」序曲

とありますのでこのどれかですw
ベートーベンの「エグモント」序曲なら生で何度か聴いてるので違うような気がするけどわかりません。

印象は特に残ってません。
しいて言えばやはりミュンヘンフィルより弦が薄い。
技術的にはマリインスキーより上手く聞こえます。
まあ素人判断ですが。
マリインスキーはリハ不足のようなばらつき感があったけどモスクワフィルにはそれは感じなかったです。

2曲目からフジコ氏登場で
モーツァルト:ピアノ協奏曲 第21番 ハ長調

タイトルだけでは知ってる曲かどうかわからなかったけど2楽章は知ってました。
ここは誰でも知ってる有名な曲ですね。
1楽章、3楽章は知りませんていうか何度か通して聴いた事あるけど印象に残ってるのが2楽章のみっていうか。

2楽章は曲の力かフジコ氏のピアノの力かオケの力かわからないけどなかなか良かったんじゃないでしょうか?

でも迫力ある演奏、曲好みの自分からしたらこういう静かな曲はやはり物足りない。

アンコール1曲目はベートーベン:ピアノ協奏曲 第5番「皇帝」より2楽章

これも静かな曲で物足りない。
アンコール2曲目はショパン:ノクターン9-1
これは有名で誰もが知ってる曲。
知ってる曲だと静かでも安心して意外と聴ける。
アンコール2曲目はリスト:ラ・カンパネラ。
出だしのほうはテンポ意外と普通で遅くなかったです。
失礼ながら指が回らないだろうからかなりゆっくり弾くのではないかと思ってました。
でも後半ここぞという箇所ではやはり多少ゆっくり目でもたつく印象。
高速に弾けないのかそういう解釈なのかはわかりません。
リストは普段聴くCDがテクニックをこれでもか!と見せ付けるような人のばかり聴いてるので普通のテンポでも遅めに聴こえるのかもしれません。

まあでもよく知ってる曲で好きな曲だとやはり良く聴こえてしまいます。
拍手もここが一番多かった。

休憩はさんで2部は
プロコフィエフ:バレエ組曲「ロメオとジュリエット」。
指揮者のユーリ・シモノフによる抜粋です。

これもソフトバンクのCMに使われてる部分しか知りません。
でもオケのメンバーが一気に増えてピアノやハープ2台まで加わって期待は高まります。

前半にあっさりソフトバンクのCMに使われた部分は終わりちょっと退屈。
弦がやはり物足りない。
マリインスキーよりは上手いけど厚みが感じられない。
でもロシアのオケのイメージにある下品な感じはあまりしなくて以外とお上品な印象。

中盤からようやく金管や打楽器が活躍して盛り上がってきました。
ようやくストレス発散ていう感じでした。
弦はやや物足りなかったけど後半では弦もなかなか聴かせてくれました。
弦のみで演奏が始まる曲で非常にせつない曲です。
バイオリンの高音が非常に印象に残る曲です。
曲によってはけっこう音量も出せる弦だったのか!
これにさらに金管や打楽器が加わりラストにかけて爆発していきました。
終わってみればなかなか満足。

演奏終わってしばらくシーン・・・
パチ・・・パチ・・パチ・パチパチパチっていう感じで拍手でした。
皆さんここで曲が終わったのかどうかわからなかったみたいでしたw

アンコール1曲目はグリンカ:「皇帝に捧げた命」よりワルツ。
これは知らない曲だし聴いてても面白みのない曲でした。

アンコール2曲目はチャイコ「眠れる森の美女」よりワルツ。
これな手馴れた演奏でさすが!って感じでした。
去年のゲルギエフ指揮、マリインスキーでもアンコールでやってましたがモスクワフィルのほうが良かった。

指揮者がなかなかおちゃめで眠れる森の美女のイントロ演奏していったん演奏ストップ!
観客席をにゅっと振り返ると皆大爆笑!
ここで今までステージと観客席にあった壁がなくなった感じでした。
拍手も最高潮!
でもブラボーはほとんどなかったですね。
1声くらいか?
観客の大半が女性でおそらくクラシックは普段聴かないけどフジコ氏なので来たっていう人がかなり多かったのでしょう。

