はぎおの「ツボ」note

興味がかなり偏ったはぎおが「ツボ」にはまったことを、のんびりと、時に激しく?!思いつくまま綴ってます…

「ソーシャルネットワーク」

2011-01-23 22:00:12 | 記録:映画

昨年から気になって、前売りまで買っていたら、なんと、

ールデングローブ賞4冠!

そんな話題の映画とは知らなかった。

ネットしてても、SNSとかFacebookとか興味なくてチンプンカンプンの世界だったので、内容についていけるか不安で、今回は「日本語吹替版」で見ることにしました。

 

 

ストーリーはこちら↓(以下ネタバレありです

マーク・ザッカーバーグは、友人のエドゥアルドにサーバ費用などを提供してもらい、ハーバードの学生だけが使える“ザ・フェイスブック”を作る。ザ・フェイスブックはすぐに多くの会員を獲得し、ハーバード大生以外にも人気を広げていた。しかしマークは、「アイデアを盗用された」と訴えられる。そして、サイトが大きくなり、マークが“ナップスター”の創始者に心酔するようになると、親友のエドゥアルドもマークから離れて行く…。(goo映画より)

 

 

いや~さすがネットの世界を描いてるだけあってか、複数の訴訟中の「現在」と、その場で回想される「Facebook創立当時」の場面が交互に変わりテンポが速い「会話劇」なので、最初は付いていくのがやっと(日本語版で正解)。でもあっという間に、数年で起こった出来事に引き込まれていきました。

 

 

この作品は、見る人によってとらえ方がだいぶ違うような気がしたなぁはぎお的には…↓

学生のノリで始まった、SNSがあっという間に巨大企業になり、その中で生まれた妬み、失望…それぞれの思惑が別の方向に向くと友情も簡単に壊れていく。情が入る分、友達や家族でのビジネスの(特にトラブル発生時の)難しさは身近に感じるところもあったので、ちょっと複雑な思いで見てしまった。

 

主人公のマークは、コンピューターの天才(オタク)で、それ以外のことは超不器用で幼稚だからこそ「Facebook」の高度なシステム構築、ネットワークの巨大化だけに目を奪われ、成功とともに多くのものを失った。弁護士が言った「悪い人ではないけれど、悪いように思われる生き方をしている」という言葉がとても印象的だった。

 

共に起業した友人のエドワルドは、経済専門で、裕福な家系から、友人であるマークを財政面・経営面からバックアップしようと懸命になるものの、「ネット社会」のスピードに取り残され、不運続きの結果、マークから解雇されるかわいそうな立場結局、でも、やはり「一生懸命」「友情」「感情」だけでは会社は成り立たない。ちょっと先が読めないところがあったのかなぁ~なんて思ったり。

 

途中、Facebookの経営に加わるショーンは、ネット社会の寵児で、起業家としての感は鋭いものの、過去に何度も訴訟に発展している。マークと出会い、完全にビジネスライクな付き合いでもう一度再起を試み、成功するものの、有頂天さから足元をすくわれ、会社をピンチに陥らせる…ダメダメだけど、どこか憎めないところもあったりして

 

「盗用問題」で訴えたウインクルボス兄弟。ハーバードの中でも家柄の高いエリートで、しかもスポーツマンしかし、マークの登場によって挫折続き確かに話を持ちかけてたのは彼らだけれど、完全に自分たちのステイタスアップのためで、「マークの世界」とはまるでレベルが違う。プライドを傷つけられてからはもう小学生レベルの行動で、学長にまで馬鹿にされる始末。最後は訴訟に持ち込んで和解金を得られたものの、なんだか一番バカバカしくて笑えたなぁ…金銭とは別の、プライドっていうんでしょうか。訴訟社会の象徴のように思えた。双子の設定だけど、性格の違う二人を一人の俳優が演じてたんですね。これは驚き 

 

出演者といえば、ほとんど知らない人ばかり。マーク役は置いといてイケメンばっかり出てくるんですよ(はぎおの趣味とは違う)ただ、出演者を知らない分、「瞳の奥の記憶」同様、真っ白な状態で見ることができたので良かったかも。

ネット社会を象徴する作品だけれど、旧態依然としたエリート社会であったり、「パリ20区、僕たちのクラス」と同様、多国籍社会のアメリカが持つ人種問題がより物語を複雑にし、最後まで目の離せない展開でした。ただ、事情の異なる日本で受け入れられるかどうかはちょっと疑問かと。

