
松澤宥(ユタカ)氏が死去した。
と言っても、殆どの人は知らないと思う。
地元の「芸術家」だが、地元での知名度も、多分大し
たこと無いだろう。
所謂、わけの分からない「芸術活動」をしていた代表
とも言える人なので。
しかし、その独自性は、地元では言わずもがな、国内
でも一部の間以外では評価されてなかったが、世界で
はそれなりに評価されていたのだ。
国内でのコンセプチュアルアートの第一人者、と言っ
ても良いのではないか。
概念芸術。
方向的には、作品という物が消えていく芸術。
典型的な「よく解らない芸術」の代表なのだが、新し
い芸術の地平を切り拓くという意味では、明らかに重
要な位置にいた人である。
量子芸術などというのも唱えていた。
量子の世界と宇宙は、規模があまりにかけ離れてるの
だが、かなり似通った力学の働くところ。
内なる極小宇宙と、無限大の宇宙との融合を、芸術で
果たそうとしていたのか。
正直なところ、その辺は全く解らない。
宇宙などを唱えだすと、「いってる人」に見られがち
だが、そもそも芸術家などというものは紙一重のとこ
ろがある。
普通ではないところがあって当たり前なのだ。
いずれにしろ、孤高の芸術家という名称がぴたりとく
る松澤宥氏の冥福を祈りたい。











私は、彼とはともに仕事はしていなっかたのですが、第一印象として「何かこの世の人間ではない、何も言わないし、かえってそのことが世人離れしていた」というのが、初めてお目にかかった瞬間でした。
その後、いろいろお世話になったのですが、泉水入瞑想台に通われていた当時はかなり体重があった。
その後、いろいろあってかなりお痩せになった。私が記憶しているのは、とにかくその「直観力」です。
すべておみ通し。一発ですべてが見える。
言葉も実は、いらなかったのではないか。
つくづく思います。
早稲田の理工出身ですからね。
当時、謄写版を使って作品作りしていたという目撃談もあります。
いずれにしろ、
「全身芸術家」という称号が似合います。
古いものでサインがなく、2003年に下諏訪の自宅に伺ってあらためてサインをいただいたもの。
どこか美術館(下諏訪にはないかな?)にでも寄託、寄贈したいと思っています。
適当なところをご存じですか。
私は今、大町市に住んでいます。
考えられるのは「駒ヶ根高原美術館」です。
一度問い合わせてみてはいかがですか。
近日中に持参して、話をつめる予定です。
どうもご足労かけました。
私はたまたま下諏訪に勤めていたものですが、その地域での、彼の為した事への余りの無関心さを残念に感じていたものです。
といってわたしが関係者と言う訳ではないのですが、そして諏訪湖博物館が受け入れてくれるのかについても疑問ですが、
いつか地域とからめての彼の所業の検証をしたいと思っています。
ああ、しかし恐らくもう松本市美にご寄贈(ご寄託?)してしまわれたのでしょうねえ。うーん。
彼の芸術の、再検証が地元で為されねばなるまいよ、と思います。