売店はかなり盛況でした。
売店のおじいさんがなかなかおもしろくて笑いを取ってましたよ。
おそらくフジコ氏の事務所サイドの人なんだろうけど。








九州交響楽団第281回定期演奏会

2007-11-20 23:48:44 | Weblog
昨日11月19日はアクロス福岡シンフォニーホールで九州交響楽団第281回定期演奏会を聴いてまいりました。
九響定期は「火の鳥」以来の久しぶり。

お客さんはけっこうはいってて9割以上か?
席は1階の前の方(10列以内)真ん中あたり。
ピアノは後ろのほうだと音がぼけて丸くなる印象があるので前の席を選びました。

1部はストラヴィンスキー「ぺトルーシュカ」。
ほとんどまともに聴いた事ありません。
CDは持ってたと思うけど1回聴いてそれっきりの自分にとってはいまいちの曲。
「火の鳥」や「春の祭典」は好きで良く聴くんだけど。

ミュンヘンフィルの直後だけに弦の薄さが気になる。
席がオケに近いせいか楽器一つ一つは分離して良く聴こえるけど全体として聴くと厚みが足りないなぁ。
ヴァイオリン全体で演奏している所でもコンマスの音だけ個別にちゃんと聴こえます。
言い換えればコンマス以外が弱いのかな?
あるいは直接音が多いせいか音はシャープだけど悪くいえば音が細い。
2階や3階席のほうが間接音が多くなるので響きは良いのかもしれない。

マリインスキーのアンコールでぺトルーシュカの「ロシアの踊り」があったけどこれと比べるとマリインスキーのほうが音の太さはある。
ただこれが席の違いによるもの(マリインスキーは2階最後列)なのかオケの違いなのかはわからない。

休憩はんさんで後半はラヴェルの「ダフニスとクロエ」。
これもまともには聴いた事ない曲。
でも色彩感のある曲は基本的に大好きなのですぐ気に入りました。
弦の薄さは合唱で補えるのでオケ全体の音はこちらのほうが音響効果高くてなかなか聴き応えあります。

とやたら弦が薄い薄いと書いてるけど席によるものはオケによるものかわからなくなってきましたよw
ただあきらかにイスラエルフィルやミュンヘンフィルは弦が別格に違ったけど関西のオペラハウス管弦楽団をグルジア国立バレエで聴いた時は特に薄くは感じなかった。
この時の席は3階席。
演奏自体は特に上手いとは思わなかったんだけど音量は感じた。
それはやはり席によるものなのか?
う~ん・・・わかんないや。

合唱付きのオケはあまり聴いた事なかったのでこれからは選択肢が増えましたね。
これはこれで凄く聴いてて楽しい。

ステージにマイクがありましたが何か録音してるみたいでした。
カメラもあったそうですがこれには気づかなかった。
TV放送かあるいはDVDか何か発売するのでしょうか?



ミュンヘンフィル

2007-11-14 23:20:11 | Weblog
11月9日アクロス福岡シンフォニーホールでティーレマン指揮・ミュンヘンフィルを聴きに行きました。
正直チケットは買おうかどうしようか迷いました。
一番の理由は曲目が全くそそられないこと。
ブラームスは地味な印象しかないのでそれがメインだとどうしても食指が動きませんでした。
でも海外オケは一度聞き逃すとそれが凄く良かった!という評判聞いたあとでは聴きたくても次にいつ聴く機会があるかわかりません。
なので一番安い席を購入。
2階L列です。
しかしやはりR列やL列は見にくい。
ステージの1/3は見えません。

客の入りは自分の席から見える範囲では2階、3階は9割ほどはいってます。
特にまとまった空席はありません。
1階は前方両サイドと後方(雨宿り席の手前くらい)の両サイドが空いてます。
やはり海外オケだと女性の比率が多いです。
半分近いか?