監督はデビット・フィンチャー。これまで見てきた映画の中で5本の指に入るほどの衝撃作の一つ、「セブン」の監督さんなんですね。(って、他の4本はすぐ思いつかないけど)さまざまな社会問題をドライに、テンポよく描かれているところはセブンと通ずるものがあったけど、殺人鬼や極悪非道の人物が出てこないのにラストが後味の悪いという点では、今回もかなり衝撃かと。 (プロデューサーには(大好きな)ケビンスペイシーの名前も。そういえば「セブン」で強烈な印象を残しましたよね。)

 

それにしても、成功するということは「孤独」が付きまとうということなのかな…

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8 コメント

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Unknown (KLY)
2011-01-24 01:03:08
「悪い人ではないけれど、悪いように思われる生き方をしている」これに尽きますよね。そしてマークはそれが悪いと思ってないし、どうして悪いように思うのかも解らないんでしょう。別にそれがダメだとも良いとも言えませんけど。
私が感じたのは、それでもそのぐらいの彼でなければ歴史に名を残すぐらいのことは出来ないのかなってことでした。ただお金持ちになりたいならそうではないですけどね。^^;
こんばんは♪ (SOAR)
2011-01-24 19:17:28
出てくるのはいずれも頭のいい若者たちなんですが、人間的に未熟と言うか幼稚と言うか・・・。
そんな人間がビジネスにおいて成功してしまうことの不幸、ってとこでしょうかね。
ITの天才も人と向き合うこと、付き合うことがあまりにヘタで、ラストのあわれな姿が印象的でした。
Unknown (はぎお)
2011-01-24 19:33:50
>KLYさん
こんにちは。
字幕版を見ていないので、翻訳がどうだったかわかりませんが、吹替え版では特に心に残るラストのセリフでした。

「トップに立つ人は常に孤独と隣り合わせ」という言葉をよく耳にしますが、マークは気がつけば孤独になってしまった…そんな印象です。

フィクションに近いとはいえ現在進行形の話ですが、今のマークの心境はどんなものなんでしょうね。
Unknown (はぎお)
2011-01-24 19:41:08
>SOARさん
こんにちは。

>いずれも頭のいい若者たちなんですが、人間的に未熟と言うか幼稚と言うか…

何と言っても「ハーバード」ですから、世界的にも超エリートのはずなんですが、やってることは未熟に見えてしまう。
偶然にも時代の勢いに乗ってしまった若者たちの結末が、あまりにも寂しくて…
吹き替え版! (みんみん)
2011-01-25 01:51:06
はぎおさん♪
吹き替え版なんてあったんですね!
個人的には、字幕版のほうが分かりやすいかも?と思います。
特に知らない単語は音よりも文字の方がイメージしやすいというか。
「排他的」っていうのも、音で聞くよりもイメージしやすくありません?
(映画では“その学生のみに公開”っていう意味で使われてましたが)
私自身はPCが好きなのでいずれの単語も馴染みがありましたが
そうでないと、確かにハードルが高くなるかもしれませんね。

天才と言われる人はある意味社会生活の適応力が低い
人が多いのかもしれませんが、あそこまで
「じゃあお前は自分で作れるのか」
みたいな言い方をしちゃうと、敵が増えますよね。
個人的には弁護士の「悪く思われようとしている」というセリフは
逆に違和感があって記憶に残ってます。
人とのコミュニケーション能力が著しく低いて幼いのであって
狙って憎まれ役をやっている、とは感じられなくって(笑)。
なかなか考えさせられる映画でした。
Unknown (はぎお)
2011-01-25 20:06:16
>みんみんさん
こんにちは。
たまたま、一番近い映画館が吹替え版しかやっていなかったので、あまり考えずに行ってしまいました(^^ゞ
元々吹き替えも好きなのですが、今回は見終わった後字幕版の翻訳がとても気になりました。

>特に知らない単語は音よりも文字の方がイメージしやすいというか

そうかもしれませんね。
機会があったら字幕版を見て、今回との印象の違いを楽しんで見たいです。

>人とのコミュニケーション能力が著しく低く幼いのであって

全く同感です。
人の気持ちに関係なく、自分の道を突き進んだ事が招いたこの結果…
多分、弁護士に言われたあの一言の意味を、マークはよくわかっていないような気がしました。
後になればなるほど、いろいろと考えさせられる映画でした。
トラ・コメどうもです (ひらりん)
2011-01-26 03:18:39
ひらりん的には青春・オタク・訴訟ドラマって感じで観れました。
Unknown (はぎお)
2011-01-26 20:09:05
>ひらりんさん
こんにちは。

>青春・オタク・訴訟ドラマ

その通りですねぇ(^^ゞ
それらの要素が複雑に入り混じって描かれていたような気がします。
若くして世界的に成功したマークのストーリーですが、エリート大学生の日常を描いたドラマでもありますよね。
意外に思ったのは、アメリカの大学も案外伝統を重んじる世界なんだな~って(^_^;)

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