1部は
R.シュトラウス(交響詩『ドン・フアン』op.20)
R.シュトラウス(交響詩『死と変容』op.24)

2曲とも知らない曲です。
でもR・シュトラウスらしい曲です。
自分がR・シュトラウスの曲聴くとなぜか映画音楽を思い出します。
それも一昔前のベンハーとか十戒とかの。

いろんな人の感想読んだけどかなり癖の強い指揮だったようですね。
自分は知らない曲だから全くわからなかったけど賛否両論が多いようですね。
テンポもかなりいじってたりで。

音の印象は弦が濃い。
2CHかどっかで見たけどコントラバス8本、チェロ12本だったからでしょうか。
自分の位置からはコントラバスは見えませんでした。
そういやコントラバスは普段右側に配置されてる事が多いけど左側でしたね。

休憩はさんで2部。
ブラームス(交響曲第1番ハ短調 op.68)

これはさすがに知ってますが全曲とおして聴いたのはせいぜい2、3回くらいしかありません。
冒頭の有名な部分と4楽章のこれって第9のパクリだろ?ってとこしか記憶にないです。
でもこれがなかなか良かった!
やはり弦に力があるオケだと弦主体の曲でも全然聴き応えがあります。
弦だけでもかなりの音量。
イスラエルフィルとは全く異なる弦の音ですが音量は同レベルです。
イスラエルフィルの弦は透明感のある弦でしたがこちらは重厚な弦です。
これがドイツの音って感じです。

4楽章は金管や打楽器もそれなりに活躍して盛り上がりますがこれもなかなか!
ティンパ二の音が凄く印象に残りました。
重量感のある音です。
マリインスキーはもっと軽い感じでした。
シンバルも重さがあるっていうかマリインスキーがシャーン!ていう感じならこちらはジャーン!ていう感じ。
マリインスキーの打楽器好きと書いたけどこっち聴いたらこっちのほうが好きかもw

演奏はもう抜群に上手い!
マリインスキーとは比べ物にならないくらい上手いです。
どのパートも文句のつけようがありません。
はっきりいってミュンヘンフィルなんて知りませんでしたが後でいろいろ検索したら随分と実力があるオケだったのですね。
日本での知名度はまだそこまでないみたいだけど。
ドイツではベルリンフィルに次ぐくらい?

アンコールはマイスタージンガー。
これが超圧巻!
去年九響の第9コンサートの1曲目で聴いて以来だけど音量だけで九響の10倍くらいあるか?て感じ。
九響はサンパレスという多目的ホールなので残響が少なくまたエアボリュームもアクロス福岡よりずっと大きいのでそのせいもあるでしょうが。
とにかく圧倒されっぱなし。
打楽器も凄い!
重量感あるシンバルやティンパニーが炸裂しまくりでマリインスキーの火の鳥より全然迫力があります。

オケの全体的な印象としては品位が高い音ですねー。
品位があって重厚感、重量感がある。
ロシアのオケはなんか通俗的というか悪く言えば下品な感じがどうしてもしてしまう。
それはそれで嫌いではないんですけどね。
弦が非常に厚くてオケ全体の音をささえてるのでどんな曲聴いても満足できそうです。
やっぱり一度は生で聴いてみないとわからないものですねー。

マリインスキー歌劇場管弦楽団

2007-11-14 22:00:23 | Weblog
11月8日アクロス福岡シンフォニーホールでゲルギエフ指揮・マリインスキー歌劇場管弦楽団を観て(聴いて)まいりました。

このオケ、指揮者を聴くのは去年に続き2回目です。
去年はくるみ割り人形全曲でした。
席は一番安い席で3階後方センター付近でした。

今年は一番安い席がチケット発売初日に買ったけど売り切れだったので2番目に安い席(9000円)です。
2階最後列です。

客の入りは2階はほぼ満席。
1階は自分の位置から見える範囲では前方の両サイド付近は空いてます。
去年もそんな感じでした。
去年は3階は最前列がほとんど空席でしたがそれ以外はほぼ満席。

2階のこの付近ではほとんど聴いた記憶がないので心配してましたがやはり音がこもる傾向があるようです。
すぐ上に3階席がかぶっているせいでしょう。
拍手もこもって聴こえます。

去年と座席の種類や配置が同じなら一番安い席の3階後方センター付近がずっといいです。

お客さんは海外オケだとぐっと女性の比率が高まります。

1部は
リムスキー=コルサコフ:歌劇「金鶏」より
チャイコフスキー:交響曲 第2番 ハ短調「小ロシア」

2曲ともほとんど知らない曲です。
でも聴いた感じではR・コルサコフの音は自分の好きなタイプの曲ですわ。
チャイコは好きなので初めて聴いた曲でも無問題。
覚えやすいメロディですぐなじめました。
後半にかけて盛り上がってくる曲でしたが爆音度は今ひとつ?な感じ。
それなりに盛り上がりますが。

休憩はさんで2部。
ストラヴィンスキー「火の鳥」

前半少し弦が薄い印象。
九響で聴いた火の鳥よりは弦の音量はあるけどまだ個人的には足りない。
全体的にうまく言えないけどまとまりが悪いような個人の力量がそろってない為ばらつく感があるようなそんな感じです。

中盤から盛り上げてきますがシンバルがブラス公演の時と比べてちょっと控えめな印象。
てかシンバルの人ブラス公演の時と違う?
たしかブラス公演の時はスキンヘッドに近いようなハゲ(失礼)だったけどマリインスキー公演ではたしか違ってました。
髪の毛がありましたw
火の鳥は打楽器が多いので他のパートに振り分けられてたのかもしれませんが。
それと席が1階と2階と異なるので音の鮮度に違いがあったのかもしれません。

中盤~後半はそれなりに聴き応えはあるけどもう少し爆音期待していたのからするとやや期待はずれ。
大太鼓もやや控えめ。
ラスト近くももっと大太鼓ぶっぱなしてくれると思ってたら意外と普通。
終わってみれば弦はちょっと不満。
金管、木管はまずまず。
打楽器はなかなかのアンサンブルを聴かしてくれたと思います。
このオケの打楽器は基本的にかなり好きですね。
オケ全体の印象としては悪くもないけど凄く満足したわけでもない中途半端な印象。
でも来年も来る?のであればもちろん行きます。
公演からしばらくたってるのでいろんな人の感想見たけどやっぱり悪くもなく良くもなくの中途半端な印象持った人が多いようですね。

アンコールは
くるみ割り人形 「トレパーク」
ストラヴィンスキー ぺトルーシュカより「ロシアの踊り」
の2曲でした。
ぺトルーシュカはTVドラマ「のだめ」が弾いていた曲なのでどうしても「今日の料理」の曲と重なってしまいましたがw

マリインスキーブラス

2007-11-09 14:44:57 | Weblog
11月1日アクロス福岡シンフォニーホールでマリインスキーブラス公演を観に行きました。
席は1階の真ん中より前よりの特等席あたり。
後ろを見ると2階3階は客ゼロですがw
1階はそれなりに埋まってます。
ブラス公演だとやはり中高生が多いですね。

1部は金管5重奏に打楽器2人加えての指揮者なし7人による演奏。
曲目は以下の通り。

リムスキー=コルサコフ:歌劇「ムラーダ」より “貴族たちの行進”
ムソルグスキー:歌劇「ホヴァーンシチナ」より“モスクワ河の夜明け”
ムソルグスキー:交響詩「禿山の一夜」
ショスタコーヴィチ:映画音楽「馬あぶ」より“民俗の祭典”
オブロフ:金管5重奏のための組曲「おとぎ話のイメージ」より
      バーバ・ヤガー/アリョーヌシュカ/サルタン王

知ってる曲は禿山の一夜のみでした。
周りのお客さんもそんな人が多かったのか曲が終わっても周りが拍手するのを確かめてから拍手しだすって感じでしたよw
意外と良かったのがオブロフの曲。
クラシックというよりジャズというかラテンというかそんな感じの曲でした。

休憩はさんで2部の曲は以下の通り。

ショスタコーヴィチ:祝典序曲
ムスログスキー:組曲「展覧会の絵」

2部から指揮者と金管6人が加わり13人による演奏になります。
メンバー増えるので一気に迫力も増します。
少人数による演奏とは思えないくらいの迫力です。
普段2階や3階の安い席でしか聴かないのでステージに近いと音の鮮度やキレがこうも違うのかと思いました。
デューバもパワーがあります。
シンバルは軽くてキレがあって爽快で自分好みでした。
指揮者によるメンバー紹介が通訳つきであったのですが2部のアレンジはメンバーによるものです。
ショスタコは打楽器のイワノフ氏。
展覧会の絵は指揮者による編曲です。
ホントは春の祭典やりたいんだけど著作権の関係でできない云々とか。

アンコールは展覧会の絵から「卵の殻をつけた雛の踊り」。
アンコール用の曲は別にちゃんと用意しとけよ!と思いましたがw
価格(S席3000円)の割りには満足度が高いコンサートだと思いました。

ディズニー・オン・クラシック まほうの夜の音楽界

2007-11-07 22:21:58 | Weblog
少し前の10月18日福岡サンパレスでディズニー・オン・クラシックを観て来ました。
ディズニー・オン・クラシックを観るのは去年に続いて2回目です。
去年は1階の前の方でしたが今年は一番安い席で3階でした。

オケは東京フィル。
普段はピットにはいってのオペラやバレエ公演の演奏を主に行ってるオーケストラです。
年末のオーチャードホールでのジルベスターコンサートもやってます。

1曲目はディズニーランドのディズニー・ファンティリュージョン。
「ああ~この曲か~!」と聴けば知ってる人も多いと思います。
オケはいまいちな印象。
スピーカーも使ってるので生オケ聴きなれてる人には多少違和感があります。
去年1階で観た時は音がオケがいるステージよりもスピーカーからより大きく聞こえるので違和感ありまくりでしたが今年は3階なのでそれほどでもありませんでしたが。
1部は他にバンビやポカホンタスなど比較的静かな曲中心。
歌もミッキーマウスのマーチ?くらいでした。
ラストはパイレーツオブカリビアン。
いまいちな印象っていうか去年と構成は全く同じです。

休憩はさんで2部。
2部も構成は去年と同じだろうなーと思ってたらやっぱり全く同じでした。
曲と歌手が違うだけです。
去年はアラジン全曲でしたが今年は白雪姫、シンデレラ、眠れる森の美女、美女と野獣からの抜粋です。

ここでやっと女性4人、男性3人の歌手がフルに登場。
声質はどれも映画に似た人を選んでますね。
白雪姫は声は似てるけどちょっと小鳥のような軽さがない感じ。
シンデレラ、眠れる森の美女はなかなか!
ダントツに良かったのは美女と野獣。
映画の冒頭のベルが街の人達と掛け合うシーンや燭台がベルももてなすシーンの曲はなかなか圧巻でした。
白雪姫やシンデレラ歌ってた歌手が街の人達役をするんですがこれがまた映画の声とよく似てるので声色変えるのも出来るのかと感心してましたよ。
でも去年のジーニー役の人みたいな圧倒的なパワーで観客をねじ伏せるような人はいなかったのが残念。
ジャスミン役の人も声がめちゃくちゃかわいくて惚れてしまいそうでしたが。

ラストはこれまた去年と同じ「星に願いを」を日本語バージョンで。
去年も思ったけどこんな事しなくていいから英語で歌手たちに歌って欲しいわ!と思いました。

1部の終わりにサイリウムが発射されて上から降ってくるんだけど臨場感求めるなら1階前方がやっぱりいいです。
3階だとなんか光の点々が打ち出されたなーくらいにしか見えませんから。

九州交響楽団「2007青少年のための一万人コンサート」

2007-08-05 23:04:47 | Weblog
今日はアクロス福岡シンフォニーホールで九州交響楽団「2007青少年のための一万人コンサート」を聴いてきました。

指揮 大友直人

第1部 バースタイン:「キャンディード」序曲
    ドヴォルザーク:交響曲第8番より第3楽章
    マスカーニ::「カヴァレリア・ルスティカーナ」間奏曲
    ベートーベン:交響曲第7番より第1楽章
    プッチーニ:「マノン・レスコー」間奏曲
    チャイコフスキー:交響曲第4番より第4楽章

第2部 モーツァルト:交響曲第41番「ジュピター」より第4楽章
    ブラームス:交響曲第3番より第3楽章
    ブルックナー:交響曲第4番「ロマンティック」より第3楽章
    レスピーギ:交響詩「ローマの松」より「アッピア街道の松」

アンコール ヨハン・シュトラウス:雷鳴と電光

客席はほぼ満席です。
半分以上が小中高生で普段のクラシックのコンサートとは随分違う雰囲気です。
一曲ごとに大友氏の解説がはいります。
まず最初に「沈黙」という事で観客全員で一切音を出さない練習をしましたよw
一瞬ですが満席なのに完全に沈黙状態で気持ちよかったです。
観客からも完全な沈黙状態に「おぉ~」というどよめきがおこってました。
こんなに大勢のお客さんがいるのに一切音がしないというのを体験した事がなかったのでしょう。
続いて拍手の練習。
まずは普通に拍手。
その後気持ちを込めて手が痛くなるほど拍手してくださいと大友氏。
さっきまでの拍手とは全然違います。
そんないつものクラシックコンサートとは全く異なる雰囲気でコンサートは始まりました。

第一部で印象に残ったのは後半の3曲。
ベートーベン:交響曲第7番より第1楽章はたいして期待してなかったのですがこれが凄く良かった!
解説では当然の事ながら「のだめ」の話しが出てきます。
開演前の練習でもフルートがこの曲弾いてると回りの小中学生が「のだめ」だと反応してるのが面白かった。
ここではじめて「ブラボー」が飛び出します。

プッチーニ:「マノン・レスコー」間奏曲はビオラやチェロやヴァイオリンのソロがはいります。
あまり聴いたことない曲ですがしっとりと聞かせる所は聴かせ盛り上げる所は盛り上がる曲で自分好みの曲でした。

チャイコフスキー:交響曲第4番より第4楽章はこのコンサートでも一番良かったんじゃないかと思いました。
でつくづく思ったけど1階後方、特にいわゆるあまやどり席と言われる2階席がかぶってる席よりは絶対に3階席のほうが音は良いですね。
音の抜けは良いし迫力も意外とあります。
この曲に関しては大太鼓が目立ちすぎでシンバルが控えめな印象でした。
シンバルの「シャーン!」という爽快感がいまひとつでした。
ここぞという時はもっとおもいっきりたたいて欲しかった。
逆に大太鼓が全体のバランスから言えば音がでかすぎな印象でした。

2部で印象に残ったのは最後のレスピーギ:交響詩「ローマの松」より「アッピア街道の松」です。
2部はおとなし目の曲が多かったせいか前の小学生は退屈そうに聴いてました。
チャイコとレスピーギはそのままで1部と2部の曲は入れ替えたほうが良かったんじゃないのでしょうか?
後半盛り上がる曲多いほうがやっぱりいいでしょう。
観客の大半は10代なんだし。
それか2部にもう1曲盛り上がる曲を入れるとか。

さてレスピーギですが盛り上がる曲なので前の小学生はそれまで退屈そうにしてたのにこの曲になると前のめりになって聴いてました。
子供は正直ですね。
でもこれもちょっとシンバルが弱い印象。
大太鼓は全体の音量が上がるのでそれまでのと比べて目立ちすぎという印象はないんだけど。

アンコールは予想があたってしまいましたw
こういうコンサートではありがちなアンコール曲なので。
これも大太鼓が全体のバランスからすると音がでかすぎな印象。
それに比べて弦が控えめなのでメロディラインが薄い感じでした。

マスカーニ、レスピーギ、シュトラウスは今年来福した「イスラエルフィル」や「ローマ・サンタチェチーリア交響楽団」も演奏したのでどうしても比較してしまいますが。
やっぱり全体の演奏能力というかテクニックはどうしてもかなわないでしょう。
でも思ってたより九響もがんばってるなという印象でしたよ。
なにより安いですし。
自分は1000円の席で聴きました。